米大統領選の決着が近づく

 皆さま明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 さて、表題をご覧になって、えっ、とお思いになった方がおられるのではないかと思います。本当のところ、ほとんどの人が大統領はバイデンに決まったと思っている。メうディアもそう報じています。
 しかし実際はそうではないのです。昨年暮れの代表人選挙の結果ではトランプの敗北が報じられたのは確かです。しかし、その代表人が投票した選挙箱は、封印されたまま保管されています。これが開票されるのが、1月6日の上下院両院議員総会でのことなのです。
 この総会において開票が行われ、その結果大統領が決定する運びとなります。

 開票は州名のアルファベット順に行われます。アリゾナ州の開票結果が報告された時、もし仮に一人の下院議員が「オブジェクション」とその結果に異を唱えたとします。しかしこれは認められません。かならず、賛同する上院議員が必要ということになっているからです。
 昨年12月に入ってから、何人かの下院議員が総会における異見表明することを宣言し、その数は30名を超えていました。しかし、そうする上院議員はいなかったのですが、年の暮れになってようやく一人の上院議員が賛同の意思表明をすることを明らかにしました。

 問題になっているのは4つの州で、ここでは多くの不正の事実が問題となり、多くの訴訟も行われようとしたのですが、すべてうまくゆかず、争点は上下院議員総会に持ち越されるという経緯を辿ってきていたのです。
 この総会を取り仕切る議長は、ペンス副大統領です。議長であるペンスは、この総会ではプレジデントと呼び習わされ、絶対的な権力を持つとされています。憲法上はすべての決定ができるということです。だから、トランプ派の人たちは最後の望みをペンスにかけ、また裏切るのではないかなどと恐れているわけです。

 ずっとアメリカを牛耳ってきていたいわゆるディープ・ステートは、前の選挙でも十分な仕掛けをして勝つつもりだったはずです。ところがトランプが逆転勝利しました。これはまったく意外なことだったはずです。
 今度はそれこそ、あらゆる面で時間をかけて万全の工作をし、勝利しようとしました。トランプ側もそれは分かっていたし、対策は講じていたはずです。予想外だったのはコロナ禍でした。
 開票が進む中、トランプは順調に勝ち進み、8割がた開票が終わった時点で依然優勢でした。慌てたのバイデン側です。大慌てで、対策を講じざるを得なかった。ここで多くの不正の綻びを露呈することになったのではないかとぼくは考えています。多くの日本人識者でパイデン勝利を言う人でも、その不正を否定する人をぼくは知りません。

 年が明けて数日した昨日、新しい情報を知りました。11名の上院議員が上下議員総会で、問題の4つの州の選挙結果を認めないと表明したと言うのです。これで、否定表明をする上院議員は12名、下院議員は40名と言うことになりました。大変なことになりそうです。
 4つの州の選挙結果が無効となったら、トランプが勝利することになります。
 反トランプの極左勢力は黙っておらず、アメリカは大暴動になり、トランプはよく言われているように戒厳令を発動せざるを得ないことになるかもしれません。
 ただ、先の11名の上院議員が言っているのは、6日の大統領の決定を10日間伸ばし、問題の州の選挙を再調査すべきだと言っているのだそうです。
 
 果たしてどうなるのか。大いに気になるところです。
 トランプさんは、繰り返し6日当日のデモへの集結をツイッターで訴えています。トランプは敗北宣言は決してしないでしょうが、アメリカを大暴動の渦に巻き込むことはもちろん、そんなことで他国を喜ばせたくはないと思うはずです。
 さらには、2名の上院議員の補欠選挙で勝利すれば、上院の共和党はさらに優勢となり、バイデン政権は、最初からレイム・ダックとなるはずだからです。(現在、上院は共和党80名、民主党78名です)
 彼は、4年後の選挙での勝利を目指しての準備を始めるのではないかと思うのです。
 それにしても、あと2日後の議員総会はやはり気になります。

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