『あすなろ三三七拍子』(フジテレビ)が面白い

「オースーッ!」
「オースッ」というかけ声。
「オース」という挨拶。
TitlePicture 滅びの道をたどってきた応援団の挨拶である。『あすなろ三三七拍子』(フジテレビ)は、この応援団の消滅を止めようとする「あすなろ学園」の応援団の物語である。
 西田敏行演ずる「あすなろ学園」応援団OB会会長は、母校応援団の消滅を食い止めようと、自分の会社の社員・藤巻大介(45歳)にリストラの代りに大学に入学し応援団団長を務めよという社長命令を発する。
  柳葉敏郎演ずる藤巻大介が、社長から送られた学らんを着用して登校するあたりから物語が始まる。
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石破さん、急がないでちょっと遠くを見てください

石破茂 来月3日に内閣改造が迫り、石破幹事長の人事を巡っての話題がしきりです。
 家内は、「わたし、あの人きらい」といいます。どうしてと訊くと、「あの顔、目つきが嫌い」といいます。しかし、政治家の好き嫌いを顔つきで決めてはいけない。
 とはいえ、ぼく自身、石破さんには最初から、ある胡散臭さを感じ続けていました。しかし、今の自民党では、彼は押しも押されぬナンバーツーだと思います。
 その彼に、安倍さんが安全保障法制担当相への就任を依頼したのがことの始まりだったようです。石破さんはこれを固辞し、幹事長を続投したいと表明しました。安倍さんは譲らず、断るなら「無役」という意向も報道されています。まことに困ったことです。この世界が揺れ動いてる大切な時期に党内抗争をやってる場合か、なにを考えてるのだと、思ってしまいます。
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京都新聞から産経新聞へ

 朝日新聞を止めたのは、もうずいぶん前のことです。
 とはいえ、朝日はなんとなく高級な新聞だという気がしていたし、父親も戦前から朝日を取っていたこともあって、新聞といえば朝日だと思っていました。
 ちょっとおかしいんではないかと思い出したのは、たしかベルリンの壁崩壊とそれに続くソ連邦崩壊などの歴史的事件の後だったように思います。だから1990年代のことです。
 どうも朝日は世界の動きが分かってないんではないかと思うことが多かったのです。それでも、ほかの新聞と読み比べたりはしてませんでしたから、けしからん新聞だなどとは夢思ってはいませんでした。その頃は、英字新聞のヘラルドトリビューンを半ば恰好付けみたいな感じで取ったりしていましたが、熱心に読むのもしんどいので、見出しを見る程度でした。
 そんなわけで、相変わらず朝日を惰性で取り続けていたわけです。
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習近平さん、しっかり(補習ではなく)学習します。

盧溝橋

盧溝橋

 7月7日、北京郊外の盧溝橋にある中国人民抗日戦争記念館で、盧溝橋事件77周年記念祝典が催されたそうです。ここに習近平首相が出席しました。なぜ77周年なのか。なぜこれまで首相なぞ出ることもなかったこの式典に習近平は初めて出たのか。
 これを近平さんの焦りと見る人もいます。これまでだったら、ちょっと圧力をかけ脅しただけで、簡単に引いていたから、これだけやったら必ず屈服するはずだと思った日本が、いっこうにビビることもなく平然と耐え、諸国の評価を受けつつタイアップを計りつつある。色々政変を狙って画策することは、ことごとく上手くいかない。いらいらして、常軌を逸するようなこともやりかねないような状態になってきているともいえそうです。(7月15日の報道によれば、サンフランシスコに「抗日記念館」を来年9月に建てる計画があるという。ますますやりだしましたねぇ)
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中華民族の夢・習近平の妄想

 騒がしかった集団的自衛権も、ああでもないこうでもないという不毛の、もってまわった理屈の擦り合わせの末に、ようやく閣議決定されたようです。ぼくとしては、この結果は最初から予想していた通りの筋書きの進行だったので、別になんとも思いませんでした。
 とはいえ、これで日本もふつうの國になる端緒が開かれたともいえるわけで、ホッとしてはいます。
 この集団的自衛権容認は自民公明のパフォーマンスともいえる談合の末に決まったともいえるようで、これはあの忌まわしい河野談話も談合だったことが明らかになり、そうすると閣議決定なるものはなべて談合の結論といえるのかもしれません。
 もともと閣議決定というものは全閣僚の署名を必要としますから、パチカン選挙みたいなものでそれなりの擦り合わせが必要なのでしょう。
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訳の分からん上海の日本国領事館の対応

