このタイトルだけでは、いまいちピンと来ないのですが、中身は刺激的です。第一章のタイトルは、なんと「嘘つきの国」で、つづく第一節の小見出しは、「嘘をつく国民」で、続いて「嘘をつく裁判」、そして「嘘をつく政治」「嘘をつく学問」などと続きます。
この本を書いたのは、六人の韓国人の経済学者で、彼らは長年続けてきた一次資料を分析調査する研究の結果、慰安婦問題は全くのでっち上げであることをつきとめ、その成果を文書や写真の証拠で示す本を出版したのです。
上にあげた写真は、8月29日(木)の虎ノ門ニュース8時入りで、レギュラーの有本香さんとゲストの龍谷大教授の李相晢先生が示したものです。この回の動画は、Youtubeで見ることができます。
有本さんが、どうして韓国はこんなことになったのかというと、李先生は即座に教育の所為だと答えました。
韓国には、日教組の10倍くらいひどい教組があって、ひどい洗脳教育を続けているのだそうです。
児童に一本の鉄棒を示して、日本人は韓国人の血脈を断つためにこれをいろんな場所に打ち込んだと教える。でもこの鉄棒は、地図を作る測量のためのものだったと言うのです。
この話を受けて、有本さんはこう話しました。私、韓国の友人から、学校でこんな話を教わったと聞きました。日本の神社の鳥居は円を意味している。日本人はお金が儲かるように日本中にあるお宮に詣でるのだと。
徹底した反日教育を受けた韓国の若者は、日本にやってきます。どうも聞いていたのと違う。みんな優しい。こんな人たちの親がひどい残虐行為を行ったとは、信じがたい。一体どういうことなんだろう。そういう疑問を持った彼や彼女が、この『反日種族主義』を手に取ることになるのでしょう。
小説などは別として、10万を越すベストセラーは珍しいことなのだそうです。
『反日種族主義』の種族というのは、アフリカの部族が、よそ者を受け入れず、槍を向けるような状態、民族と呼ぶには未開すぎるということで、そう名づけたのだそうです。
緊急来日した『反日種族主義』の六人の著者の一人、李宇衍(イ・ウヨン)氏が出演しました。略歴は以下の通りです。
李宇衍(イ・ウヨン)落星台(ナクソンデ)経済研究所研究委員
1966年生まれ、韓国・光州出身の経済史研究者 米ハーバード大研究員、九州大客員教授を歴任 2006年から現職「反日民族主義に反対する会」の代表も務める。
彼は先月2日、スイス・ジュネーブの国連人権委員会で自身の研究成果に基づき、韓国側の歴史認識に反する発表を行いました。
「韓国側の司法判断および政府の姿勢は朝鮮人労働者が強引に拉致され奴隷のように扱われたという概念から生じている。しかし実際は多くの朝鮮人は自らの意思で日本に渡った」
韓国の歴史上初めて反日に対抗する動きがうまれた。この本がベストセラーになっていることが、その証拠だと彼はいいました。
事実を見つめ直すことによって、韓国は立ち直れると彼は言います。
こんな状況下で、大丈夫かなとぼくは思い、彼の勇気に敬意を覚えました。
それは随分先のことになるかもしれないけれど、韓国がまともな国になるかもしれないと思える出来事だと思いました。
それとともに、それは所詮韓国のことなのだ。韓国、韓国韓国、中国中国と、そんなよその国を主語にした話ばかりが溢れ、その分析が、あゝでもないこうでもないとくり返されています。
そんなよその国のことより、日本のことが大切ではないか。日本を主語にした話、分析をもっともっと真剣にやる必要がある。日本は決して大丈夫ではないと思うのです。
昭和の時代にはまだ残っていた戦前の日本人のよきところは、平成になって大きく失われていったと思われます。令和では、もう失ってはいけないし、取り戻す努力をしないといけないと思うのです。
早急に英訳本を出して頂き各国の大使館に贈呈しましょう。