コロナ禍の半年(最終)

 7月の終わりになっても武漢ウィルスは世界中でその蔓延をやめようとはしないようだった。また我が国のメディアも依然として拡大を連呼してその恐怖を煽る報道を続けていた。例えば、ある日のニュースの見出しは、「感染拡大続く。今日も最大感染者数更新」だった。それで続く本文を見ると、感染者数は昨日よりたったの1名の増加だった。1名でも確かに増加は増加だ。しかしこの見出しの付け方はおかしい。感染者とはPCR検査で陽性になった人とされているようだが、喉粘膜にウイルスが存在したということが感染と呼べるのかという問題がある。それが証拠に感染者の半数が発症しないという。
 恐怖を煽るという点では、NHKスペシャルの番組はとんでもないと思うことが多い。
 例えば、BS1スペシャル、シリーズ人体「驚異の免疫ネットワーク〜新型コロナとの戦い〜」。人体の免疫システムを説明するのに、ここまで恐怖の扇動を行う必要があるのか。鮮明なカラーグラフィックで描かれるミクロの世界はそれなりに美しい。喉から続く気管の絨毛が示される。その絨毛の蠕動によって、異物の肺への侵入が防がれていると説明される。
 ところが、球状で周りにスパイクという針をつけたコロナウィルスは、絨毛をすり抜けコロコロと転がって肺胞に達する様が描かれる。そして肺胞の細胞に侵入する。この時のウィルスの球は異常に大きく、おそらく1万倍くらいに描かれる。吸い込んだウィルスがそんなに真っ直ぐ肺に達するのか。これはまるでSF映画で、フィクションどころがフェイク動画とぼくには思われた。
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コロナ禍の半年(5)

 PowerbookもWindows10も軽く速くなるとぼくも浮かれた気分になった。
そして次に取りかかったのは、ネットメディアやテレビ動画にかかったpcrmプロテクトはずしのソフトのインストールと、Photoshopなどアドベ関係のソフトの取り込みで、これには長い時間を要した。かつては/etc直下のhostフォルダーを書き換えるという方法が取られていたが、月毎課金のやり方になった最新のシステムではこれは通用しなくなった。

MacBookProのデスクトップ Microsoft officeも最新にした

 以前は、こうしたものはインストールするだけで、滅多に使うことはなかった。その理由がその遅さだったということが今になってわかった。三週間以上かかってマックとウインドウズのいずれにも導入が成功した。
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コロナ禍の半年(4)

全体の印象はずいぶんスマートでスッキリしたが、重さはほとんど変わらない。

 ようやく届いた MacBook Proは見惚れるばかり美しさだった。ディスプレーの蓋も本体もほぼ半分と思えるくらいに薄くなってすっきりしていた。本体底面の両端には細い裂け目が入っていて、それが巧みな滑り止めに働いていた。
以前と異なり、あのブウォーンという起動音はしなくなっていた。   蓋を開けるとすぐ画面にアップルマークが現れ、起動中であることを示す。キーボードの最上段にはファンクションキーに当たるマークが並んでおり、右端には起動と指紋称号用の四角いボタンがあった。
 起動して最初にする作業は、Time Capsuleに保存されているデータを取り込むことだった。これはMacBookが指示してくれるので、それに従うだけだった。これにはやたら時間がかかり30数時間を要した。ようやく終わったと思ったら、再度やるように指示が出たりで、このデータ移行だけに3日ほどかかった。この間は、Windowsマシン整備をやっていた。
 MacBookProは驚くべき速さで動くようになっていた。ほんとにあっという間に立ち上がるようになった。
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