再び「女警部ジュリー・レスコー」の放映が始まった。
ほとんどがハリウッド製と韓国製で埋め尽くされたCS放送の外国ドラマの中で、数少ないフランスのドラマだった。
このAXNミステリーチャンネルの番組は、昨年に92回の最終回をもって終わっていた。
耳に優しいフランス語の響きも懐かしく楽しみに見ていたが、いつか家内も一緒に楽しむようになった。
普通の刑事もの・警察ものは残虐な場面やストーリーが多く、例えば性犯罪特捜班、これはアメリカの現況を知るのには最適と思っていつも見ているのだが、家内は絶対に見ようとしない。気分が悪くなるという。
それにしても、19年も続いて92回とは少なすぎるとも思えたのだが、調べてみて一ヶ月一回の放映だったことが分かった。
フランスでの原題は単純に「JULIE LESCAUT」なのだが、日本でのタイトル名は「女警部ジュリーレスコー」。しかし、内容からしても、警部ではなく警視であることが分かる。舞台は、パリ近郊のクリエール署という架空の場所なのだが、後半77話からレスコーはパリの中心部の署へ移動になった。
今回の再放送は、AXNミステリーチャンネルで水土日の三回同じものが放映されている。ぼくは、92話のすべてをDVDに収めて、すべて見ているのだけれど、今回の再放送も機会があれば適当に見ようと思っている。
このタイトルは、一話一枚でDVD化されているようで、レンタル店にあるかどうかは知らないけれど、オークションでは300〜500円で取引されているようである。
「もうあのジュリーレスコーみたいな番組はないの?」と、家内が聞いたことがあった。韓流なんぞは見る気にもならないし、ほんとに見たいドラマがないようだ。
再放送のレスコーを見ていたら、来月から始まる新番組の予告があった。
「モンタルバーノ〜シチリアの人情刑事〜」というもので、これはイタリアもので舞台はシチリア。サイトを見ると、
「ヨーロッパを中心に絶大な人気を誇るテレビシリーズ、日本独占初放送!イタリア・シチリアを舞台に、人情味あふれるモンタルバーノ刑事の活躍を描く」などというイントロで、「モンタルバーノ~シチリアの人情刑事~」は、シチリアのヴィガータという架空の町が舞台となっている。カミッレーリ自身(原作者 アンドレア・カミッレーリ)の出身地シチリアにあるポルト・エンペードクレがモデルになっているとも言われ、本編に映し出される美しい景色は思わず目を奪われる。ロケは、ヴィスコンティの映画「山猫」の舞台にもなったドンナフガータや、世界遺産でもあるラグーザ付近で行われ、現地ではロケ地巡りツアーが開催されていたほどだ・・・。などという説明もある。
大いに期待が持てそうで、大変楽しみにしている所である。