「天皇陛下の譲位を可能にする特例法が9日午前の参院本会議で可決、成立した」そうで、この譲位が行われると、江戸時代後期の光格天皇以来、約200年振りになるといいます。
ところで、この「譲位」ですが、新聞・テレビ全てがこれを「退位」という。これは、ぼくにとってはなんとも気色悪い。
世界最古を誇る日本国の象徴である天皇は万世一系絶ゆることなく続いてきたわけで、退位と即位は同時に行われるはずです。したがって譲位イコール即位であり、退位などというのは皇室制度がなくなる時、つまり日本が消える時のみに使われるべきだと思うのです。
御譲位は来年3月末に行われると決まったようです。新しい年号はなんとなるのか。それは譲位とともに発表されるのではなく、少なくとも半年前までに告知されるべきです。カレンダーは言うに及ばず、いろんなことで準備が間に合わないからです。
となると、新年号は今年の半ばあたりいうことになります。
一体なんになるのだろう。みんな気になるところです。マ行サ行ハ行で始まる年号ではない。なんとならば、明治、昭和、平成と頭文字が一緒だったら困るからというのです。
学識者や漢籍に通じた人たちが色々と案を出し合って検討を行っているのだそうです。
ここで、竹田恒泰さんが、11の候補をあげておられます。これらは、これまでになんども候補に上がったもので、大変苦労して取り出したもので、ほぼこの中から決まるだろう。そう結構自信たっぷりにおっしゃっておられました。
どう決めるかというと、何人かが集まって、それぞれについて、難癖をつけ合い、つまり完全チェックした後に決まるといいます。
さて、それではその11の候補というのはどうなのか。次の通りです。
安延 永明 安化 永光 建和 建安 弘栄 文承 安長 弘徳 文弘
以上ですが、皆さんはどれが好きですか? ぼくとしては、どれだっていいとは思いますが、延とか建とか徳などという画数の多いのは、避けてもらいたい。書くのが大変だし、字の下手さが際立ってしまうでしょうから。そう思っています。