ケント・ギルバート氏の愉快な喩え

 今度出た「新しい歴史教科書」の帯には、<虚構の南京事件を載せず、実在した通州事件を書いた初めての教科書誕生!>と大書きされています。
 この南京事件あるいは「南京大虐殺」と呼ばれる事件は、当時の南京市民の人口を上回る20万人とも40万人とも言われる虐殺事件とされ、そのでっち上げは東京裁判のひどいでっち上げの結果生まれたものでした。一説によるとこの数字は原爆による広島・長崎の市民虐殺の数と合わせたものだとも言われています。
 しかし、不思議なことに韓国の慰安婦問題などと異なり、中国はこの事件についてさほど喧伝しませんでした。それを行ったのは日本の朝日新聞の本多勝一という人です。日本には、自分の国のことを世界に先駆けて悪く言うことに喜びを感じるような不可思議な人がたくさんいるようなのです。

世界の植民地

世界の植民地

 戦前の日本、つまり大日本帝國は世界を植民地として支配していた白人国連合と戦ったのですが、この時に戦いに全く加わらなかった国が約二つあります。それがシナ(中国)と大韓民国でした。そのとき、シナには中華民国という国がありましたが、それは今の中華人民共和国とは何の関係もなく敵同士でした。大韓民国に至っては全く存在せず、その国が出来たのは、日本が大東亜戦争に負けた後の事なのです。(ぼくがなぜ中国とも支那ともいわずシナと書くかは、別稿に詳しく述べるつもり)
 その二つの国が、ともに戦勝70周年を祝うというのですから、理解に苦しむというより、バカも休み休み言いなさいと言いたくなります。参考のために、この戦争が始まる前の世界の植民地地図を参考のためにあげておきましょう。全世界と言っていい。これみんな白人たちの国の植民地だったのですよ。

 このことに関して、「新しい歴史教科書」の推薦文を櫻井よしこ氏とともに書いておられる、ケント・ギルバート氏が、実に面白く論述しておられるので、ここに引用することにしましょう。
 「韓国よ、君達は戦勝国ではないよ」
 (前略)韓国は戦後一貫して、自分達はを「戦勝国の一員」と主張しています。しかし、昭和20年(1945)の大東亜戦争終結まで、朝鮮半島はすべて日本領土でした。日本は韓国と戦争などしていないのです。これは歴史的事実です。敗戦後になって韓国が建国されましたが、そもそも、終戦時に存在しなかった国なのにどうして「戦勝国」のような振る舞いができるのか。私はとても理解に苦しみます。あまりに恥知らずです。
 子供達が集まってAチームとBチームで野球をしたとします。試合はAチームが勝ちました。するとBチームにいたK君がAチームにやってきて「ぼくも最初からAチームの一員として戦い、勝ったんだ」と言い出すようなものです。今の韓国がやっていることはこれと同じです。日本をはじめとする他の先進国ではありえない振る舞いだと思います。
 
 彼は、シナにも面白い例えをあげています。
 「戦勝国気どるPRCにレッドカード」(彼も中国という呼称には疑問を持っていて中華人民共和国のイニシアルのPRCを用いています)
 「中華人民共和国」にも同じ思いがあります。彼らもまた第二次世界大戦中は存在していませんでした。私は「戦勝国」を自称したがる彼らに大きな違和感を覚えています。
 日本が相手にしていたのは最初から最後まで蒋介石の「中華民国」つまり国民党政府とその軍でした。日本人は「中国」と何気なく言いますが、現政府は中華人民共和国の英語の正式名称の頭文字をとった「PRC」と呼ぶなりして区別すべきです。
 毛沢東率いる中国共産党の八路軍が日本軍と戦った事実は確かにあります。が、それは断じて「戦争」ではありません。あくまで彼らは非合法ゲリラ組織に過ぎなかったのです。

 ボクシングに喩えましょう。彼らは「日本軍対国民党軍」という公式戦の最中、リングの外から日本軍に空き缶を投げつけるライセンスのない輩のような存在です。公式戦は常に日本軍の圧倒的優勢でしたが、結果は国民党軍の判定勝ちでした。しかし試合でボロボロになった勝者(戦勝国)を今度は先程の輩がボコボコにして追い出してしまう。
 彼らは後にライセンスを取得し、ジムの会長になる。そして国際舞台で一定の地位を得て代替わりを重ねるうちに急に「昔、私達が公式試合で日本に勝ったのだ」「自分がチャンピオン(戦勝国)だ」と言い出します。このあたりの感覚は韓国とほとんど同じだと思いますが、PRCの振る舞いはざっとこんな感じです。

 先の戦争で日本に勝ったのは米国だけです。「連合国」が勝ったという人がいますが、オランダ軍やイギリス軍、フランス軍もアジアの植民地から日本軍によってあっさり追い出されました。米軍もフィリピンから一度は追い出されましたが、戻ってきて日本と徹底的に戦って、最終的に勝ったのです。ちなみに米国は対日戦で明らかな戦時国際法違反を数多く犯しました。日本はそれほど強かった。米国はなり振り構わず、死に物狂いで勝利をつかんだのです。

ケント・ギルバート氏

ケント・ギルバート氏

 ケント・ギルバート氏はユタ州生まれのアメリカ人でモルモン教徒なのですが、占領軍のWGIP(ウオーギルドインフォメーションプログラム)という、日本民族の精神を壊滅されるべく精緻に練られたマインドコントロールにかかった日本人より、こうした外人が素直に日本人を観察し、その歴史を調べると、このような素直な歴史の見方が成り立ってくるのかもしれないと思ったのです。
 日本の中国専門の歴史学者はすべて毛沢東の書いた中国史を元にするそうですが、この歴史は嘘の塊と言っていいようです。このヒトラー、スターリン、ポル・ボトなどと並ぶ大虐殺者が著した歴史書を信じてはいけないとぼくは信じています。 

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