「ネット選挙」について

参院選が終わり、ようやく「ねじれ」が解消されました。
これは、とりあえず、大変結構なことだと思われます。どうしてかというと、この混迷を深める世界の中で、変な内輪もめをやっている場合でないと考えられるからです。
マスコミは、一斉に「右傾化」とか「暴走のおそれ」などと、近隣諸国の受け売りに終始しているようです。しかし、明治維新がそうであったように、日本国を世界の常識の国の形にしようということで、それは「右傾化」でも「暴走」でもないはずなのです。

投票率が大変低かったことに関して、テレビで識者が色々の論評を述べています。もともと「識者」というのは、物事に対して正しい判断を下せる力のある人をいうのだそうですが、テレビのコメンテーターはどうも似非識者といえる人のように思えます。
ぼくの見解では、投票率が上がるのは、今の現状に不満が大きい時や、その現状に怒りを感じている時だと思うのです。今回は選挙前の予想で自民党の勝利が報道されていました。有権者がそれは困る、そんなことになったら大変だ、自民党潰せと思ったら、みんな投票所に行ったでしょう。
みんなそうは思わなかった。不満な人もいたかもしれないけれど、まあいいではないかと思った。
ということは、今の政府を信任したということだと思うのです。しかし、似非識者は、もうどうでもいいやと思った、まあやらせてみるかと思ったなどという。全く国民をバカにしています。まあ、そうした識者は、「国民は・・・」とはいわずに、かならず「生活者は・・・」という。
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