石垣島への旅と慰霊碑詣で

 石垣島に行ってきました。そこには、葉巻仲間のKさんがいて、ぜひいらっしゃいとずっと誘ってくれていました。何年か前、彼が大阪のリッツ・カールトンにいた時、一度泊まってくださいといいお部屋を用意してくれたことがありました。
 といっても、彼が直接ぼくに言った訳ではなくて、亘くんが「部屋を取ってくれる人がいるのですがいかかですか」という話に大喜びで乗っただけのことで、はたして誰が部屋を用意してくれたのかぼくは知らなかったし、いまも知らないのです。でも、それは間違いなくKさん以外にはないと信じている訳です。その後も話には何度も出るものの会ったのは東京のシガー・バーでの一度きりだったのでした。
 今回は、バンコックのホテルで、サトードクターと話していた時「はよ行かんと、Kさん沖縄から帰ってくるかもしれませんよ」と、彼とは非常に親しいドクターはいいます。そら急いでいかんとあかんね。「ほんなら、年明け早々に」という話になり、サトー君はスケジュール帳を取り出したのです。ぼくは、ちょっと待ってと制しました。トモが「行きたい」と何度も言っていましたから、彼女も一緒に日取りを決めないといけないと思い、電話で部屋に呼んだのです。
ぼくはエブリデイサンデーでいつでもよかったのですが、二人の都合で正月4日から2泊3日という日程がすぐに決まりました。
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<葉巻のけむり>ようやく回復して、最初の記事を書く「NHK特集・双方向解説・そこが知りたい!」

バンコックでのクラッシュ以来、不調であったWordPressがようやく回復しました。
ただ、以前のコメント欄への書き込みデータを以前の状態に復活させることは、出来ませんでした。
このコメントデータたちは、Facebookのサーバーにあって、読むことができることがわかりました。そしてこれらのFacebookサーバ上のコメントは、見ることはできるし、リンクは失われてはいないらしく、そこからWordpress上の当該記事に飛ぶことは出来ます。しかし、そのコメントを記事の下に表示することは、どうしても出来ませんでした。「○○人の人がすすめています」というのも、なくなった記事があります。
WordPressの最新バージョンへのアップデートには少々手こずりましたが、ようやく成功しましたので、以前のコメントの復活表示は、とりあえず諦めることにしました。
これで、ようやく新しい記事を投稿する気分になった次第です。

昨夜、NHKが、「朝生」の向こうを張ったのか、特集・双方向解説・そこが知りたい!「新政権で日本はどう変わるのか」という番組を、11:25から4:00までの長時間放送しました。
興味を持ったので、録画しておいてみたわけです。
司会は柳沢秀夫解説委員長と女性アナで、出席者はすべて解説委員で計37名の大人数です。 続きを読む

安倍さんの攻防

総裁選直後から始まった、安倍さんへの攻撃は前稿にも書きましたが、その陰湿度をさらに増しながら、なおも続行中と言えるようです。
今日知ったばかりなのですが、NHKが明らかに意図的に映像に操作を加え、安倍さんの顔色を悪くしていたということが、YouTubeに報告されています。
ぼくも、どこの局だったか定かでないのですが、安倍さんの声のかすれがいっこうに取れないので、少し心配になっていました。
これもまた、音声への操作なのだそうです。
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新聞・テレビが伝えないTPPの詳細

安倍さんは、まもなく訪米しオバマと会談するそうです。テレビのコメンテーターは、お土産が必要ですといい、あたかもTPPをお土産の様に扱い、農業もこの際生まれ変わって競争力を付けないと駄目だと言ったりしています。
安倍さんは、国益にかなうものしか受け入れないと言っていますが、TPPというのはそんな生易しいものではないようです。
オバマは尖閣をカードとして、TPPを迫るようだし、中国は北朝鮮のミサイルをカードに尖閣問題への不介入をオバマに要求するという見え透いた稚拙な要求をしていますが、いづれにしろ安倍さんは苦しい交渉の局面にたっていると言えるようです。

