参院選が終わりました。
滅多にないというか初めてのことなのですが、ぼくは選挙に行きませんでした。なんというか、どうでも勝手にしてくれというような捨て鉢な気持ちになっていたようです。
投票率は大変低かったそうで、おんなじような気持ちの人がたくさんおられたのかもしれないと思いました。そして結果は、ほぼぼくの予想通りといってよかった。
そのなかで、「NHKから国民を守る党」と「れいわ新撰組」とが驚きを持って報道されています。
「NHKから国民を守る党」が議席を得るのは時間の問題だとだいぶ前から思っていましたから、そんなに驚きもしませんでした。
注目したのは、「れいわ新撰組」です。山本太郎という特異なキャラを持つ男の手法です。この人は、そうやれば成功すると誰もが考える、あるいはうまくゆかなかってもそれなりに注目されるというやり方、しかし常識に照らしてそれは問題だというような手法をなんのためらいもなく非常識に実行する、そんな実行力をもった男なのです。
ぼくが調べたところでは、これまでに政党名に年号を冠した例はありません。理由は簡単で、それはあまりに恐れ多いことだからなのです。年号はその時代の天皇に冠して呼ぶことができます。というか、天皇は年号と一体だとも言えます。
そんなことを誰もやろうとはしなかった。それをやったというのは、園遊会で親書を手渡したの同じだと思います。
さらに、新撰組というのは、幕府を守ろうとして殉死したとも言える集団です。あまりに狂った命名と言えます。
彼にとっては、その命名に対する感覚は、「なんとかと仲間たち」と同じく、ドラマか映画の題名と同じなのでしょう。
こうしたことに鑑みて、マスコミはこの政党を「れいわ」と呼ぶべきではありません。年号の「令和」と「れいわ」は違うといっても発音は同じですから、聞くものは漢字を思い浮かべます。そんな不敬なことをしてはいけません。
だから、まともな省略化方式で「れい新」と呼べばいいのです。
「中華人民共和国」を「中国」と呼んだために、その国の認識において今なお多くの混同があることを知るべきだと思うのです。
今の1949年に成立したあの国は中国共産党に統治される国ですから、「中共國」か「中民國」がよかったのかもしれません。しかしそういう呼称は採られていません。
あの何千年かに亘って異民族の王朝が交代を繰り返した大陸は「支那」と呼ぶのが正しいのですが、蒋介石の要請でGHQが差し止めた結果、中国と呼ぶことになりました。日本には中国地方がありますから、この結果倒産に追いやられた会社もあったと聞きました。
ぼくは、毛沢東が作った新しい国は「チャイナ」で、それまでの大陸に興亡した国々は「中国」と呼び分けることにしていますが、単純に「中国」とは呼ばず「チャイナ」と呼んでいる人が多いようです。そういう人も時には「中国」というので、前後の文脈かいずれかを判断しないといけないことになります。
このマスコミにおける呼称の問題は、重要です。例えば慰安婦も「従軍慰安婦」ではなく、勇気を持って「戦時売春婦」と呼んでおれば、進展は違ったかもしれません。
四島返還ではなく、北方領土確定と呼ぶべきでした。最近では、徴用工問題では、実際は徴用工ではなく募集工なのですから、そこは厳密に呼び分けないといけないと思うのです。
話を「れい新」の問題に戻します。
この「中核」や「革マル」などの超過激左翼集団の支援を受ける男が率いる政党は、世界に例を見ない皇室という存在を有する日本の国体を壊そうとする集団であることはほぼ間違いがありません。
ところが、困ったことに、この政党が掲げる政策は、誠に正しく正鵠を得たものなのです。既存の野党の煮え切らなさを完全に脱しているといっていい。
特に、MMTに関しては、よく勉強しています。
おそらく、次の選挙では大きく伸びる可能性があると思っています。そうなれば、自民党も、デフレ脱却の別の手法を試みるかもしれません。
最後に強調したい。マスコミの方々はこの政党を「れい新」と呼んでいただきたい。そう願っています。
御無沙汰しています。
れい新山本太郎が中核や革マルの支援を受けているとは知りませんでした。かれがMMTの指南を受けている経済学者
がそれらの出身ということですか?
それと愛知トリエンナーレについてブログ願います。
「少女像」はアートでもなんでもなく安っぽい
プロパガンダだと思います、
語るに落ちる事象で、コメントする気にもなりません。トリエンナーレに関しては。
吐き気を催すほどの怒りを覚える動画が展示されています。ところが、マスコミで報道されるのは、いわゆる「少女像」ばかりで、この動画をマスコミが紹介しようとしないのは問題だと思い、切り取り編集して、youtubeに挙げました。「昭和天皇御真影焼却」で出ますので、見てください。