 このところ、マスコミを賑わわせていた大阪・西成区の准看護師・岡田里香さん殺害事件の重要参考人ともいうべき日系ブラジル人の女性が、上海の日本領事館に出頭してきたのだそうです。
 ところが、なんと領事館はこの女性の身柄をチャイナの公安当局に引き渡したのです。
 この事実を知ったのは、今日(5月28日)の正午のニュースでした。いや驚きました。なんでなんや。無性に腹が立ったのです。
 その腹立ちは、かつて日本海で海上保安庁の巡視船の二隻に体当たりした船長を公務執行妨害で逮捕しておきながら、時の民主党政権は、これをお咎めなしとして、ファーストクラスで送り返したという話を聞いたと時の憤りに似た感覚だったかも知れません。
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チャイナの海洋侵略

 いよいよ来ました。チャイナが。

中国の赤い舌

中国の赤い舌

 南シナ海で、ベトナムの警備船と放水合戦の末に体当たりをして、ベトナムの船の船腹に大きな損傷を与えた。その3日後にはフィリピンの領海でワシントン条約に違反して、ウミガメを60頭も捕獲していたチャイナ漁船が拿捕され、船員が逮捕された。
 こうしたチャイナ船との衝突はずっと続いており、ベトナムは国際法廷に提訴しているが、チャイナはまったく意に介していない。今回はチャイナが採油基地の建造を始めたので、ベトナムはそれを阻止しようとしたのが、原因だった。
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この訳の分からん憲法学者ー小林 節

Kobayashi たしか憲法96条の改正が問題になっていた頃だったから、昨年の秋頃だったと思います。大阪の竹田研究会で、登壇した竹田恒泰さんが開口一番、唐突に「小林先生はわたしの恩師でもあり、私の味方です」とおっしゃった。でも、このフレーズだけで、後に続く説明はなかったのです。
 話の裏を読みたいというあまり人のよくない悪い癖のあるぼくは、あれっこれどういう意味なのだろうと考えたんです。竹田先生が96条改正に反対なのはよく分かる。憲法改正の条件を低くする96条改正は、天皇条項を変えられる危険性を孕んでいるからなのだとぼくは思っていました。
 それがGHQの稚拙な作文であるにせよ、昭和憲法は天皇条項に限っていえば、帝国憲法を現代的にアレンジしていて何の問題もないと思えるのです。それが変えられる危険性があることは断固拒否しなければいけない、竹田先生はそう考えていらっしゃるのだとぼくは考えていました。
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日の丸の旗・日本の国旗

 先頃、サッカー場で、一つの入り口に「Japnese Only」と書いた表示が掲げられたことが問題となりました。FIFAの日本事務局が陳謝し、次の試合は無観客試合とする決定を下したようです。これは結構な厳罰と思います。なぜなら一試合の入場料がどれくらいになるかを考えれば、容易に分かることです。

日章旗

日章旗

 日本と韓国の間には、普通の日韓関係よりもっと特化した因縁めいた対立があります。サッカー競技場では特にこうした反日感情が顕在化するようなパフォーマンスが多かったといえます。だいたい韓国側から仕掛けられることが多かったようです。
 安重根の垂れ幕を掲げた韓国のサポーターには、それなりの厳しい処置を要求すべきだったし、FIFAにも厳重注意の申し入れをすべきだったと思います。例によって、まあ直ぐに引っ込めたからいいではないか、という考えだったと思われます。あの戦後教育の優等生ともいえる古市くんは、現場にいたそうです。
 プライムニュースで「でも、すぐに引っ込めましたよ」と弁護したものですから、「あんな大きなものが、すぐに引っ込められますか」と八木キャスターに突っ込まれていました。
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日本はいまだにマッカーサーの日本なのか

年が明けて早々に我が家にやってきた末娘が、小学校低学年の息子が靖国についていろいろ聞いてくるのだが、答えられなくて困ってしまうとぼやいた。
「ヤスクニってなんなんや」
靖国神社のことでしょ。
「なんでテレビで何回もいってるんや」
安倍さんがお参りしやはったからなんやろ。
「ヤスクニてどんなとこなん」
あんな、戦争で死んだ人をおまつりしてあるところなんやで。
「ふーん。死んだ人にお参りして、それがなんであかんねや」
・・・・・・。
どう説明してあげたらいいんか、分からんの。お父さん説明してあげて。

それは極めて困難。それで、とっさに浮かんだ答えはこうだった。
「あんなあ、日本はアメリカと戦争して負けたんや。原子爆弾というとんでもない爆弾を2発もおとされたから、仕方なかった。そのとき放射能みたいなもんが日本中に降って、よっぽどしっかりした人でないと、みんな頭がおかしなったんや。お参りしたらあかんいうとる人は、みんな頭が狂ってしまっとるんや」
しかし、こんなギャグみたいな答えは、もちろん小学生にいう話ではないことは明白である。
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