これまた国家的詐欺ではないのか

画面右上にうっすらと「デジアナ」の文字が見える

先の稿に載せた動画の上の部分の黒い帯の右に「デジアナ」という表示があったのに気付かれただろうか。
あの動画は、地デジには対応していない古いDVDレコーダーで録画したものです。
テレビもDVDレコーダーも、地デジ対応でなくても、古いもので2015年まではちゃんと受信できるのです。
このことについては、すでにこの『葉巻のけむり』に書きました。アナログ機器で地デジが見れる
繰り返しになるかもしれないのですが、これはケーブルテレビ局の「デジアナ変換」によるもので、デジタル波を変換し、アナログテレビでも視聴できるようにしている訳です。

総務省が地デジの受信環境を整備するため、昨年から、自治体や民間企業などのケーブルテレビ事業者に導入を求めてきた。
このサービスで、2015年3月末まではアナログのテレビでも普通に地デジを視聴できるという。

少なからず驚いたのはこの恩恵を受けられる所帯数です。ぼくのようにケーブルテレビ局と有料の視聴契約を結んでいなくても、マンションなど集合住宅が最初から加入しているケースはそこら中にあるのです。
集合住宅総務省地域放送推進室によれば、「2416万所帯にデジアナ変換が導入済み」とのこと。日本の所帯総数は約5000万ですから、半数近くの家庭は慌てて高価なテレビに買い替えることはなかったということになります。
15年まで待てば、もっと安く、もっと性能のいいテレビが買えたはずなのに。

さらに、総務省はデジアナ変換を導入させるために、ケーブルテレビ事業者に多額の補助金を出していたといいます。その額はなんと、この2年間で計11億円。
ケーブルテレビではアナログテレビが使用可能だから買い替えは不要と明かさないまま、連日「アナログ放送は終わります」といい続け、「地デジ元年」などと買い替えを迫り続けた。その結果デジタルテレビ購入代金と税金を二重取りをされたようなもので、今日びの日本では国のごまかし嘘つきはゴロゴロしているのですが、これまたNHKと総務省の国家的詐欺とも言えるんではないでしょうか。

以上の話は、ケーブルテレビに関するものなのだが、そうでない人がもう使えないとされるアナログテレビ受像機を使いたい場合の方法はあるのか。それにはデジタルアナログ変換機を使えばいい。3・4千円で入手できるようです。アンテナからの同軸ケーブルを分岐させてこのデジタルアナログ変換機を通せば、捨てていた2台目の受像機が使えます。
また、これは別の話ですが、スカパーを含むすべてのスクランブル放送のスクランブルを取り去る機器も販売されています。これは4・5万円しますし、常時接続のインターネット環境があることが必要で、少々のコンピュータのスキルが必要になります。