ウィグル人の悲痛な叫び

クリスタン・エズズ(日本ウィグル協会理事)1984年、中国・新疆ウィグル自治区(東トルキスタン)、クチャ生まれ。2005年来日し、2018年に日本国籍を取得。現在は仕事や子育てをしながら、ウィグル人の人権を回復させるための活動に精力的に取り組んでいる。

 今日本中であるいは世界中で、ジェノサイドだジェノサイドじゃないなどと議論している間に、ウィグルではまずフランスの中国大使館が発表した2018年の数字によると、1218万人だよと2020年にはフランスの大使館は1100万人だと言っていると、ウィグル研究家が明らかにしています。

 新疆ウイグル自治区の新疆日報というところも2016年から2019年までの3年間の間に19600人が教育を受けましたという情報を出しているんですね。それを出したのが2020年の11月23日なんです。彼ら自身も470万人以上のウィグル人を再教育させましたという報道をしているし、現在ウィグル自治国には4700カ所の収容所があって、その中には以前小さな収容所だったところを改築して使っているところもあるので、その中で一番ひどいのは、女性を集団レイプしたり、管理している漢人がお金もらったりして斡旋したり、また強制結婚させてりもしている。

 政府は結婚した漢人にはマンションの一室を与える、車を与える。補助金を出す。戸籍などはじめとして色々と優遇処置を与えるなどということをやってるんです。そうしているから純血のウィグル人の赤ちゃんは生まれない。そうやってもう3年もたってるんです。そしての人口が165万人も減っている。中国のデータは都合の良い様に作り替えられるので、実際の数はもっと多いはずです。

 1400箇所の収容所に入れられた男性の一部は内陸部にある警察の下にある場所に移動させられ、臓器を取られる。カシュガルの一個の空港から年間で500名の内蔵が空輸されるという実態、証拠まで出てるわけなんですね。

 今アメリカで証言やってるズムレタウトさん、二日間入院したんです。入院して手術されて、かつてこの人収容された時薬を飲まされたんですね。その薬のせいで彼女の子宮にいろんなことが起こっていて、アメリカのお医者さんは、こんなの見たことない。恐ろしいことだと言ったそうです。他に、強制避妊手術、もう子供産めない様な体にする。これを全土でやっているし、1980年から今までの30年間以上850万人のウィグル人の赤ちゃんが少なく生まれている訳なんです。一人っ子政策だから、あるいは第一子と第二子の間隔が空いていないから中絶を強要された。みんなウィグル人なんです。そういうふうに人口を減らされて、今になってウィグル人の人口は740万人と言っている。4年間の間に急に500万人が消えるわけがない。

 世界のあちこちでジェノサイドだ、ジェノサイドじゃないという議論するというのは、あの百歩譲って、ウィグルとは何の関係もないと思ったとしても、高度な技術使って、DNAサンプルされて、網膜取られ指紋とられ薬の実験台にされて、それ自体が組織化されて、中国がそのデータ持ってて出たのが武漢ウィルスですよね。それにいま中国はワクチン作ります。あげます売ってあげますと言って、そのワクチンの中に何が組み込まれているのか皆さん分からないですよね。

 明日中国語を話さないといけない日本の社会になるかもしれない。皆さん、あるいは日本人の家に知らない数人の人が家に住んで、日本語喋っちゃだめ、中国語を話しなさい。寿司食べちゃだめ畳使っちゃダメ、日本語のテレビ見ちゃダメ、中国語のテレビ見なさい。そういう時代になっちゃうかもしれない。

 なぜかというとウィグルではそういうことをやっているんですね。ウィグル人の家に漢民族住まわせて、旦那さんいるか関係なし女性いるか関係なし、子供いるか関係なし、一緒に寝泊まりしてその中国人と生活しなければいけないんですね。赤の他人と一緒に10日間生活できますか。その中で女の子がレイプされて自殺したケースやら、旦那さんが収容されて奥さんが中国人のものになってしまったというケースはザラにあるわけなんです。

 私の弟がどこかに連れ去られて、4年たって消息は掴めない。そういう証言を行っただけで、私は国家転覆罪という罪状を背負わないといけないんです。私の罪を私の親戚になすりつけて逮捕する。

 私たちに逃げ場はありません。こういう弾圧にハイテクが組み込まれてしまっているのですから。共産党が存在するがぎり、習近平が倒れても別の人が現れるだけです。地球外の星に逃げ出すしかありません。そんなことはできませんが・・・。

ペマ・ギャル歩(拓殖大学国際日本研究所教授・チベット文化研究所名誉教授)チベット文化研究所名誉所長)昭和r28年、チベット・カム地方ニャロン生まれ。34年ダライ・ラマ法王に従いインドに亡命。来日後の48年、チベット文化研究所を設立、チベットの現状理解と日本との交流促進を図おる。また、平成23年のブータン国王来日の際には通訳を務めた。著書に『日本人が知らない中国の民族抹殺戦略 中共はなぜチベットを欲しがるのか』など。

 ぼくはエズズさんの言ってることを100%支持します。

 ぼく自身も兄二人殺されました。一人は餓死させられ、一人は射殺されました。おばあさんもそうです。ぼくのお母さんの妹の子供を殺して、その首を皿の上に置いてみんなの晒し者にしたんですよ。だから現に今起きていることに目をつぶったり、過去のことをなんか言っている人たちは、ほんとにある意味、共犯者と思った方がいいと思うんです。それは何より今起きてることですから・・・。 もう一ついまエズズさんの話ですが、新聞などには出てませんが、僕たちはこの半世紀共産党の圧政の元に暮らしてきて、何かこう感じるものがあるんですよ。

以上は、YouTubeのチャンネル桜「闘論!倒論!討論」(2012/03/12)『ジェノサイド・人権弾圧とマスメディア』の一部を一部を文字起こししたものです。

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