「反日の國」韓国と「売国無罪の國」日本と

 あの痛ましいセウォル号の事故以来、韓国は前にも増しておかしくなってきているのではないか。韓国という國はどうも普通ではない。
 今回の産經新聞のソウル支局長が起訴される事件が起こって、特にそんな感じが強くなってきました。
 民主党政権時に「朝鮮王室儀軌」という韓国の歴史的文書を返してくれと日本に要求してきました。この文書は複数個のコピーがあり、フランスにもあります。フランスは奪い取ったのですが、日本の場合は朝鮮が日韓併合後に宮内庁に献上したものです。
 朝鮮戦争で燃えたかどうか知らないけれど、自分の所にはなくなったから返せなどというのは馬鹿げています。当然フランスは拒否しました。ところが、バカな管総理は返しましょうと答え、返してしまったのです。
 贈ったものを返せなどという常識はずれの輩に対応したのがどうかしているのです。それにしても、返してもらったことを感謝するどころか、反対に日本から盗んだ経文や仏像を返す必要がないという司法判断が下されています。

 今回のソウル支局長起訴事件からも推定できるように、あの國は司法の独立がなく、司法・行政・立法の三権分立が完全ではない。司法と行政が引っ付いていて、司法の判断は世論の動向によって揺れ動くのだそうです。
 でも、その世論はなぜそんなに反日なのか。それは学校教育にあるといえます。では、小学校や中学校でどんな教育が行われているのか。
 それを明らかにしたいと思います。
 まず竹島問題について取り上げます。竹島は韓国では独島と呼ばれています。
 小学校の教科書で、竹島(独島)について、どんな風に書いてあるかを見ることにしましょう。

韓国小学校教科書 竹島に関して10ページに及ぶ記述がある。

韓国小学校教科書
竹島に関して10ページに及ぶ記述がある。

 中学校の教科書を日本と韓国とでどう違うかを見ます。
 まず日本。竹島についての記述は次の一行のみです。「竹島は島根県隠岐の島町に属する日本固有の領土です」
 たったこれだけ。いってみれば不法占拠されてる訳ですから、これはあんまりでしょう。
 日本の1・2行の記述に対し、韓国は10ページに及ぶ詳細なものが写真入りで成されています。内容を要約すると「独島は早くから我が国の領土として伝わってきた。日本は日露戦争中に一方的に独島を彼らの領土に編入してしまった。」ということが、詳しく書いてあるようです。しかしこの内容は全く正しくないでしょう。一方的に李承晩ラインを引き、漁船を拿捕し、漁民を大量に抑留し、竹島に軍隊を常駐させてしまったのですから。

独島副読本、170ページ

独島副読本、170ページ

 さらには、副読本があります。それは170ページに及ぶもので、地理・地形・植物・動物などを含むあらゆることが書いてあります。副読本表題
その表紙の表題は、「独島よ 愛している」です。
鳥類・魚類などの図鑑

鳥類・魚類などの図鑑


独島を奪い返す模様が描かれているようだ。

独島を奪い返す模様が描かれているようだ。

寸劇

寸劇

 

 独島のカリキュラムには「寸劇」が入っている。これは定められたストーリーに従って寸劇を行うというものです。
 そのストーリーというのは、独島は日本に強奪されますが、韓国はこれを国際裁判に訴えて、勝って取り戻すという話で、裁判のやり取りも含まれています。
 これは全くとんでもない筋書きといえます。韓国は国際裁判で争うことを拒否し続けているのですから。

DokutoClub さらに韓国の中学には「独島部」というクラブがあります。ソウル市・バルサン中学校「独島部」の場合、
部員数は100人以上です。
顧問は社会科の先生が務めることになっており、竹島の模型作りから始まって、
様々な活動を行います。
 ここでは、社会科の女性の先生が次のような講義を行っていました。
 「尖閣諸島も中国と日本の間で大騒ぎになっています。中国は手強い相手です。最初は日本が強い態度を取るかに見えましたが一歩後ろに退きました。
その腹いせを韓国にしているのです。」

