『終戦のエンペラー』を観た。
観るまでは、どうせハリウッド映画だから、どうせ大したもんではないと思っていた。『硫黄島からの手紙』や『父親たちの星条旗』『トラ・トラ・トラ』『戦場に架ける橋』などなど、大東亜戦争がらみの映画はどうも心底楽しめない。最近特にその傾向が強まったように思っていた。
だいたいその題名「終戦のエンペラー」が気になった。エンペラーというのは皇帝のことで、天皇は皇帝ではない。全く違う。皇帝には絶対的な権力があるが、天皇には絶対的権威はあっても権力はない。
天皇は天皇なので、英語では「TEN-NOU」であるべきではないか。
などと考えたりしていたのだが、題名からいちゃもんをつけてもしかたないなと映画館に向かった。そして、この『終戦のエンペラー』には、つい引き込まれて見終わったのだった。ある感動さえ覚えていた。
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『終戦のエンペラー』を観て
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