【討論!】「サブカルチャーの現在」を見る

SakuraTitle 桜チャンネルの討論番組「サブカルチャーの現在」を見ました。桜の討論番組は、どれでもそうなのですが、3部に分かれた3時間の長さで、民放やNHKとは違って討論らしい議論が、ゆったりと続きます。これに比べると、長さだけは同じとはいっても『朝生』などは、まるで小学生の口喧嘩に悪のりした、あまり賢くない担任教師が一緒になってふざけているように思えてきます。
 先日の『朝生』では、田原総一郎氏は、「国家は必要ない。公共が必要なのだ」と宣われた。この人は、みんなの本音を引き出したり、議論を盛り上げる為に、好き勝手に心にもない発言をするという自己弁護の逃げ口上を用意しているらしいのですが、如何せんその卑怯さに隠された本音をつい吐いてしまうというお粗末を繰り返しており、その迷走する番組をパネリストが必死に引き戻したり、フォローしたりしています。
 それにしても、国家観のない人にどうして国益を考えることが出来るのだろう。そういう人は、不思議に「生活者」という言葉を使う。どうも国民という表現自体がが嫌いらしいのです。国民も嫌いだし、国家はもっと嫌い。国家がかかわるもの、たとえば原発はアプリオリにキライで原発反対となるのでしょうか。このことについては、別の稿に改めて書くつもりです。
 それにしても、『朝生』はまるで、耄碌老人の介護番組と化しているともいえる惨憺たる状況を示しているようです。先日の番組を見て格別その感を深めた次第。
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