最初の人種差別撤廃法提案(世界変動へのきしみ2)

 世界が大きな変動を迎えていることは、いま世界で起こっている様々な事件をみれば誰でも気がつくことではないでしょうか。思いつくままに挙げてみると、たとえばアラブの春に始まる中東アラブの動乱やテロ事件。ウクライナ問題。パリの連続テロ事件とその後の巨大デモ。直近の所ではアジアインフラ投資銀行(AIIB)などなど。
 さて、前稿の続きは、コリアとチャイナがなぜ勝ちにこだわるのだろうか。そういう疑問でした。それは言い換えれば、悪い國の日本をやっつけることによって自分の國が成立したのだ。そう言いたい。そういう建国の大義を唱えたいということのようです。中国の国歌は義勇軍行進曲とよばれる人民解放軍の歌なのですが、そこで唱われる敵とは日本軍のことなのです。
 この國は、一応憲法も法律もあるのですが、その上には共産党の独裁があるという独特の國で、選挙など一度も行われたことはなく、民衆の承認を受けた國とはいいがたいのです。そのため悪辣な日本軍を倒した共産党の国家というでっち上げの建国の作り話を喧伝してその支配の正当性を唱え続ける必要があるのだと思われます。
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