参院選の選挙制度は衆院選とは違う


いよいよ参院選が迫りました。
ところで、参院選の選挙制度は衆院のそれとは違うことをご存知ですか?
実はぼくも知りませんでした。それを知ったのは、KAZUYA_CHANNELで和也くんが話しているのを聞いたときでした。
興味がわいたのでネットで調べたら、全く意外にも相当違っていたのです。

そもそも、世界のほとんどすべての国では、現代議会制民主主義を採っているのですが、その代表的な選挙制度は比例代表制です。この選挙制度という奴はけっこう複雑です。
まず、投票の仕方について、政党に入れるか個人に入れるかに二大別されます。
政党に入れるいわゆる政党を立候補単位とした場合、当選順位の決定の仕方で3通りかあるいは厳密には4通りに分けられます。
単純拘束名簿式というのは、日本の衆院選(比例区)で採用されているものです。
非拘束名簿式というのが、日本の参議院選挙(比例区)で2001年から採用されているものです。

衆議院の単純拘束名簿式では、ご存知のように政党名を書いて投票します。このとき、候補者名を書くとその票は無効になります。政党ごとに候補書の順位が決まっていて、多い者から当選します。だから、この前の衆院選のときの菅前総理のように、ちょっと忌々しい復活当選などということが可能になります。これは、現在の衆院選挙が小選挙区比例代表並立制という複合形態を採っているからです。混乱するかもしれないので、ここでは説明しません。
ところが、参院選の非被拘束名簿式では、候補者名を書いてもいい。というよりは、個人名で投票するのが建て前で、政党名を書いてもいいということなのです。だから有権者は候補者名か、あるいは政党名を書いて投票します。
ところが、衆院選で個人名を書いたら無効という刷り込みが強烈で、かなりの人が政党名を書くようなのです。また、参院選は衆院選のように並立制ではありませんから、復活当選などはありません。

いずれの場合も、票数を使って当選候補者数を決めるのですが、これがまた単純ではありません。
この議席配分の決定方法には、いくつもの方法があります。まことに煩雑なのですが、列記しますと、ヘア=ニーマイヤー式(最大剰余方式)、ハーゲンバッハ=ビショフ式、ドント式、サン=ラグ式、修正サン=ラグ式、クオータ式の6通りもあるのです。これの説明は省きますが、興味ある人はWikipediaで調べてください。
議席配分の方法
日本は、最も得票数との関連が強いとのことで、衆院・参院ともドント式を採っています。

そこで、参院選の選挙では、政党名と候補者名どちらを書いてもいい訳だから、その政党の獲得議席数は政党名数+候補者名数をもとに、ドント式で決まります。そして、あらかじめ提出されている候補者の順番で当選者が決まることになります。
この参院選の投票制度は、マスコミ関係の人もあまり知らないらしいし、すでに書きましたが、普通の人は衆院選のように、個人名を書くと無効になると思っているらしい。

だから、この人を当選させたくないと思ったら、絶対政党名を書かずに別の候補者の個人名を書くといいことになります。
まあ、ぼくのように比例にも同じ政党を選ぶ場合は無理かもしれないけれど、比例では別の政党に入れようと思っている人には有効かもしれませんね。
いずれにしろ、参院選の選挙制度は衆院選とは違うことは知っておいていいと思います。

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