安倍さんの死に思うこと

安倍さんの非業の死からもう一週間以上が経ちました。マスメディアやネットでは依然として、色々の報道が続いています。その中にはとんでもないと思えるものもあります。
そのいづれをもぼくはあんまり見ないようにしています。なんとなくイライラしてくるのです。
安倍さんはこんなにすごかった。こんなに立派だった。こんな立派な業績を上げた。
そんなことはわかっている。それはそうだけれど、安倍さんはそんなことを言って誉めて欲しかったのだろうか。そんな気がするからです。
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安倍晋三元首相の暗殺

その時ぼくは、東京駅にいました。
翌9日土曜日に宮城県の丸森町の熱中教室での授業に赴く途中で、東北新幹線を待っている時でした。
一瞬耳を疑うこのニュースをiPhoneを手に駆け寄ってきた家内から告げられた時、咄嗟に思い浮かんだのはケネディーの暗殺事件でした。それはぼくたちの結婚式の前日に起こったことでした。
安倍さん(と呼ばせてもらいます)はケネディーと並べてもおかしくないくらいの世界に影響力を持った政治家だったと言えます。
日本には彼ほどの世界的な政治家はいませんでした。
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管首相の総裁選不出馬の表明

 世界的にコロナ禍が収まりを見せない中、我が国では、オリンピック・パラリンピックを無事やり遂げ、次期政権へ向かう総裁選挙が注目されていました。
 そんな時、ほとんどの人が全く予期しなかったことが起こりました。菅首相の総裁選不出馬の表明でした。多く人が驚いたのですが、もっとも意表を突かれたのは野党の人たちではなかったかと思われます。
 チャイナのエージェントを多く抱える彼らは、この10年間ほとんどチャイナの意向に沿った行動を続けてきました。 続きを読む

「国際連合(国連)」という誤訳

 先稿で、トランプ大統領国連演説の翻訳をアップしました。
 つづいて、その内容についてコメントしたいと思っているのですが、その前に、少々国連について述べたいと思います。
 国連は「国際連合」をつづめた日本語なのですが、この国際連合なる組織は、世界中どこにも存在しない。それは日本人の頭の中だけに、空中の楼閣として存在するといえます。
 というようなことを、皆さんご存知でしょうか。
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トランプ大統領の国連演説(9月24日)を翻訳

 トランプ大統領が、先々月の24日、国連で演説を行いました。
 昨年のペンス副大統領がハドソン研究所で行った演説は大注目を集めたのですが、このトランプ演説はあまり注目されなかったようです。
 しかし、一次資料としての原文を読んでみると、けっこう素晴らしいと思えたのでした。
 ネットで馬渕睦夫氏の「ひとりがたり」を見ていると、彼もこの演説を大変評価しておられて、誰も翻訳していないようだから、誰かやってほしいと言っておられた。
 それで、翻訳する気になった次第。

 トランプ大統領については、いずれ項を改めるつもりなのですが、とりあえず、数日かかった翻訳文を載せることにします。
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元徴用工(募集工)裁判に関して〜日韓関係を悪化させる日本人たち〜

 もうだいぶ前からこの人の番組は見ないことにしていたのだが、久方ぶりに録画ボタンを押した。
 「池上彰そうだったのか日韓関係徹底解説SPなぜここまでもめる?なぜここまで反日に?」という番組だった。じっくり見たのだが、やっぱり池上彰だなという感じであった。
 この人、変な歪曲もしないし、嘘も言わない。ただ、あげるべき事実をすっ飛ばしてしてしまうのだ。対象が日本から離れた、他国の問題の場合にはそれはあまり大きな問題ではない。
 しかし、チャイナや韓国などの近隣諸国と日本とに関わる問題となると、そうはいかない。
 事実は事実として並べるのはいいのだが、それに関連する色々な事実がある。これらを全て並べて判断する必要がある。これら多くの事実にはそれそれの国にとって有利なものと不利なものがある。
 これらを全て取り上げるわけにはいかないのはわかるが、その取捨選択に問題があって、そして詰まる所、結局どっちもどっちという結論が導き出されるような流れになる。
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韓国のGSOMIA破棄に関して

