特定秘密保護法案がマスコミ挙げての反対キャンペーンの中をものともせずに衆院を通過したようです。
まあよかったと、ぼくは思っています。
なぜそれほど必死に反対するのか、昭和二桁とっかかりのぼくにも、あんまり分かりません。
国民の知る権利がいわれます。確かにそれはあるでしょう。
東京新聞の社説では、「国民の「知る権利」と安全保障は、いわば綱引きのような関係である。政府は「秘密にしたい」と言い、国民は「情報を公開してほしい」と願う。調整をどのように図ったらいいのか。」
綱引きの関係ってなにそれ。安全保障を確保すれば、知る権利が侵される。国家の安全保障は何よりも優先しないといけないのではないですか。そうでなければ、国民生活が侵されることになる。
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月別アーカイブ: 2013年11月
防空識別圏のこと
最近のニュースで防空識別圏という聞き慣れないことばが登場してきました。
チャイナがこの「防空識別圏」というものを設定し、申告なくその範囲に入る航空機にたいしては、断固とした処置をとるなどというようなことを言ってきた。
この「防空識別圏」とは、air defence identification zoneのことで、ADIZと略されて、エーディズとかアイディズと呼ばれるようです。
これはいったいなんなのかといえば、調べてみたのですが、まずは領空の概念が必要です。領空というのは領土の上空空間の大気圏内ということになっています。そこに許可なく入ると領空侵犯ということになる。
各国は領土だけではなく領空の主権も守っていますから、そこに入ってきて指示に従わない航空機は撃墜してもいいことになっています。
むかし、大韓民国の旅客機がソ連の領空を侵犯し、境界をかすめるように飛び続け、後に続いて着陸しなさいというソ連のスクランブル機の指示に従わなかったため、領空を出る直前に撃墜されるという事件がありました。
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ぼくの呪われたWindowsPC
MacのOSがMarvericksに変わって、しばらく経ちました。OSが変わるといろいろ問題が起こるのは普通のことです。今回はIPhoneとMacのiCalとの同期に問題が起こりました。このことは、先頃のこのブログの「Mac OS X Mervericks (OSX10.9)の改悪」にも書いた通りです。
このことに関しては、AppleCareサービス&サポートラインに連絡すると、メンテナンス担当の人が対応してくれるのですが、順に上にタッチしてゆき、そして最後にスペシャリストと称する人になりました。
こういう人は、内線に自分直通の番号を持っていてダイレクトにつながります。ケース番号という9桁のコードで問題の内容が記録されている仕組みです。この番号を伝えておくと、先方より電話が掛かってきます。
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日本にいたインド独立の志士
友人の富永くんが「以下の記事は、本日4日の日経新聞文化欄に載った記事です。こういった日本人?もいたということで、参考まで。」と、以下のような記事をメールしてくれました。びっくりするような話なので転載することにしました。

バーラティ・アシャ・チョードリさん
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インド独立の志士 朝子
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日本育ちの少女だった私はボースに傾倒、出征した。
「新しく 生まれ変わりて 一兵と なりたまりしも 心淋しき」

チャンドラ・ボース氏と。 弾の破片が目に刺さり眼帯をしている(1943年6月)
太平洋戦争で日本の敗色が濃くなった1945年3月、17歳の時に詠んだ歌だ。詩や文学の世界に浸り「おセンチ」と呼ばれていた少女が、恐怖を振り払い「インド独立の志士」であろうと葛藤している。あのころの自分を抱きしめたくなる。
圧政に苦しむ祖国思う
私は28年、神戸で生まれた。両親はインド人。「希望」という意味のヒンディー語で「アシャ」と名付けられたが、「朝子」と呼ばれて育った。神戸の小学校を卒業後、東京に転居。昭和高等女学校(現昭和女子大)2年の時、インド独立運動の指導者チャンドラ・ボースが結成したインド国民軍に身を投じた。冒頭の歌はその時のものだ。
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天安門車両突入炎上事件は中共の自作自演(承前)
今年のこの11月は、あの歴史的な最初のアジアサミットである大東亜会議が行われての70周年にあたる。
この会議は、1943年(昭和18年)11月5日 – 11月6日に東京で行われた首脳会議であって、当時の日本(大日本帝国)の同盟国や、日本が旧宗主国を放逐したことにより独立を果たしたアジア諸国の国政最高責任者を招請して行われた。会場は当然のことながら国会議事堂だった。
この会議は、あのミズーリー艦上でのボツダム宣言の降伏文書に署名した重光葵外相の発案で行われたもので、有色人種のみによる最初の国際会議でもあった。
この会議における「大東亜宣言」の発表で、慌てたルーズベルトがあの有名な「カイロ宣言」を考えたことについては、すでにこのサイトの<「カイロ宣言」について>で述べた通りです。
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天安門前での車両炎上事件はテロなのか
世界的なニュースとなった天安門での車両の突入と炎上の事件は、ウイグル族によるテロ事件との発表が、事件発生から2日経ってようやく中国政府に依って行われました。
これが、ウイグル人によるものであることは充分に予想できるものでしたし、最初からぼくはそう思っていました。
1979年のコングール峰登山を最初として、その後何度も新疆省へ出かけているぼくにとって、それは全く納得のゆく出来事といえました。
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