中国海軍艦船が「海自艦にレーダー照射」

 夜が白み始めた頃、そぼふる小雨の中で新聞受けから取り出した京都新聞の一面トップに、黒地に白の大きな見出しで、表題の文字がありました。新聞は、小野寺防衛相がこの「極めて特異な事例」に「一歩間違うと大変に危険な状態に発展する」と抗議の意思を表明したと報じていました。
 「モーニングバード」を見て、さらに詳しいことが分かりました。日本近海の公海上(場所は公表されず)で、先月の1月30日午前10頃、中国海軍の艦船「連雲港」が海上自衛隊護衛艦「ゆうだち」に、約3キロの距離から射撃用のレーダーを発射していたことが、レーダー波の解析によって分かったということです。
 「危険な状態になる」「戦争になる」から「冷静に対応し、沈静化させるべし」「外交努力によって解決」などというのが、大方の見方のようです。
 確かにその通りで、日本の対応はほとんど非の打ち所がないとぼくには思えます。
 ただ、ほとんど報道されないことがある。それは、どっちが強いのかという分析です。答えは、ほとんどの人が意外に思うでしょうが、完全に日本が強いのです。例えば、青山繁晴さんによればこうなります。
 「現在の海上自衛隊の実力と中国海軍の実力を比べると、圧倒的に海上自衛隊の方が強い。実態は、比べ物にならないくらい強いと言っても言い過ぎではない」

日本の潜水艦

日本の潜水艦

 その理由は、潜水艦の能力が決定的に違っていて、「もし実際に大規模な軍事衝突になったら、日本の潜水艦から逃れられる中国の船はいない」のだそうです。ほんとに本当かなと思うのですが、それは潜水艦の性能の違いなのだそうです。中国製の原子力潜水艦は、とんでもなく大きな音がするので、潜水艦からも哨戒機からも容易に発見されるのに対し、日本製の潜水艦はほとんど無音で発見されない。だから、中国海軍はどこからでも、自由に攻撃・撃沈されるという訳なのです。
 青山さんは、北京で中国海軍の大佐に「あなたたちは鐘や銅鑼を鳴らしながら潜水艦で潜ってるのと同じだ」と指摘したそうですが、彼は反論できなかったそうです。
 空軍の実力に関しては、たしか去年、インターネット上でロシアの航空研究所のシュミレーションの結果を見た記憶があるのですが、尖閣上空での空中戦の結果は、撃墜される戦闘機の数は、中国80機、日本8機というものだったように記憶しています。
 もちろん中国が強いという風にいう人もいるようです。でも、その根拠は、単なる数の比較に過ぎません。海や空の戦いでは数の比較はほとんど意味ないことが分かると思います。
旧ソ連のオンボロ空母「ワリアーグ」

旧ソ連のオンボロ空母「ワリアーグ」

改装空母「遼寧」

改装空母「遼寧」

輸送艦「ひゅうが」

輸送艦「ひゅうが」

 中国もこんなことは、充分に承知で、だから余計腹立たしい。なんとか、面目を保ちたいので、こないだ(たしか旧ソ連の)ワリアーグというオンボロ空母を改装して「遼寧」という名前に変えて、空母として送り出しましたが、これは、輸送艦「ひゅうが」にも敵わないような代物だそうです。輸送艦とはいっても、ヘリ搭載艦であって、いわばへり空母ともいえるものです。空母の建造は許されないので、言い換えているだけです。こうした輸送艦は、3機のヘリを同時に離発着させることが出来ます。ヘリとはいっても、普通のものではなく、魚雷やミサイルも搭載している高度の戦闘ヘリなのです。(なんやら、軍事オタクみたいですが)
だからこそ、こうゆう国際法を無視したとんでもないちょっかいを掛けてくるのでしょう。こんな北朝鮮にも等しい無法者国家に軍事的に対等にやり合うのは馬鹿げています。事実をしっかり国際社会に公表宣伝してゆくことが重要だと思います。
 メンツだけは必要以上に重視するあの国は、負けて恥をかくような戦闘を絶対にしようとはしないでしょう。彼らが狙っていることがあるとすれば、日本国民を怯えさせて、いろんな部分で優位な立場を得ようとする、情報戦の一環だと思います。
 中国は戦争で日本を取ろうとしている訳ではなく、50年いや100年後でもいいから、沖縄を始めとする島々をほぼ合法的に得ようとしているのだと、ぼくは思っています。だから、外国人参政権法は成立させてはならないし、土地売買に関しても法的な制限を掛けるようにしなければならないと思います。
 思い切った予測を試みてみましょう。もし中国軍が撃って来たらどうするか。船が破損したり、死傷者が出ても日本は反撃してはなりません。なぜなら、憲法にある通り「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」している日本は、これは何かの間違いでしょうと、絶対に誘いに載らず、実態を国連などに訴え、世界中に宣伝する。そして、軍備は増強する。また尖閣に軍の施設をつくる方向での動きを始めればいいでしょう。そのうちに、「祖国に仇なす人たち」の言説が信用されなくなり、まことに楽観論のおめでたい考えかもしれませんが、隣の国の政府を信じている日本の国民の数が減ってくると共に、日本の防衛力も高まって来て、他国の侵略を許す状況が消えてゆくのではないでしょうか。
 
 今この文を読み返して、少々変な気がしてしまいました。あれ、いつからこんな風になって来たのだろう。かつて、山での死は、戦争での死というような「滑稽な死」とは違うなどと書いていた頃とは、大いに違ってきているようです。お迎えが近くなって、本質というか、楠木正成の末裔と聞かされて来た地(これについては、いずれ書くつもり)が現れて来て、やけに右翼っぽくなって来たのかも知らんなあ、などと考えているのです。

青山繁晴さんのサイトを見たい人は、次のURLにアクセスしてご覧ください。
【青山繁晴】インサイドSHOCK 中国海軍は自衛隊を恐れている 2012.10.17
www.youtube.com/watch?v=jNaZrzl08pU