竹島授業風景

竹島授業風景

 独島(竹島)の授業の最後には次のような「独島は我が領土」という歌を斉唱します。
 その歌詞はこんなものです。
 ウルルン島の東南
 船に乗って200里

 ぽつりと浮かぶ
 鳥の故郷

 誰がどんなに
 自分の領土だと言い張っても

 独島は我が領土

 この歌は小学校で教えられるので、韓国人でこの歌を歌えない人はいないということです。
小学6年生のカン・ミンホ君

小学6年生のカン・ミンホ君

 こうした強い刷り込み教育によって、低学年から竹島(独島)に対する考えが確立するようです。たとえば、小学6年生のカン・ミンホ君は次のように述べます。
 「独島は韓国の領土だと主張したいです。
なぜなら独島は1000年の歴史を我が国と共にしてきました。 
李氏朝鮮の時代に世宗大王が「独島は我が領土である」と宣言しています。
それなのに日本が自分たちの領土だというのは話になりません。」
 一方日本の場合、中学生ですら竹島という名前を知らないのが普通のようです。稀に知っていても、「竹島には韓国の兵隊がいることは知っているがそれ以外は知らない。」という状態です。これはまあ、教えていないのだから仕方がないことといえます。

 ここまで、「竹島問題」について韓国の教育を見てきました。次に「韓国併合」について見ることにします。韓国併合は正確には「朝鮮併合」というべきです。なぜなら、当時韓国という國はなく朝鮮半島は朝鮮でした。大東亜戦争終結後の朝鮮戦争によって、朝鮮は南北に分断され、その後南朝鮮は韓国と名前を変えたのです。日本では、南鮮と呼んでいましたが、日韓講和条約後は韓国と呼ぶことになりました。
 さて、併合は両国合意の上の併合であって、日本が朝鮮をソ連の脅威から守るため半ば求めに応じて行ったのであって、通説のように植民地を作ったのではありません。世界中どこを探しても、植民地に帝国大学を作ったり、その国の国民を自国の士官学校に入学させたりした國はありません。日本がどれほど朝鮮の近代化、文明化に貢献したかはデータが明らかにしている通りの事実です。
 しかし、そうした事実に目を閉ざし、マルクス史観の枠にねじ込んで「植民地支配」を唱える日本人がいるのです。敗戦後から現在にまで至る学者やマスコミの行動は、今回の朝日新聞捏造問題でだんだん明らかになってきています。
 
 では「韓国併合」について、両国の教科書を比べてみましょう。
 まず日本の小学校教科書から。
 「日露戦争に勝利した日本は、1910年に人々の抵抗を軍隊でおさえ、韓国を併合しました。植民地となった朝鮮の学校では、朝鮮の歴史は教えられず、人々のほこりが深く傷つけられました。」
 出鱈目とはいわないまでも、正しい記述とはとても思えません。
 韓国の小学校教科書はどうなっているのか。
 その記述はなんと10ページにも及んでいます。記述の主旨は次のようなものです。
 「日本は1910年に完全に國を奪い我々は武力を使わずに独立運動を行ったにも関わらず、多くの人を殺し家を焼き払うなど残忍な弾圧を行った。」
 このプロパガンダともいえる内容を暴くことは、本稿の主旨ではないのでやりません。しかし、今の日本人でこんな記述をまともに信じる人はどんどん減っていると言っていい。そう思います。

 韓国小学校には疑似体験教育
と呼ばれる特別のカリキュラムがあります。それは次のようなものです。
「もし、自分が日本の植民地時代に生きていたら、日本にどのような方法で抵抗したか話し合ってみよう」
「自分が独立戦争に参加したと思い、そこで経験したことや感じたことを想像して書いてみよう」
 このカリキュラムはとんでもない。間違っている。そう思う日本人は沢山いると思います。たしかにこのカリキュラムが、日本敵視を目指しているとしたら大いに問題ではあります。
 しかし一方でぼくは、国防教育としては否定しません。スイスの国民全てに配布されているスイス政府発行冊子の『民間防衛』には、外国軍に占領されたときのレジスタンス活動の方法が詳しく書いてあります。
 日本には中国の脅威が厳然と存在することを知らねばなりません。50年後か100年後か、それは分からないけれど、将来かならずそういう状況が起こると考えるのが、普通の考えだと思います。だから、この点は韓国に学ばなければいけない。いろんな意味で想像力を豊かにすることは、大変重要なことだと思うのです。