 韓国がGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄を決めたことを夜のニュースで知りました。。
 これには本当に驚きました。そんなふうなことを言っているのは知っていましたが、まさか実際にやるとは思いませんでした。文政権というのは、どうしようもないアホとしか言いようがない。そう思いました。
 
 ローソクを掲げたデモで政権を奪い取ったこの革命政権は、いまやマスコミと司法を支配下に置き、私たち日本人には考えられない発想法で我が国に挑みかかっているようです。
 日本の敗戦によって他動的に生まれた大韓民国という国家は、主権国家としてのアイデンティティを欠いた欠陥国として立ち上がざるを得なかったのかもしれません。その不具合と欠陥を人のせいにせざるを得ず、その対象を併合を行った日本とし、誠に無理な歴史の改変と身勝手な歴史教育を続けてきたと言えるでしょう。
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あの政党を「れいわ」と呼ぶな!「れい新」と呼べ。

 参院選が終わりました。
 滅多にないというか初めてのことなのですが、ぼくは選挙に行きませんでした。なんというか、どうでも勝手にしてくれというような捨て鉢な気持ちになっていたようです。
 投票率は大変低かったそうで、おんなじような気持ちの人がたくさんおられたのかもしれないと思いました。そして結果は、ほぼぼくの予想通りといってよかった。
 
 そのなかで、「NHKから国民を守る党」と「れいわ新撰組」とが驚きを持って報道されています。
 「NHKから国民を守る党」が議席を得るのは時間の問題だとだいぶ前から思っていましたから、そんなに驚きもしませんでした。
 注目したのは、「れいわ新撰組」です。山本太郎という特異なキャラを持つ男の手法です。この人は、そうやれば成功すると誰もが考える、あるいはうまくゆかなかってもそれなりに注目されるというやり方、しかし常識に照らしてそれは問題だというような手法をなんのためらいもなく非常識に実行する、そんな実行力をもった男なのです。
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『真相深入り!虎ノ門ニュース』この素晴らしく面白い番組

MCは居島一平さん。米粒写経というお笑い芸人だけれど、驚嘆すべき博識で、綺麗で正しい日本語を使う。


 エブリデーホリデーの日々を過ごしているのですが、朝に寝て、正午前後に起きるのが普通です。
 起きて最初にすることは、iPad proのYouTubeを立ち上げて、そこの虎ノ門ニュースを見ることで、ここからその日が始まります。
 iPad proにLightningコネクターを使って、HDMIケーブルでテレビにつないで動画を写します。iPadやラップトップPCでは、画面が小さいのがあまり気に入らないからです。
 この番組は、いわゆるネットテレビというもので、YouTubeとニコニコ動画でウィークデイの朝8時~10時に毎日放送されています。iPadなどを使わなくても、テレビでもネットに繋げれば見ることができます。しかし、早送りしたいとか戻したいとかの操作が、テレビ本体ではあまりスムースでないのが気に入りません。
 普通のテレビ番組では、まず聴けないような情報を知ることができ、興味が尽きません。多くの常連のコメンテーターがリアルタイムで、話題になっているニュースを取り上げ、新鮮な視点での論評を行ってくれます。
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ペンス米副大統領の対中方針演説

ペンス副大統領。

 アメリカのペンス副大統領は昨年10月、ハドソン研究所という場所で約50分の演説を行った。それは対中方針演説と呼ばれるものだった。
 中国を徹底的に批判攻撃するもので、かなり驚かされるものだった。新聞各紙も取り上げた。とはいえ、その本当の意味内容を掴んだものは少なかったように思う。さすが朝日新聞は、一面トップでもおかしくないこの記事を国際面に3段で報じた。
 尖閣の施政権は日本にあるとしたこの演説を一面トップに置いたのは産経新聞だった。「これは本気の宣戦布告」だとし、1946年チャーチルが行った「鉄のカーテン」演説に匹敵すると見る人もいた。
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