「主権回復の日」について

 先月の4月28日は、サンフランシスコ講和条約が発効した日で、「主権回復の日」とされています。しかしこれはいわゆる祝日とはなっていません。この条約によって、占領状態が終わったわけです。1952年のことですから62周年になります。
 占領とはいっても、無条件降伏したわけではなかったし、政府機能も国会も普通に正常に働いていたことからも分かるように、正確には、ポツダム宣言受諾によって、戦争状態から休戦状態になったといっていい。
 だから、その状況を終わらせる為に講和条約の締結が必要だったわけです。戦争から休戦、そして講和という流れです。この当然の流れを国際法(ハーグ陸戦条約など)を無視しての占領政策を行ったのがマッカーサーでした。
 ぼくたちは、無条件降伏して講和と教えられたようですが、これでは理屈に合いません。
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