武漢ウィルスの世界への巨大蔓延

 以下の記事は二週間ほど前に書いたものです。少々のトラブルが続いて完成しないままに放置していたのです。トラブルというのは、孫が高校に入ったので、約束だったゲーム用のパソコン作成中に起こったトラブル。もう一つは、ぼくのWindowsマシンが、壊れたこと。
 この二つが同時に起こって、その解決に一週間以上かかった訳です。
破棄して書き直そうかとも思ったのですが、読んでみてそんなに大した違和感もないので、とりあえず、そのままにして、書き足すことにしました。

 2月のはじめ頃に、ここで武漢肺炎のことを書いた頃には、いずれは蔓延するだろうとは思っていました。そしてその場所は日本だと思い、大いに気にして、事態の推移を追う日々をすごしていたのです。
 もちろんYouTubeは丹念に見ていました。地上波テレビでは、昼ごろの「ひるおび」とか、「直撃ライブグッディ」や「ミヤネ屋」その他諸々を片っ端から見ていました。
ぼくの感じるところでは、どれも似たり寄ったりではあっても、ミヤネ屋が一番しっかりしていると思いながら、テレビっ子の毎日を過ごしていたのでした。

 毎日毎日、次々と予想以上のことが起こり続けました。EU諸国、アメリカ、韓国などでは、爆発的な感染の拡大が起こりました。
 習近平国賓訪問に忖度したのか、安倍政権はいつまでも、危険なチャイナからの訪日客を止めようとはしませんでした。
 爆発的な感染拡大がいつ起こってをもおかしくない状況にもかかわらず、他の国と違って、我が日本は、この厄介なウィルスを一応押さえ込んでいる状況と言えます。

 他の国と違って、日本は極力PCR検査を控えることによって、病床の飽和による医療破壊を防ごうとしていると言えます。
 検査によって、陰陽が分かったとしても、この病気が治るわけでは無い。感染の拡大を防ぐための手段としてのみ意味があるというべきです。この考え方はそれなりの成果をあげていると言えます。それは感染者数の圧倒的な少なさです。
 この日本の数に不審を抱く外国人もいると言います。確かに検査者数が少ないのだから、隠れた感染者が多数いることは考えられます。
 チャイナのデータなどは論外として、各国の感染者数などもそんなに正確でなく参考にしかならないと思うのです。

主要国の10万人あたりの死者数

 一番重要なのは、死者数です。これは大変重要なデータと言えます。ここで取りあげたのは、各国人口を基にした死者率です。これも感染者数を分母とした数値では、比較になりません。人口を勘案する必要があります。。
 ここで、分かるのは、日本の異常な少なさです。これが外国のメディアに日本はごまかしていると言われる所です。しかしそれには根拠があることは、あとで述べます。

韓国の感染者の年齢分布図[

 あのチャイナのスポークスマンと化して、チャイナでは「テドロス同志」などと呼ばれているという事務局長は、このウィルスは若者への感染は少ないと述べていました。しかし次の図からからはそれが間違いだったと分かります。これは韓国のデータなのですが、20歳代が最高の感染数を示しています。
 ほんとにこのテドロス事務局長が習近平とタッグを組んで、武漢ウィルスを世界に広めたのは確かだという気がしています。

<前稿ここで終わり。ここからが、新しいものです>
 さて、この二週間ほどで地球上では、武漢肺炎はどんどん感染を広げています。それらについては、誰もが知るところなので、特に書く必要もないと思います。
昨日(15日)、夜遅く、テレビのNHKスペシャルで、「新型コロナウイルス 瀬戸際の攻防~感染拡大阻止 最前線からの報告~」というのをやっていました。

厚生労働省クラスター(感染者集団)対策班の西浦博・北海道大教授(理論疫学)

 そこで、西浦という専門家の先生は「人と人との接触を減らすなどの対策を全く取らない場合、国内で約85万人が重篤になり、うち約約41万8000人が死亡する恐れがある」という試算を公表していました。これには少々驚きました。ちょっと盛りすぎではないかと思いました。一体どんな試算をしたのかを見ると、なんと49%が死亡という武漢のデータを基にしているのです。それはちょっと無茶な話ではないか。今やヨーロッパ各国の信頼出来るデータがいっぱいあるはずなのにどうしてそれを使わなかったのか。大きく行った方が注意を喚起できると、厚生省が考えているなら、それは間違っています。データには客観性と正確さがなければいけません。
 科学者・武田恒泰先生によれば、信頼出来るデータによる計算では、6000人ほどになるといいます。

