訳の分からん上海の日本国領事館の対応

 このところ、マスコミを賑わわせていた大阪・西成区の准看護師・岡田里香さん殺害事件の重要参考人ともいうべき日系ブラジル人の女性が、上海の日本領事館に出頭してきたのだそうです。
 ところが、なんと領事館はこの女性の身柄をチャイナの公安当局に引き渡したのです。
 この事実を知ったのは、今日(5月28日)の正午のニュースでした。いや驚きました。なんでなんや。無性に腹が立ったのです。
 その腹立ちは、かつて日本海で海上保安庁の巡視船の二隻に体当たりした船長を公務執行妨害で逮捕しておきながら、時の民主党政権は、これをお咎めなしとして、ファーストクラスで送り返したという話を聞いたと時の憤りに似た感覚だったかも知れません。
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チャイナの海洋侵略

 いよいよ来ました。チャイナが。

中国の赤い舌

中国の赤い舌

 南シナ海で、ベトナムの警備船と放水合戦の末に体当たりをして、ベトナムの船の船腹に大きな損傷を与えた。その3日後にはフィリピンの領海でワシントン条約に違反して、ウミガメを60頭も捕獲していたチャイナ漁船が拿捕され、船員が逮捕された。
 こうしたチャイナ船との衝突はずっと続いており、ベトナムは国際法廷に提訴しているが、チャイナはまったく意に介していない。今回はチャイナが採油基地の建造を始めたので、ベトナムはそれを阻止しようとしたのが、原因だった。
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「主権回復の日」について

 先月の4月28日は、サンフランシスコ講和条約が発効した日で、「主権回復の日」とされています。しかしこれはいわゆる祝日とはなっていません。この条約によって、占領状態が終わったわけです。1952年のことですから62周年になります。
 占領とはいっても、無条件降伏したわけではなかったし、政府機能も国会も普通に正常に働いていたことからも分かるように、正確には、ポツダム宣言受諾によって、戦争状態から休戦状態になったといっていい。
 だから、その状況を終わらせる為に講和条約の締結が必要だったわけです。戦争から休戦、そして講和という流れです。この当然の流れを国際法(ハーグ陸戦条約など)を無視しての占領政策を行ったのがマッカーサーでした。
 ぼくたちは、無条件降伏して講和と教えられたようですが、これでは理屈に合いません。
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