
序章の冒頭のシーンです。
このドラマについては、ぼくはかなり特別な思い出があるのです。
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序章の冒頭のシーンです。
4夜連続のNHKスペシャル「東京裁判」を見ました。
確かにパル判事の主張を取り上げているとはいえ、彼に対する各国判事の対応はなんとなく嘘くさい。インドは独立したかしないかの時期で、白人の宗主国の判事達があれほど立派に振舞うというのは、きれいごとすぎる作り物の感じが否めなかった。
このドラマはNHKの企画原案によるもので、オランダ、カナダとの合同製作を唱っている。とはいえ、これは看板だけで客観性をてらういかにもNHKらしいやり方と思えた。
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先頃からWOWOWであの有名な『沈まぬ太陽』が連続ドラマWとして放送されている。
WOWOWの連続ドラマといえば、他にあの「ツインピークス」の放映も始まった。このいずれにも、ぼくはけっこう特別な思い入れがある。「ツインピークス」については別項に譲るとして、ここではあの『沈まぬ太陽』について書くことにしよう。
1965年の春のことだったと思う。ぼくは京都府山岳連盟派遣の京都カラコルム・ディラン峰登山隊の先遣メンバーとしてパキスタン(当時は西パキスタン)のカラチ空港に降り立った。
確か前年にその規制は緩和されていたとはいえ、スポーツのための外貨の持ち出しは制限されていたから、特別なルートを使って外貨を獲得しなければならなかった。
全ては今では考えられないようなことばかりだった。登山隊の装備は数トンに及び、それは半年前に神戸港を出てカラチ港に入る船便が使われた。隊員は飛行機で南回りのルートでカラチに向かう。
当時はジャンボ旅客機はなかったし、伊丹空港の周りは鉄条網の柵で、見送りの人たちはこの柵の外から手を振ったのだ。
先遣隊は本隊より半年近くも先に出発し、現地の状況を調べたり、船便の到着を待って、陸揚げを行うという任務があった。パキスタン側から同行する軍人の連絡将校と人間関係を作っておくことも重要な仕事だった。ぼくが、初めての外国であるパキスタンに飛んだのは、1965年のことだった。
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『難波金融伝 ミナミの帝王 待つ女』の後半のある喫茶店の場面。左側のポスターに注目!
今月の始めから、CSテレビのTBSチャンネル1で向田邦子のドラマが、2週間にわたって連日放映された。
何度も見たものもあったが、ぼくは大好きなので、連日見ることになったのだが、いつも胸苦しくなり、特に終戦特別企画の作品では涙があふれてきて困った。番組を列挙すると以下のようになる。
向田邦子新春ドラマ
「響子」
「空の羊」
「終わりのない童話」
「小鳥の来る日」
「あ・うん」
さらば向田邦子
「風立ちぬ」
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「オースーッ!」
「オースッ」というかけ声。
「オース」という挨拶。
滅びの道をたどってきた応援団の挨拶である。『あすなろ三三七拍子』(フジテレビ)は、この応援団の消滅を止めようとする「あすなろ学園」の応援団の物語である。
西田敏行演ずる「あすなろ学園」応援団OB会会長は、母校応援団の消滅を食い止めようと、自分の会社の社員・藤巻大介(45歳)にリストラの代りに大学に入学し応援団団長を務めよという社長命令を発する。
柳葉敏郎演ずる藤巻大介が、社長から送られた学らんを着用して登校するあたりから物語が始まる。
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大分前に観た記憶があるのですが、今回改めて『陸軍中野学校』を観ました。チャンネルNECOで中野学校シリーズが連続で放映されたからです。
このシリーズは、1966年〜68年のわずか3年の間に5作も作られています。主演はあの名優・市川雷蔵が一期生として、この有名なスパイ養成機関の卒業生を演じています。
シリーズ5作は次のようになります。
1.『陸軍中野学校』(1966)
2.『陸軍中野学校 雲一号指令』(1966)
3.『陸軍中野学校 竜三号指令』(1967)
4.『陸軍中野学校 密命』(1967)
5.『陸軍中野学校 開戦前夜』(1968)
いづれも、大東亜戦争の勃発直前の状況を描いています。淡々と描かれるその白黒の映像は、不思議な緊迫感があって充分に引き込む魅力を持っています。
1と3はYouTubeに予告編が上がっています。陸軍中野学校予告編(2分37秒) 陸軍中野学校・竜三号指令-予告篇(2分11秒)
1966年といえば、敗戦から21年、サンフランシスコ講和条約から15年も経っていたとはいえ、東京裁判史観が日本を覆っていたと思える時に、どうしてこんな映画が作られたのか、興味がわきました。
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なんとはなしに「トランスポーター3」を見てしまった。
「レオン」のシーン
東京都知事選は、マスコミの予想通りの結果となりました。選挙戦が始まる前の予想通りの結果となったそうで、なんとも盛り上がりのない選挙戦は、近年稀な大雪でほんとにしょぼい結果となったようです。
ぼく自身は、田母神さんが当選したらいいとは思っていたのですが、よほどの風が吹かない限り、これはちょっと無理で、どれだけの票を取るかに大変興味を持っていました。
それにしても、まったくの支持基盤を持たない田母神さんが61万票も取ったというのは、注目すべきことで、世の中の喜ばしい変化を表わしているとも思いました。
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先日、9月の末の日曜日のTBSのテレビドラマ『The Partner』を見ました。
「パートナー 〜愛しき百年のともへ〜」というもので、日本・ベトナム国交樹立40周年スペシャルドラマと銘打たれたものでした。
特に注目したものでもなく、何気に録画してあったのを見たのですが、けっこう感動したのです。それでネットで調べて、かなり大仕掛けなものであることを知った次第でした。
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