共産主義は死んだのか?(「桜チャンネル」より)

 ネットの古参番組に『桜チャンネル』があって、毎週末には<闘論!倒論!討論!>という座談会が放送されます。
 地上波では絶対に聞けないような、かなりまともな意見や、至極当然の考え方が聞けるので、結構楽しみに集中して視聴しているわけです。
 今週のタイトルは、「サヨクの本質ー共産主義は死んだのか?」というもので、誠に興味深く、聞きました。
 それで、ここで、文字に起こそうと考えました。パネリストは次の7人です。
 岩田温(政治学者・大和大学政治経済学部専任講師)
 加藤清隆(政治評論家)
 河添恵子(ノンフィクション作家)
 篠原常一郎(元民主党・日本共産党国会議員秘書)
 西岡力(「救う会」全国協議会会長・モラロジー研究所歴史研究室室長)
 森口朗(中央教育文化研究所代表・教育評論家)
 渡邉哲也(経済評論家)
司会:水島総

 時間がかかることなので、少しづつ始めることにして、適当に取り上げて行こうと思います。
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カニ食いに行く(3)

 温泉に泊まるならやはり和室がいい。岩風呂に浸かって戻ってきて洋室というのは、やはりしっくりしない。
 豪華である必要などないけれど、窓辺りにテーブル椅子が欲しい。民宿などではこれを欠くことが多く、そういう時には椅子を頼むことにしている。
 部屋の真ん中には座敷机があって、その上には大きな灰皿が置かれていることが望ましい。最近では、禁煙の部屋が多くなったけれども、温泉宿ではタバコが吸える部屋を得るのに大して苦労はしない。
 こうした温泉の要件の中で、ぼくが最も重視するのは、入浴時間である。有名な温泉宿ほど、時間規制があり、だいたい夜中12時でクローズとなる。
 ところがなんと、今度の宿は二十四時間いつでもお風呂は開いているというのだ。少しびっくりしたし、大いに嬉しかった。
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カニ食いに行く(2)

夕日ヶ浦温泉、落日にはまだ時間がある。

 不意の降雪も考えられる。ランチアのイプシロンにスタッドレスタイヤをつけに、オートバックスに行くことにした。持って行ったミシュランのタイヤは劣化が著しいという。ほとんど新品のままなのだが、十年近くもガレージに放置されていたので、それも当然のことだろう。
 タイヤだって老朽化する。こちとらも老朽化しているからやっぱり突然バーストの危険はあるのだろう。あまり気にしないことにして、でも一番気がかりな奴は後輪につけるように頼んだ。
 真ん中あたりが飛んでいた丹波縦貫道はもうつながっており、あっという間に目的地の夕日ヶ浦温泉に到着した。
 廊下の突き当たりから夕日がまともに見えるベランダがあり、これはいい写真が撮れると待っているうちに、空は雲に覆われ、見事な落日シーンは撮れなかった。

 カニの料理は素晴らしかった。写真で紹介することにしよう。
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カニ食いに行く(1)

 先日、丹後へカニを食べに出かけた。
 カニ食いといえばもう二十年ほども前から、越前の厨というところにある「毛利」という民宿みたいな宿へ通い続けてきていた。
 ここへ行き始めたきっかけは、岐阜県の高鷲スノーパークへスキーに出かけたことだった。
 スキーと言えば、五・六十年も前からずっと信州の八方尾根周辺に行くのが常だった。考えてみれば、そんなとんでもなく離れた場所であっても、大学の頃から行っていたから、大して苦にもならず、十時間以上もかけて高速道路もない道を一晩中走っていたのだった。
 ところが、二十年前頃から、そんな遠くまで行かなくても、いいスキー場ができ始めた。

 十分な広さがあり、雪質も悪くないスキー場があれば、高速道路もできて昔よりずっと早くつくとは言え、信州くんだりまで行くことはない。
 というわけで、週末のスキーは高鷲高原ということになった。
 あの時は、先代が満州から引き揚げてきて、この土地を安く買い、開墾したという農家の宿に泊まっていた。
 連日の吹雪で、楽しいスキーもできず、こんなことなら山越えで、越前へカニでも食いに出かけようか、ということになった。
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平昌(ヒラマサ)五輪に立つ像

平昌冬季オリンピックが開かれてわが日本選手はがんぱっています。その活躍を応援したい気持ちは十分あるのですが、どうも素直に没入できないのです。そんな感じなのは、ぼくだけではないと思っています。色々雑多のことが多すぎるのです。

「モルゲッソヨ」の像 「銃弾マン」

そんな乗らない気分で迎えたオリンピック関連でこんな写真が報じられました。
 東京スポーツが報じました。この像は平昌オリンピックのメインプレスセンター前に設置されていて、裸の男性3人が頭に兜のようなものを被っている。3つともスキージャンプ台の方を向いているという。
 なんだぁ?これは。そう思った日本の記者が韓国のボランティアに尋ねると、「モルゲッセヨ」と答えました。そうかモルゲッセオの像なのかと思ったのだそうです。それでモルゲッセオとはなんなのかを調べると、それは「知らない」という韓国語でした。ちょっと笑えますね。
 ということなのですが、「モルゲッセオ」という呼称が流布したようです。

 ネットで調べたところでは、「この作品は、2013第1回江原道国際美術展覧会を経て、アルペンシアリゾートに設置されており、現在、江原道文化財団が所有している。」のだそうです。
 作者は、作家のキム・ジヒョンさんで、2009年に発表した「銃弾マン」という作品だと言います。
 

気持ちわるぅ〜

この人の別の作品が紹介されています。
 気持ちの悪くなるような作品です。頭の顔は李明博元大統領なのだそうです。
 銃弾マンは、ベトナム戦争に送られた兵士を表しているという説もあるようです。いずれにしろ気持ち悪い。
 あの在韓米軍の自動車事故で亡くなった2人の少女のために作られた像を流用して慰安婦(戦時売春婦)像としたのも、気分が悪い話です。
 表現の自由があり、それが芸術の基本だとは思います。人を気持ち悪くするのも自由だとは言えます。嫌なら見なければいい。
 それにしても、気持ちの悪いものを作ったり置いたるする人たちがいる国なんだなあと、思ってしまうのです。