どうやらぼくには、こと言葉に関してちょっと普通とは違った好き嫌いがあるようなんです。変にこだわってしまうのです。たとえば、よく使われる「了解」という言葉は好きではありません。
「分かりました」とか「承知しました」といえばいいのに、「了解」という。だからぼくは、一度もこの言葉を使ったことはありません。
東京の人はよく「平気です」という。これは関西の「大丈夫」にあたります。関西ではまず使わないのではないかと思うのです。
たとえば、奥さんが旦那に出した食べ物が賞味期限ギリギリだったのを気にして、「あのなんとかの味変じゃなかった?少し古くなってたの」と尋ねたときの返事は、「いや大丈夫。なんともなかったよ」とこたえます。これを「いや平気だよ」とは関西人は答えないし、そうした答えにはなにか違和感を感じてしまうのではないかと思うのです。
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「この國」ってどこの國?
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