長い沈黙の後に

 最後にこの<葉巻のけむり>を書いたのは、昨年の7月のことだったから、長い沈黙になる。
 その頃、なんだか世界はおかしいぞ、と感じ始めたような気がするのだ。それはブレグジット、いわゆるイギリスのEU離脱だったような気がする。あれは昨年の6月だったから、指折り数えると半年ほどになる。
 あれ以後、引き続いて、国の内外で、その結果を知りたいと思うこと、どうなるのだろうと思うことが、次から次へと起こり続けた。はっきりしたら、結果が見えてから書こうと逡巡していると、また次のことが起こる。

 そしてトランプが躍り出てきた。世界中が仰天したようだったが、ぼく自身はそれほどでもなかった。世界中が騒めく中で、今まで見えなかった世界の実像が浮かび上がってきたような気もする。
 マスメディアに敵対するトランプ氏は、ツイッターという媒体を用いてダイレクトな発信を始めた。考えてみれば、インターネットの普及によって、すでに個人レベルでの文字・動画の発信・受信が普通に行われるようになっていた。
 少し前までは、かなり困難だったYouTubeへの投稿も自由度が増し、動画が溢れるようになった。
 新聞はそのニュース記事の信用度を下げた。なにしろソースをネットの読者投稿に頼らざるをえなくなったという言い訳で、確認を怠るようになったからである。

 年が明けても、世界の安定は見えないものの、先の予想だけはおぼろげながらつくようになってきた。そんな気がする。
 今後世界を動かすのは、中国共産党であると言える。なぜなら、世界で一番強く世界を変えてやろうと考えているからである。
 貧しい国が豊かになると戦争が起こる。豊かな国が貧しくなると国内紛争が起きる。
 この常識に反する定理は、豊かになるためには他国から奪わないと食っていけないという単純な理由による。日本はこの定理を知らないまま、隣国に多大の援助を行い、その結果戦争を仕掛けられようとしていると言える。
 絶対に富を奪い取られないような防備・安全保障を行ってから援助をするべきだった。

 こんなことを書き出すとキリがないので、もうやめにして、個々の事どもについては、項を改めたいと思う。