韓国のGSOMIA破棄に関して

 韓国がGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄を決めたことを夜のニュースで知りました。。
 これには本当に驚きました。そんなふうなことを言っているのは知っていましたが、まさか実際にやるとは思いませんでした。文政権というのは、どうしようもないアホとしか言いようがない。そう思いました。
 
 ローソクを掲げたデモで政権を奪い取ったこの革命政権は、いまやマスコミと司法を支配下に置き、私たち日本人には考えられない発想法で我が国に挑みかかっているようです。
 日本の敗戦によって他動的に生まれた大韓民国という国家は、主権国家としてのアイデンティティを欠いた欠陥国として立ち上がざるを得なかったのかもしれません。その不具合と欠陥を人のせいにせざるを得ず、その対象を併合を行った日本とし、誠に無理な歴史の改変と身勝手な歴史教育を続けてきたと言えるでしょう。

 日本が敗戦した時、一緒に戦っていたこの国は、どう血迷ったのか、自分を戦勝国の仲間、連合国のグループに入れてくれるようにアメリカに頼みました。当然断られました。
 また、竹島は自分の領土であることを承認してほしいとも頼み込みましたが、この島は間違い無く、日本のものであると言われました。
 そこで、勝手に境界線(李承晩ライン)を設定し、竹島を自国の島とし、近づく日本漁船を銃撃し、何人もの日本漁民を殺傷し拿捕抑留したのです。敗戦の混乱から立ち直ってもおらず軍備のなかった日本国は何もできませんでした。

 これが竹島問題の始まりです。注目すべきは、アメリカが沈黙を守っていたことです。つまり、竹島が日本の領土であると答えたことは公表しませんでした。
 アメリカは、争いを収めようとするどころか、この二つの国が争うことを望んだわけです。戦争の経験から日本の強さを知ったアメリカは、日本が敗戦のままでいるように、むしろ韓国の後押しをし続けました。だから、韓国はアメリカに利用され続けてきたとも言えます。

 この敗戦後、ずっと続いてきたこの状況を変えたのは、アメリカに誕生した優れた大統領トランプです。えっ、優れた?と皆さんは思われるかもしれません。しかし、おそらく50年後にはトランプは優れた大統領と言われているでしょう。
 第二次世界大戦後に誰も気づかないままに明確になってきたディープステートによる世界支配の流れとしてのグローバル化を押しとどめようとしているのがトランプです。
(ここまで書いたところで、中断し、そのまま一週間以上がたってしまいました)その間には、マスコミはGSOMIAで塗りつぶされたような有様になったようです。

 ここしばらく、手持ちの韓国に関する本を引っ張り出して飛ばし読みしていました。5・6冊以上ありました。テレビも録画しておいてしっかり見ていました。
 こういう問題が起こると発言者の心のうちが透けて見えてくるのは、なんとも面白いことです。
 今回の問題の引き金になったのは、韓国募集工(いわゆる徴用工)裁判での判決です。この判決の根にあるものは、大日本帝国の韓国併合が不法であったとする判断です。韓国併合が不法であったとすると、全てがひっくり返ってしまいます。

 昨日、アマゾンに頼んでいた西岡力氏の新著『でっちあげの徴用工問題』が届きました。なかなかの刺激的な事実を知ることができます。
 2010年5月10日、和田春樹らが発起人となり、「韓国併合」100年日韓知識人共同声明なるものを発表しました。和田春樹というのは有名な反日親韓の東大教授です。彼らは、大々的に宣伝して署名を集めました。
 当時は民主党菅政権の時代で、この共同声明は菅内閣に提出され、民主党は「真剣に受け止め検討する」と答えました。

 この日本側の動きに呼応して、韓国の与野党議員75人が菅首相に、日韓併合条約は「当初から無効」と宣言するよう求める建議文を発表しました。
 あの岡崎トミ子らの強い働きかけを受けながらも、菅直人は日韓議員共同宣言を行うことはしませんでした。
 和田氏らの声明の1番の問題点は、次のように、両国の政府と国民の歴史認識の共有を求めていることです。
 <2010年を迎え、私たちは、日韓併合の過程がいかなるものであったか「韓国併合条約」をどのように考えるべきかについて、日韓両国の政府と国民が共同の認識を確認することが重要であると考える(声明文より)

 驚くべきは、この声明文に署名した日本の知識人が540人を数えたことです。作家・芸術家・映画監督、歴史家、学者研究者、弁護士他、社会活動家、宗教者などにわたります。
 韓国での署名は500名であったそうです。
 このことは韓国では大々的に報じられましたが、日本ではほとんど報道されなかったようです。この540人の人たちが、陰に陽に韓国問題のややこしい状況を作っていったのではないか。そんな気がしてなりません。
 この540名の日本人のリストは、西岡氏の著書の付録に全て挙げられています。西岡氏はネットの動画でこのリストの公開を妨げない旨を明言しておられました。
 改めてこのブログで転載しようと思っています。 

 直近の報道では、文政権の不支持率が50%を超えたそうです。文を取り巻く革命活動家まがいの人たちは、ひどく国際感覚や外交常識、そして経済知識を欠いていると思われます。
 先日の同じ日に行われた反日デモは5万人だったのに対し、反文政権デモでは日の丸の旗も散見されたそうですし、その数は10万人だったといいます。
 我が国では、5万人反日デモは大きく報じられましたが、反文政権デモは全く報じられませんでした。韓国ではその数は三千人となっていたそうです。

 日本は今の態度を決して変えてはなりません。
 20年近くも前、イギリスで聞いた話を思い出しました。
 ロンドンのホテル協会が、各ホテルに配布する冊子に、「日本人客には気をつけなさい」という注意書きを述べたそうです。
 「日本人は、静かで礼儀正しく、ほとんど文句は言わない。しかし、気を許してはいけない。もし不都合をやっていると、もう二度と来ないことを肝に銘じなさい。」
 そうです。これぞ日本人を言い当てていると思います。
 安倍首相も日本人であることをぼくは信じています。

韓国のGSOMIA破棄に関して」への1件のフィードバック

  1. いつもながら,高田はん、は聡明で素晴らしい!意見で、感服するばかりです❗️(^。^)これからも、お体に気を付けて,いつまでも元気に お過ごし下さい 心より願っています。

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