GSOMIA破棄の後は?


 ここしばらく、メディアで取り上げられ続けていた韓国とのGSOMIA問題は、予想通り廃棄が見直されることなく、あと2・3日で廃棄されるようです。
 GSOIMIAというのは、軍事情報包括保護協定のことで、2國間で軍事情報をやり取りした場合、それを他国へ漏らさないことを主体とした協定です。
 日本は7カ国と韓国は21カ国と結んでいます。アメリカに至っては60カ国です。
 日本は韓国と2016年11月23日にこの協定を結びました。毎年自動更新されることになっており、止める場合には90日前に通告することになっています。
 それで、日本が輸出管理を見直したのを受けて、突然廃棄を通告してきていたわけです。

 軍事の専門家でないぼくたちには、あんまりよく分からないので、マスメディアやネットで流れる情報を知ることになります。
 それでわかることといえば、だいたい次のようなことでした。
 これがなくなっても日本はあんまり困らない。困るのはアメリカだ。だから韓国は、止めるぞといったら、アメリカがいつものように、日本に働きかけてくれるだろう。そう踏んだのだけれど、思惑がはずれた。
 あの国の気性からいって、日本が歩み寄らない限り、撤回することはまずないだろう。そうぼくは思っていました。

 今ひとつよく分からなかったのは、どうしてそれほど、どんな具合にアメリカが困るのかということでした。いろいろ調べてみてぼくに合点がいったのは、こんな理解でした。
 アメリカがアジアの安全保障を考える上で最重要なのは、米日韓のタイアップで、この三國のGSOMIAはいってみれば、この間を繋ぐ情報の高速道路みたいなもので、日韓のGSOMIAが無くなると、高速道路の一部がなくなったようになる。
 軍事情報を観察分析しコントロールしている米国は、切れた高速道路間を一般道路に切り替えないといけなくなる。その道路は輻輳しているから面倒で効率も悪く、コストもかかる。安全保障上で大問題だ。いわゆる交通でいうミッシング・リンクとなるということなのです。

 あの国の気性からいって、自分からこれを引っ込めることはないでしょうし、これまでのように日本が譲歩することもない。
 だから、GSOMIA破棄はもう変わりません。では、それからどうするのか。一番いい方法は、アメリカが音頭をとって、ちょうど第二名神のような、別の新しいGSOMIAみたいなものを作ることではないか。ぼくはそんなことを考えます。

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