安倍さん靖国神社に行く

<今日、天皇陛下は誕生日をおむかえになった。皇居にはたくさんの参賀の人並みができているのをテレビは報じていた。齢は八十歳におなりで、傘寿である。
元気にテニスを楽しまれるのを見て、その元気さに喜びを覚えながら、自分にはとても無理だと思った。
ところで、この日が、東京極東裁判で死刑の判決を受けた7人の日本の指導者が処刑された日であるということを、皆さんはご存知だろうか。よりにもよって、GHQのマッカーサーは、その時の皇太子殿下の誕生日を処刑の日としたのである。そして、その遺骨は東京湾に投棄されたのだ。なぜこんなえぐいことをしたのだろうか。それには理由があった。>
「天皇誕生日に思う」というタイトルで、こんなことを書き始めたのだけれど、急な用事などができて、そのままほっぽり出していた。
すると、突然というか、ようやく安倍さんが靖国神社に出かけた。いづれお出かけになるとは思っていたが、もう少し先ではないかと思っていたので、少し驚いた。そして、とうとう行ったか。よかった、よかったと思った。

マスコミは、中国・韓国は怒っているぞ。米国も失望したといっているではないか。この米の反応は予期せぬ読み違えで、外交的に失敗だ。コメンテーターは、そんなことになったら、その影響は経済に及び、その結果は国民に及びアベノミックスを支持した国民の期待を裏切ることになる。
などなど、ああいい、こういい、大騒ぎで、それはちょうど先頃の特定秘密保護法の時と酷似しているようである。
その国力の減衰に伴って、米国は中国に強い態度を取れなくなっている。韓国は態度を変えて中国に寄り添いだした。ここに米・中・韓に対する日本の孤立が強まったなどといわれている。
しかし、そんなことは、今に始まった事ではないのである。ぼくはそう考えている。

日清・日露の戦争に勝利した日本を列強は驚きの禁じ得なかったし、東アジア・東亜の国々いやもっと広く汎アジア・大東亜の国々は、有色人種も白人に対抗できるどころか、勝ちうるのだという信じられない事実に驚愕しまた勇気づけられたのだった。
これに対して、恐怖にも似た対抗心を持ったのが米国だった。欧州の国々は、すでに植民地を経営する経験を積んでいたが、アメリカは未熟であり、口先では解放したとはいえ、実質的に黒人奴隷を所有していた。
日本の唱える有色人種平等の精神を認めてはならない。日本の思うようにしてはならぬ。
それには、日本に歯向かうものたちを助けなければならぬ。かくて、アメリカは毛沢東だけではなく蒋介石をも支援することになった。

日本憎しに凝り固まったのは、ルーズベルトとチャーチルだったといえる。この二人はともに白人至上主義者だった。日本は不運な歴史の展開で戦争に引きずり込まれ、驚くべき強さを発揮したが、本土決戦に至る以前に昭和天皇の御聖断によって、戦争終結を決めた。いわゆるポヅダム宣言の受諾である。
ポツダム宣言は、降伏条件を列記したものであって、<ポツダム宣言を受諾して無条件降伏した>というのは明らかな誤りである。
しかし、トルーマンは、無条件降伏と見なした対応を取れと、国際法に反する訓令をマッカーサーに発していた。すでにこの時からアメリカの対日政策は変わらないともいえる。

歴史上例を見ない極東軍事裁判がまったくの復讐劇として行われた。そこでは、初めて戦争が犯罪とされ、戦争犯罪人という歴史初の名称が使われた。
戦勝国が裁判という形をとって敗戦国を断罪するという復讐が行われるとともに、広島・長崎の被害者と同数の南京虐殺事件が創作された。さらに、いわゆるウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(日本弱体化政策)が緻密に実行され、それは6年後のサンフランシスコ講和条約締結まで続いた。つまり普通にいう終戦で戦争が終わったわけではなくて、戦争はサンフランシスコ講和条約まで続いていたといえるのだ。
あまり知らされていないのだが、この間の日本女性の米兵による強姦被害は2万件に及ぶという。

