新しいブログ『葉巻のけむり』を開いて、一週間以上が過ぎたようです。
開設して数日した頃、アクセス数が気になったので、アクセス数を表示するようにしてみました。
ところが、その数がすごいんです。『高田直樹ウェブサイトへようこそ』ではこんなことはなかった。この高田直樹ウェブサイトでは、Serene Bach(シリーンバッチと読むのかな)という日本人が開発したソフトを使っているのですが、このアクセス解析は日別、時間別、アクセス元などなどとても正確です。
何日か経過を見ていました。いつの時点で測ってるのかが気になったので、その時の時刻を表示させることにしました。ところが、時間が9時間遅れで表示されます。
UTC+9という基本設定にしても依然変わらず、これはWordpressのバグであることが判明。UTCというのは、世界協定時〔universal time coordinated〕のことで、辞書に依ると、
国際協定により人工的に維持されている時刻。セシウム原子時計の刻む原子時を,天文的に観測される世界時との差が常に0.9秒以内になるように調整・管理した時刻システム。調整は閏秒うるうびようの挿入によって行う。各国・各地方の標準時は,これに一定の時間差を加減して定める。
地域によって、このUTCに増減する数があって、日本の場合は+9なんです。
結局、ソースコードのwp-setting.phpの冒頭辺りに
if ( function_exists(‘date_default_timezone_set’) )
date_default_timezone_set(‘UTC’);
というところがあって、これはなにかというと、timezone_setつまり地域を設定するところが存在していたらその地域のUTCにしなさい、ということです。探してAsia/Tokyoなどとするのも面倒くさいので、単純にUTCをUTC+9に書き換えたら正常になりました。
さて、アクセス数の異常な多さの原因ですが、アクセス数の解釈が間違っていたことが分かりました。
カウント数とされているのは、実はセッション数あるいはベージビュー数(PV数)のことでした。
例えば誰かが、あるサイトを訪れて、情報収集をした(というかまあ読んだ)とする。
その際に
『トップページを見る』・・・1PV
『今日のブログ記事へのリンクをクリックする』・・・2PV
『トップページに戻る』・・・3PV
別のサイトに飛ぶ・・・4PV
などと、どんどんページビュウー数は増える訳です。何ページ見られているかの積算が示されるだけで、何人の人が見てくれたかは分からない。
大手サイトはこれをうまく使っていて、何万PVを超えました!!などという表現も鵜呑みに出来ません。訪れた人は数人か数十人かもしれない。
テレビで有名な評論家や政治家などが誇らしげに「私のプログのアクセス数は○○を越えてます」などというと、急に馬鹿面にみえて、「アクセス数を誇る馬鹿」という表現が浮かんだりします。
では、何人の人が訪れたかを知るにはどうすればいいのか。ユニークユーザー数(UU数)というのがあって、これは一定期間内に何人がサイトを訪れたかを示す数字です。
たとえば、Aさんが一万ページ見たとしてもUU数は1です。ただ、ある人がmobileで見て、PCで見てとやるとUU数は、2となります。
セッション数という概念があります。
セッション数はPV数とユニークユーザー数の間くらいのもので調査期間内の訪問回数を表す数字です。同一人物が時間を置いて再び訪れた時にはカウントするというもの。この間隔は大体1時間あるいは12時間または1日などと設定されているようです。
というようなことが分かったので、早速UU数も表示するようにしました。
「アクセス数を誇る馬鹿」ではないのですが、アクセス数は気にしないといったら嘘になる。まあ出来るだけ、UU数が増えてくれることを望んでいます。