ところで、ぼくたちはTPPの恐ろしさを、知っているのだろうか。知らされていないのだから、知らなくて当たり前なのである。
この頃になってようやく、TPPが農業だけではないということも報じられる様になってきたけれど、それが農業・製造業を含む24分野に及ぶものであることがさして強調されることはない。
詳しく列挙すると、全製造業、公共事業、サービス、衣料、医薬、銀行、保険、投資、法務、特許、会計、電力・ガス、宅配、電気通信、建設サービス、流通、高等教育、医療機器、航空輸送などの非関税障壁撤廃を目指すものなのである。
それは、日本固有の文化と伝統を破壊し尽くすものと言っても決して言い過ぎではない。
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自民党圧勝、そして思うこと

自民党が圧勝しました。まずは安心した次第。
ぼくは、日本は世界から見て普通の国になる必要があると思っています。日本を普通の国に出来るのは、安倍晋三以外にはないと思い始めていました。
ぼくも、この前の選挙では民主党が日本を変えてくれると思っていました。そんなことはないという人もいましたが、そんなことはない筈だと抗弁していたのです。
しかし時間が経つにつれ、弁護のしようがなくなるような事件が続発しました。そして、3.11が起こりました。
仙谷氏が、「自衛隊を暴力装置」と呼んで物議をかもした時も、あの頃の学生はみんなそう思っていたのだから、それはそれでいいのではないかと思ったりしたものでした。
ところが、中国漁船の体当たり事件が起こったとき、彼の取った行動や指示は、日本人としてあるまじきものに思えたのです。3.11での菅首相の行動も納得できるものではなかった。
その責任転嫁の態度は、<弁当屋の仙谷>や、<四列目の菅>を想起できるもので、人間を知るには、若い頃の行動を調べればいいという説を思い出しました。
考えてみれば、全共闘の学生の中には、日本人というより国際人という観念がより強い人もあり、そういう意味では、彼らはその頃から日本人ではなかったのではないか。
そういう人たちを多く含む民主党は、消えてもらう必要がある、などと過激なことを考える様になっていました。
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<葉巻のけむり>ようやく回復基調

WordPressプラグイン

いやぁ、参りました。
すぐに回復する筈の<葉巻のけむり>は、いったんは回復するかに見えたものの、そうはいきませんでした。
使っているWordPressというソフトは、GNUの流れを踏むGNU GPLソフトであり、フリーソフトウェア財団ライセンスのもとに開発されています。だからフリーで誰でも使うことができるし、開発に携わることもできる。WikipediaやInternetのソフトも同じです。
GNUというのは、1983年にMITのリチャード・ストールマンという変わり者の天才が、考え出したプロジェクトであって、万人のためのコンピュータという考えにたっています。
彼は、CコンパイラーやEmacsその他の傑出したソフト開発の基本ツールを作り、一般に公開しました。
この場合のフリーというのは、ただという意味ではなく、もっと本質的なフリーという概念を持っているようです。
GNU GPLのソフトは、内部コードが公開されねばならず、その改変を禁じてはならず、売買を禁じてはいけません。ただし、その場合も内部コードは公開されている必要があります。
現在の我々は、携帯のGPSによって位置を知られ、メールの情報やその他の個人情報は、全て知られてしまい、それを防ぐ手立てはありません。それはそうした機器のソースコードが公開されていないからにほかなりません。だから、ストールマンはづっと昔にコンピュータのこのような存在を予見していたのだ、という人もいます。
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お詫び

まことに申し訳ない。
先日のバンコックのホテルでクラッシュしたブログ・サイトは、今年の4月に取ったバックアップがあったのでシステム自体はほぼ回復できたし、データベースは生き延びたので、記事も全部無事ではあった。
しかし、なぜが画像のリンク切れが起こっていて、写真が表示されなくなっている。
元はあるので、これを再ロードしようとしているのだが、なぜかうまくいかない。
昨日から、ほぼ26時間ほど不眠不休でやってもうまく行かない。
そのうちに修復できると思われるので、しばらくは絵抜きで我慢をしていただくしかない。

