じつはずっと気になっていた。
だれもかれもが、どの議員もどのコメンテーターも「憲法は権力を制限するもの」あるいは「政府の力をコントロールするもの」という。
なんかおかしい。ほんとにそうなんか。自動車保険や生命保険の約款じゃないだろう。そんな風に感じていた。
この馬鹿の一つ覚えみたいな台詞は国会の予算委員会の質問で、多くの議員が馬鹿みたいにあるいは誇らしげに唱えるのを聞いた。
さきごろ、小西洋之という民主党議員が、憲法の条文の内容や憲法学者の名前を問いとするクイズ質問を、安倍総理に指差しを繰り返しながら、訳知り顔で執拗に行い、大方の失笑と顰蹙・怒りを買ったことは記憶に新しい。
その後、Wikipediaの小西洋之の項に、多分自分で書いたと思われるのだが、<安倍総理は憲法学の第一人者である「芦部信喜」などを知らず、改憲を主導しながら憲法を理解する勉強すらしていないなどを明らかにした」としている>などとと記している。(質問の動画はYoutubeに多数のアップがあるのでご覧下さい)
ぼく自身かなり腹が立ったので、調べてみることにした。そして、いろいろと興味ある歴史的事実が分かって来た。
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