アナログ機器で地デジが見れる

アナログ対応のTVやDVDレコーダーで地デジが見れるの知ってますか?
いやぁ、ぼくも今まで知らなかった。
地デジに切り替わって、大分経ちますが、当初からもう写らないはずの機器でちゃんと写るのが不思議でした。
ぼくは、3台のレコーダーを古いソニーのハイビジョン対応のテレビに繋いで使っていました。

地デジ対応処置として、CATV(ケーブルテレビ)に加入しました。その時について来るデジタルチューナーで受信し、これをレコーダーにライン入力して録画する。このやり方を目論み、新しい機器を購入しないままでやっています。
ところで、このやり方だとそれまでの地デジチューナーの入っていないDVDレコーダーでは、受信や録画は出来ないはずだったのです。
ところが、ちゃんと受信も出来るし、録画も出来る。どうも納得できなかったのですが、出来るんだから文句ないではないかと今まで過ごしてきたのです。
それが、いま理由が分かりました。
平成22年3月 総務省情報流通行政局 地域放送推進室のサイトを見て下さい。

総務省情報流通行政局 地域放送推進室のサイト
冒頭には、こんな風に書いてあります。
ケーブルテレビにおけるデジアナ変換の暫定的導入について
ケーブルテレビのヘッドエンドにおいて地上デジタルテレビ放送をアナログ方式に変換して再送信する「デジアナ変換」は、デジタル化対応の検討が進まない共聴施設のデジタル化に関する住民等の合意形成を加速化させるとともに
・使用可能なアナログ受信機を地上アナログ放送終了後も継続して使用したいという視聴者要望への対応
・ 2台目、3台目を含むアナログ受信機の買い換えに要する視聴者負担の平準化
・アナログ受信機の廃棄・リサイクルの平準化 等に寄与するとが期待
このため、平成27年3月末までの暫定的措置としてデジアナ変換の導入を促進することとし、本年2月19日、国がケーブ ルテレビ事業者に対し導入を要請。
一方、ケーブルテレビ事業者にとって、①ケーブルテレビの帯域を大幅に占用するため、多チャンネル化やハイビジョン化 への障害となること、②導入費用の回収が困難であること等から、平成22年度政府予算案に、共聴施設の巻き取りを行う 場合のデジアナ変換の導入についての支援措置が盛り込まれているところ。

デジアナ変換の暫定的導入に関する要請の概要
1 要請先 ケーブルテレビ事業者 (有線テレビジョン放送事業者、電気通信役務利用放送事業者)
2 要請日 平成22年2月19日(金)
3 要請内容
(1) デジアナ変換の暫定的な導入
地上デジタル放送への移行や地上アナログ放送終了のための環境を整備する観点から、デジアナ変換の暫定的 導入について検討すること。
① 実施期間は、平成23年(2011年)7月24日までのできるだけ早い時期から、平成27年(2015年)3月末までとすること。
② 導入にあたっては、視聴者が利用しやすいサービスメニュー、提供条件等について合わせて配慮すること。
③ また、現行のアナログ放送と同一のチャンネルによるデジアナ変換の信号の送信を実施できない場合には、視聴者へのチャンネル設定変更のサポートについても十分に配慮すること。
(2) デジアナ変換を導入しない場合の対応
業務区域内の視聴者のデジタル対応が既に相当程度進展していたり、混信障害のおそれがある等の理由により、デジアナ変換を導入しない場合においては、例えば、必要に応じて視聴者が利用しやすい条件で簡易チューナーを提供するなど、地上アナログ放送終了後の視聴環境を確保するための措置を講じるよう検討すること。
(3) デジアナ変換の導入等に関する対応方針の調査
デジアナ変換の導入計画の有無やその内容、導入しない場合の対応策等についての調査に協力すること。

 いろいろ書いてありますが、ケーブルテレビには、地デジをアナログに変換した情報が送られているということで、アナログチューナーは働くのです。
 この放送の画面右肩には、「デジアナ」という表示が出ます。
 こうした受信では、番組表の画面は出ますが、番組名の所にはすべて「アナログ放送は終了しました。」の文字が出ます。でも各番組の時間の情報は入っています。
 この処置は、2015年まで続きますから、当分の間いままでの機器を使えるようです。

 知らなかったのは、ぼくだけかも知れませんが、疑問が解けたので報告します。

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