バンコックでの大失敗〜ブログの消失〜

バンコックのFourSeasonsHotelに投宿して3日が過ぎた。
昨日の喜寿のパーティも終わり、参加してくれた人たちは、数人を残して三々五々に帰国の途についた。
夜半を過ぎるまで、シガーを吸いながら、サトー君と自室で話をしていた。タイでも法律で喫煙が禁じられたので、禁煙でない自室でしか、シガーを楽しむことが出来ない。
彼の癌の基礎医学的な研究について、いろいろ質問して話を聞き、彼も熱中して話しているうちに時間が経ち、「帰って仕事しないと」と、彼は部屋に帰った。もう1時近かった。
ぼくは、着いた時から書き始めている<葉巻のけむり>の原稿を書き足そうとして、机に向かった。
旅先ではよくあることなのだが、軽率にシステムを触って失敗する。この時も、あまり考えずにこの間から出ていたInternalErrorという別段支障のないエラーを直すつもりで、フェースブックのプラグインをアップデートした。
すると、Fatal Errorというのが出て、WordPressが立ち上がらなくなってしまった。
これを直すべく、いろいろやっているうちに、どう間違ったのか、データが消えてしまった。
参った。全身総毛立つようなおののきだった。どうしようと思い、いろいろやってみたがどうしようもない。ともかく日本に電話した。
ぼくが使っているレンタルサーバーは24時間のシスセム・サポートがあって、相談に乗ってくれる。この際、電話代がかかるなどということは問題じゃないと思えた。
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東京裁判~欺瞞の歴史構築の覚え書き~(1)

そのときから66年がたった今、極東国際軍事裁判いわゆる東京裁判が正しい裁判だったと唱えるような人は、ほぼいないといっていいのではないか。しかしそこで作られた虚偽ともでっち上げとも思える事柄は、あたかも真実のように戦後の日本人の心に深く染み付いてしまったかのようである。
ぼくは自分自身の問題として、その避けるべくもないまま刷り込まれ信じ込まされたマインドコントロールともいうべき状況を抜け出すために、東京裁判の実相を調べる必要があると思い至った。
そもそも戦争が裁判で裁かれるということは、この裁判まで人類史上なかった。1946年の東京裁判とその前年のニュルンベルグ裁判が最初のものであった。それまでもいくつもの戦争があったが、それを裁判の俎上に載せることはなかった。その理由は何か。
渡部昇一氏によれば、戦争とは論理的に解決できないときに、決闘によって勝敗を決めるという騎士道に基づく作法の延長と考えられ、それは中世の欧州において確立した。
中世の歴史を持たないまま成立したのがアメリカである。イギリスの落ちこぼれ(メイフラワー・サティアンとも呼べる)人たちが作った国がアメリカであり、南北戦争で、英国の援助を得た結果、南軍と呼ばれたアメリカ連合国(南部諸州)を完膚なきまでに破壊し、その指導者や軍人を復讐裁判で徹底的に糾弾した。そんな国がアメリカなのである。(この部分は倉山満「嘘だらけの日米近現代史」)
そうであって見れば、東京裁判が裁判というもっともらしい形をとった復讐劇であったことが、容易に理解できる。
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『ローマの休日』を観る

ほんとに何十年ぶりかに『ローマの休日』を観た。
昔大好きだった映画をよりきれいな映像でDVDに収めようと考え、DVDを作る途中で映画鑑賞に入り込んでしまったというわけである。
好きな映画、残しておきたいドキュメンタリー、サッカーの試合などのDVDは、数えてはいないけれど、3000枚は確実に超えたと思われる。
「自分でも二度と見ないでしょう。誰も見ないものを作ってどうするの!」という家内の言葉を背に受けながら、せっせと録画ダビングに精を出しているわけだ。

仕事をやめるずっと前から、VHSビデオによるテレビの録画をやっていた。
ビデオテープからDVDに替わったので、録画媒体はDVD-Rとなった。
テレビの映像の場合、WOWOWとNHKなどは別としてすべてコマーシャルが挟まっている。これを含んだままの映像というのは、どうもぼくにとっては気色悪いと感じた。
最初の頃は、コマーシャルが始まるとすかさず、一時停止して録画画像から除くという難しい作業をやっていた。
まもなくDVDレコーダーなるハードが発売される様になると、まずこ内蔵のハードディスクに予約録画し編集した後に、DVDに焼き付けるということになった。
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