今年も、例年通りお盆(盂蘭盆・うらぼん)の行事などのため、郷里のるり渓に帰って来た。
盂蘭盆というのは、毎年8月15日前後に、日本全国で行われる祖先の霊を祀る行事で、そのため日本中の会社もお盆休みを設けている。
もともとは、神道に基づく行事で、大昔から先祖供養の儀式や神事を行うことになっていたのを、江戸幕府が仏教の檀家制度を作るとともに盂蘭盆の行事を行わせたため、二つが習合したとされている。
続きを読む
月別アーカイブ: 2013年8月
亡国のリベラル派知識人の一人・上野千鶴子先生(承前)
前稿の「プライム・ニュース」の記事で取り上げた古市憲寿くんは、『絶望の国の幸福な若者たち』という本も書いている。その他にも何冊かの上梓がある。
この本のアマゾンのレビューには79の書き込みがあり、その内訳は五つ星21、四つ星19、三ツ星11、二つ星11、一つ星17となっている。まあ好悪相半ばするという結果になっている。適当に読んで見た。そして、こんな風に評価が二分すること自体、色々な意味で、日本の現在の状況を表わしているといえると思ったのだが、その一つに次のような記述があった。
「この著者は、ポエム(詩)をアピールしてAO入試(小論文・面接だけ)で慶應大の環境情報学部に入学。その後、東大院だが、実は院に関して言うと、東大院は定員が日本で最も多いので、かなり入りやすい。難関試験を突破しているわけではないのである」「彼は慶應義塾大学SFC研究員と称しているが、あくまでも「訪問研究員」に過ぎない点には注意である。SFCが実施する研究に参加する目的で受け入れられている研究者に過ぎず(あくまで研究所の訪問者に過ぎず)、慶應との雇用関係にはない」
続きを読む
古市憲寿という若者にみる国家観の欠如
先日、敗戦記念日のプライムニュースで「終戦の日に考える、いまの若者の戦争観」という番組を見た。
3人のゲストの内の一人の大学の先生は、若いとはいってもとても若者とはいえない人だった。二人の若者の一人は、古市憲寿という優しい感じで、どう考えても肉食系には見えない男子で、もう一人は山本みずきさんという賢そうな美人の女子大学生だった。
古市くんは、朝生に出ているのを見ていたから、知っていた。田原総一郎が可愛がっているみたいだったからそう思ったのかもしれないが、すこし気になるところがあった。世界の戦争博物館を回って『誰も戦争を教えてくれなかった』という本を書いた人という紹介だったのだが、世界を回ってきたという感じがなくて、なんか日本各地の美術館巡りをしてきたみたいな感じを受けたのだ。誰も戦争を教えてくれないのなら、自分で調べたらいいではないか。小・中生じゃあるまいに甘えたタイトルだなと思った。肩書きは東京大学総合文化研究科博士課程だった。
続きを読む
『終戦のエンペラー』を観て
『終戦のエンペラー』を観た。
観るまでは、どうせハリウッド映画だから、どうせ大したもんではないと思っていた。『硫黄島からの手紙』や『父親たちの星条旗』『トラ・トラ・トラ』『戦場に架ける橋』などなど、大東亜戦争がらみの映画はどうも心底楽しめない。最近特にその傾向が強まったように思っていた。
だいたいその題名「終戦のエンペラー」が気になった。エンペラーというのは皇帝のことで、天皇は皇帝ではない。全く違う。皇帝には絶対的な権力があるが、天皇には絶対的権威はあっても権力はない。
天皇は天皇なので、英語では「TEN-NOU」であるべきではないか。
などと考えたりしていたのだが、題名からいちゃもんをつけてもしかたないなと映画館に向かった。そして、この『終戦のエンペラー』には、つい引き込まれて見終わったのだった。ある感動さえ覚えていた。
続きを読む
福沢諭吉「脱亜論」の背景
麻生副総理の「ナチス発言」、この命名自体おかしいと思いますが、が話題になっています。
まずいことを言ったなと思いました。
なぜなら、日本を強い国にしたくないアメリカや連合国諸国は、世界での「戦後レジューム」を保持したいと考えており、たとえば「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」などの捏造事件をナチズムと関連付けようと、ことあるごとに試みてきたと言えるからです。
気になるので、麻生発言を全部読んでみました。驚いたことにあの朝日新聞が全文を公開しています。
麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細
読んでみて思ったことは、なんでそんなに大騒ぎするの、という感じでした。問題の部分は、かなり長い話・講演のいちばん最後の方にちょっと出てくるだけで、大騒ぎするような話ではない。特に今の世界の常識、日本の常識から考えて、あり得ない強引付会の揚げ足取りと感じました。
問題の部分に、「気がついたらワイマール憲法がナチス憲法に変わっていた」というのがあります。
しかし、ナチス憲法などはなかった。ヒトラーは憲法改正などやっていないのです。
問題の根は、「全権委任法」にありました。ヒトラーは政権を取ると直ぐにこの法律を成立させます。しかし今の時代、そんなことが出来る訳がない。
麻生副総理の真意は、全文を読むと分かりますが、中韓がいろいろ言ってきて騒がしくなる。そうするとアメリカも困るだろうから、静かにやる必要がある。その方法を考える必要がある。そういうことが言いたかったのではないかと思うのです。
続きを読む
哀れな文化的自傷国家「大韓民国」
またまた、韓国がやってくれましたね。サッカー場での横断幕での件です。安重根の顔を掲げたりもしました。これって一体どういう意図があるのでしょうか。この伊藤博文を暗殺したテロリストを、サッカー場に掲げることで、一体なにをいいたのか。ぼくには分かりません。
韓国の若者はどうして、こんな意味不明なことをするのでしょうか。それにしても、このタイトルも意味不明だと思っていらっしゃいませんか。最後の方でお分かりになるでしょう。
続きを読む