 こうした教育を受けた韓国国民は、否応無しに反日意識を持った韓国人となるに違いありません。今の韓国には、反日でないといけないという空気がある。それは一種の全体主義ともいえるものだと思います。全くのでっち上げの歴史が堂々と語られています。
 それが間違いであるということを証明する歴史的な本などを韓国の学生は読むことが出来ない。漢字が読めないからです。今の大学生は、自分が教わっている先生が昔に書いた本を読むことが出来ないのです。
 1960年代には、韓国の新聞はハングル文字に漢字が混じって書かれていました。だから、その当時、ぼくも経験がありますが、飛行機に置いてある韓国の新聞を手に取って、記事の概要をほぼ知ることが出来ました。漢字だけを辿って内容を類推できたのです。
 漢字の使用を止めたということは、日本でいえば新聞が全部平仮名で書いてあるというのと同じです。
 ハングルだけで書かれた嘘っぱちの歴史を鵜呑みにする。歴史的な書物を読めないので、真偽の検証などで来ません。しかし、慰安婦の強制拉致を述べた吉田清治の本は、反日日本人が早々とハングルに翻訳してくれました。

 反日教育を受けた韓国人が日本に来て、一様に驚くことは、教えられ考えていた日本人と実際の体験との大きな落差だとききます。彼らは一様に日本が好きになるようです。それは当たり前の話であって、別に喜ぶほどのことではありません。仲良くつきあえばいい。ただ考えておくべきことがあると思います。チャイナには中華思想があるし、韓国には日本のものとは異なる儒教思想がある。彼らは日本人とは、顔かたちが一緒でも、考えは異なる外国人です。

 日本と韓国、あるいは日本人と韓国人は、他では見られない歴史的に特殊なつながりがあります。日本が戦争に負けた時、日本にいた朝鮮人(韓国人)は、日本に留まるか祖国に帰るかの選択を迫られました。日本に居残った人は、いわゆる在日韓国人となりました。現在は二世の時代ですし、ほとんどがハーフです。彼らは日本に生まれ、日本語を話し、日本人と変わる所はないと言っていい。
 しかし問題は国籍です。韓国籍のまま参政権を持つなどということが可能な訳はありません。日本国籍を取って初めて日本人となる。このことをしっかり認識すべきだと思うのです。

 日本はまれに見る自由な国で、その証拠には日本人を拉致した國の元首の肖像を掲げた学校が、民族教育(反日教育を汲む)を行うことも許されるばかりか、日本の学校と同等の援助を受けることが可能だったりする。通名という一種の匿名が可能であったりもします。
 そうした反日教育を受けた人が反日活動を行っても罰せられることはないようです。
 GHQの占領期に日本を覆った自虐的風潮という空気がそのまま続き、世界が変わっても、いまなお同じように日本が滅びてもいいと考えるような言動をなす知識人が沢山いるようです。左翼やリベラルと称せられる人たちです。そうした思想の巣窟ともいえる朝日新聞が、何十年にも渉る反日捏造報道を行っていたことを認めざるを得なくなり、批判のやり玉に上げられています。

 日本と韓国の特殊な関係は、終戦直後から始まりました。日本は韓国に多大の援助を行いました。その筆頭に立ったのは自民党でした。彼らの行った莫大な金銭的援助などの内には利権が介在し、そうした政治家はそれなりのキックバックを得たと考えられます。このことは対チャイナに関しても同様で、そういう意味で、親中派・親韓派といわれる政治家は全てではないにしても、みんな後ろ暗い歴史を抱えているのではないか。そして、平気で反日的言動を行うようなのです。
 民主党の大物議員だけではなく、保守本流を自認する自民党政治家も決して例外ではない。ひどく国益を損なうような言動も大きな批判を受けることはありません。だから日本はいってみれば、「売国無罪の國」といえるのではないでしょうか。
 日本人も在日外国人も等しく、国益を毀損したと考えられる時には罰せられなければならない。そうした考えが確立して初めて、本当の意味での日韓友好が成り立ちうるのではないか。日本は「売国有罪の國」になってはじめて普通の國になるのではないか。
 拉致問題に関していえば、日本は拉致を行った犯人の引き渡しを求めているようですが、同時に拉致に協力した日本人を逮捕しないといけない。そうして初めて同じことを北朝鮮に要求できることになる。そう思うのです。
(この記事では、前半部で、BSTBSの「ニュース少年探偵団、日中韓教科書の違いについて考えてみよう」を参考にしています)

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