10万人当りの死亡者数。日本は0.07人という驚くべき少なさ。

 一方、同じ番組ではこんなグラフが出ました。各国の武漢ウィルスによる死亡者数です。10万人当りの数を示しており、人口差は均されています。
 最大はスペインの33.06人。2番目のイタリアでは30.25人。4番目のアメリカではだいぶ減って6.04人です。その次の日本は、なんと0.07人なのです。
 罹患率や死亡者の少なさなどは、なにも今に始まったことではなく、これまで何度も起こった世界的な伝染疫病においても、日本はいつも最小を記録していたのです。

 日本人は文化として防疫を身につけているのかもしれません。江戸時代に日本を訪れた多くの外国人が、貧しくはあってもその清潔さに驚いています。
 その頃、江戸の町はパリよりも大きく、上水道もあったし、厠もあり、糞尿は農民に肥料として売られるリサイクルシステムがありました。厠の外には手水鉢があり、手を洗う習慣がありました。だからトイレのことを「手洗い」というのです。
その頃パリには、便所はなく、室内でおまるに入った糞尿は、窓から道路に投げ捨てていました。道路の石畳には両側の溝へ傾斜がつけてあり、汚物は雨で溝に流れるようになっていたと言います。
 我が日本では、神社に詣でる時には、入り口で必ず手を洗い、口を濯がなければなりません。人と挨拶するときはお辞儀をしますから、それ相当の距離を取る必要があります。ソーシャル・ディスタンスなどというものは、我が国ではずっと昔からあったのです。

 古い時代、日本にも伝染病はありました。日本書紀には疫病についての記述が何度も出てくるそうです。流行病でお亡くなりになった天皇や皇室の方もあったといいます。そうした時、国の指導者たちも民衆もその原因を自分の行いの結果だと考えたのだそうです。色々反省し、まつりごとに過ちはなかったか、ご先祖様への尊崇に不行届はなかったかと。
 疫病の流行は社会的な変動の時期といつも重なっていました。そして必ず外国との出入りがあったと言います。疫病はいつも海の向こうからもたらされてきたようです。

 それにしても、日本人の死者数の少なさは不思議がられています。他国と違って、強い水際作戦をとったわけでもなく、むしろほったらかしていたと言ってもいい。にもかかわらず、どうしてそんなに少ないのか。色々のの仮説が立てられているようです。
ぼく自身はその原因は、日本人の資質にあるという考えです。しかし、そうした考え方は、あまり科学的ではないと考える人もいるかもしれません。
 色々ある中で、一応理屈が通っているとぼくが思うのは、「ミヤネ屋」で解説をやっている京大の女医さん、村中璃子さんのものです。この人、けっこう美人で微妙にハスキーな声がセクシーです。

武鑑ウィルスによる死者数。
一番新しい4月14日のデータです。アメリカの人口は、日本の約2.6倍だから、それにならすと283人になる

 その説というのは、最初の頃、日本にやってきた武漢ウィルスは、あまり毒性がなかった。あけっぴろげの日本にどんどん蔓延し、耐性を持つ日本人がたくさん生まれた。早々に門を閉ざしたアメリカでは、そうしたことは起こらず、後になってより毒性を強めたウイルスによってバタバタと倒れている。日本では、かなりの人がすでに耐性を獲得しているのではないか、というのです。
 まったく証明しようもない仮説ではありますが、一応筋は通っていて、興味深い説だとは思いました。
 国を挙げての大騒ぎで、「冷静に怖れろ」などと言いながら、ここのところ、政府からして冷静とは言い難いという感じです。

 第二次世界大戦、大東亜戦争が終わって、世界は大きく変わりました。その枠組と世界体勢が今まで続いてきました。
 この武漢肺炎パンデミックによって、終結後の世界は大きく変わると考えられます。世界の枠組みだけではなく、価値観までも変わるでしょう。
 このパンデミックは、第三次世界戦争と言えるかもしれません。でも前の戦争のように、今度は日本は負けることはないと思います。
 日本の人々の努力の甲斐なく、もし感染爆発が起こったとしても、その確率はかなり高いかも知れないのですが、決して武漢のようにはならないと思います。人間が違います。
 うまい具合に感染爆発を起こさないでやり過ごすこととが出来れば、それは世界に誇る成果と言えるでしょう。

 日本だけではなく世界が平常を取り戻すには、かなりの時間がかかり、だからおそらく、オリンピックは無理かもしれません。そして結構なことに、習近平はもう来ないでしょう。
 前の戦争の時がそうだったように、日本はある意味どん底の落ちることになるかも知れません。新規巻き直しをする時を与えられたと考えるべきです。
 日本と日本人は、昔の人たちのように大いに反省し、新しい日本国を作り直さなけらばなりません。この固定化し、逼塞した国を作り直すのは若者たちです。若者の前には、大きな可能性が見えてきているのではないでしょうか。

武漢ウィルスの世界への巨大蔓延」への1件のフィードバック

  1. 私もそう思ってます、そう願ってます‼️

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