新型コロナウィルスの話

 「カラコルム・ハイウェイの旅」の続きを書かないといけないのだが、その暇がない。理由は、コロナウィルスのニュースを追うのに手いっぱいで、余裕がないのだ。
どんどんと状況が変わるので全く目が離せない感じなのである。
 そうした中で、だんだんはっきりしてきたことがあるように思われる。
 まず、最初の報告は昨年末の12月はじめに最初の報告があったが、この武漢からの報告をチャイナは公表しなかった。むしろ隠蔽に走り、発表は1月になってからだった。また、武漢の市場からの感染とされたが、どうやら最初の患者は武漢市場に行ったことはなかった。
 最初から人→人感染だった。

 日本のマスコミは、この伝染病を新型コロナウィルスと呼んでいるが、有名なSARSもMARSもいずれもコロナウィルスであり、だから「新型」を冠しているわけだ。
ぼくが思うには、これは武漢肺炎と呼ぶべきで、その病原体が新型コロナウィルスなのである。どうして武漢肺炎と呼ばないのかというと、それは日本のマスコミのチャイナへの忖度ではないかと思われる。
 この新型の他のコロナウィルスに見られない特徴は、潜伏期においても感染すると言うこと、またさして致死率が高くないことである。
 ということは、パンデミック(感染爆発)を引き起こす条件を見事に備えていると言える。

 独立行政法人経済産業研究所上席研究員の藤和彦氏の試算によれば、今の増加状況から試算すると、2月20日には感染者は1億を超えると言う。そして5月か6月にピークを迎え、7月ごろに収束に向かう。
 習近平の国賓来日は間違いなく延期になる。大変喜ばしい予想である。問題はオリンピックがどうなるか大いに気がかりなところである。
 今の所、日本での死者はないのだが、そのまま済むとは考えられない。武漢から来日した中国人は1万人と言われており、日本における感染者は今月中に大量に発生すると思われる。死者も増える。

 ところで、毎年の流感の感染者数は何人かご存知だろうか。なんと一千万人なのである。そして死亡者数は1万人である。
 今年は、例年に比べ、流感の罹患者数が大変少なく、約3分の1なのだと言う。
 これは、暖冬の所為だとも言われるが、やはり武漢肺炎の報道と手洗い奨励のキャンベーンの成果だと考えるの妥当である。
 このウィルスは空気感染はしないので、楽に息ができるマスクなどはあまり効果的ではない。発症している人が咳の飛沫が飛ぶのを防ぐ時にのみ効果があると行っていい。ただ、マスクをしておれば、無意識に鼻や口に触ることを防ぐ効果はある。問題は目である。マスクは目を覆わない。
 手では顔に触れないようにする。特に目をこすらないように注意すべきである。

 大変な問題が起こった時あるいは緊急事態の時に人の本音が見えるものである。これは国であっても同じである。
 今回の武漢肺炎によるパンデミックは、日本の国のありようを明らかにすることになるだろうし、政治家の正体を暴き出すかもしれない。
 そう言う意味においても、ますます目を離せない事態が進行中なのである。

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