欧米やその他の連合国に取って、日本は強くなってもらっては困るのだ。その国の形・国体は、天皇を頂く世界最古の国民国家であり、どこをとっても優れているといえる。
たとえば、あまり知られていないことなのだが、銃器についてこんことがあるのを最近知った。種子島銃と呼ばれる火縄銃が伝来した。領主は直ちに刀鍛冶に同じものを作るように命じた。そして見事なコピーを作ったのだ。
これは、たちまち日本中に広まった。先の『八重の桜』にも銃器が登場するが、どこで作られていたかには触れない。銃器の大生産地は、信長の時代から、あの『黄金の日々』で描かれた堺であって、ここで銃の大量生産が行われていた。その大量生産の秘密は部品の規格化と分業だった。分業システムを案出したのは世界初だったといえる。当時日本の鉄砲保有数は、欧米に匹敵していたといわれる。

たった2杯で眠りを覚まされ、夜も眠れなくなったとされる上喜撰(蒸気船)にしても、実際は驚いたにしても、日本人はすぐに同じものを作ろうとし、実際に作ったとされている。
今日のスポーツにおいても、日本は強い。欧米はルールを変えることでなんとしても日本に勝たせないように考える。
先頃の大災害における日本の民衆の行動は、世界中の人々を驚嘆させたといえるが、それはまた同時におそれを抱かせたともいえるのだろう。

国連と称する先の大戦の戦勝国会議は、日本をあくまでも敗戦国として扱うことをよしとしているといえる。
植民地を有した欧米列強にとっては、それを瞬く間に奪い取った日本は、まぎれもなく侵略国なのであった。その後相次いで、植民地が独立する世界の風潮が形作られ、独立してできた國は100に及ぶようである。
日本人はみんな日本がアジアの国々を侵略したと思い込まされているが、日本が欧米の國のような形で侵略した國はない。
それどころか東南アジアの国々は、日本軍によって解放された。大東亜戦争終結後も日本の軍人は、現地に残って独立戦争に協力して戦った。
中国には進出はしたが、つぶさに検討するとそれは侵略とはいえないし、植民地支配などというものではない。また朝鮮は日本軍とともに戦っていて、日本の敵国ではなかった。

つまり、アメリカやイギリスは日本に侵略されたと思った訳だし、いまも深層心理としてその考えを変える気はないのだろう。南京大虐殺で30万いや50万を殺したとして、チャイナが日本からお金を引き出して記念館を建て、世界遺産指定を目指している。韓国は従軍慰安婦をでっち上げ、その数はどんどん増えて、いまや数十万人となった。さらに、新たに東京大震災時の「鮮人大虐殺」のでっち上げを目論んでいる。
彼らは歴史認識という言葉を頻繁に使うのだが、歴史認識は國によって異なるものである。日本人にとっての「アジアの解放」という歴史認識は、植民地保有国に取っては、侵略という認識になる。
歴史認識の統合を目指して、共同研究を行うという考えを持つ学者がいるようだが、頭がおかしいとしか考えられない。

アメリカに取っては、チャイナは昔からの黒人奴隷に替わる労働力の供給地であったし、今日では経済的に安い製品を作る工場であり、植民地時代のように製品を売りつける供給地なのである。そういう人たちを仕切る共産党という独裁政権と手を結ぶことは理の当然である。日本を弱体化させることなら何でも歓迎というわけである。
などと考えれば、安倍首相の靖国参拝を国際問題にしたいのは誰かがはっきりしてくる。それはともに国益なのである。チャイナが滅びるとか分裂するなどという人がいるが、そんなことにはならない。そうなったら困る國が助けるように動く。北朝鮮も同じである。

考えてみれば、30万の非戦闘員を殺した広島・長崎や、一夜にして10万人を超す都民が焼き殺された焼夷弾爆撃などなど、アメリカが行った国際法違反の非人道的戦闘行動は、アメリカの原罪として存在し、それを正当化するため、さらに東京裁判の虚構という歴史を正当化するためには、日本が南京大虐殺を行ったことや従軍慰安婦という性奴隷を虐待した歴史の虚構を定着させる必要があるのだと考えられる。
犯罪人は犯罪人とし続けねばならないし、そこにお参りをすることは許せないなどという、なんとも理屈にもなんにもならないような理屈が出来上がるのでしょう。

こうしたことは、安倍さんは百も承知のはずである。だからコメンテーターの先生がいう如く、個人的な感情で参拝したのではない。彼のいう戦後レジュームとは、国際的なものなのであり、それからの脱却は日本の自立・独立のスタートである。日本国民は彼を支持し励まさねばならないと思うのだ。