GHQの親玉であったマッカーサーが、後にアメリカの議会で証言したように、日本は自衛のための戦争に追い込まれることになりました。あれーっ、それは違う。日本の軍部が暴走した結果、侵略戦争を行ったから連合国にやっつけられ、原爆を落とされるというひどい結末を招いたのではないのですか。そう思う人がいるはずです。そういう風に永年教えられてきたのですから。
でもそう思う人は、だんだん減ってきているようでもあります。ここ数年、近現代史についての関心が高まり、多くの人が学習を始めたからです。むかしのように図書館に通う必要はありません。ネット上に情報はあふれています。
なんとなく信じ込まされた自虐的な歴史観のようなものは減りつつある一方、安倍政権に対する暴走政権という攻撃が強まっているようです。
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「つれづれ」カテゴリーアーカイブ
最初の人種差別撤廃法提案(世界変動へのきしみ2)
世界が大きな変動を迎えていることは、いま世界で起こっている様々な事件をみれば誰でも気がつくことではないでしょうか。思いつくままに挙げてみると、たとえばアラブの春に始まる中東アラブの動乱やテロ事件。ウクライナ問題。パリの連続テロ事件とその後の巨大デモ。直近の所ではアジアインフラ投資銀行(AIIB)などなど。
さて、前稿の続きは、コリアとチャイナがなぜ勝ちにこだわるのだろうか。そういう疑問でした。それは言い換えれば、悪い國の日本をやっつけることによって自分の國が成立したのだ。そう言いたい。そういう建国の大義を唱えたいということのようです。中国の国歌は義勇軍行進曲とよばれる人民解放軍の歌なのですが、そこで唱われる敵とは日本軍のことなのです。
この國は、一応憲法も法律もあるのですが、その上には共産党の独裁があるという独特の國で、選挙など一度も行われたことはなく、民衆の承認を受けた國とはいいがたいのです。そのため悪辣な日本軍を倒した共産党の国家というでっち上げの建国の作り話を喧伝してその支配の正当性を唱え続ける必要があるのだと思われます。
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戦後70年(世界変動へのきしみ)
最近まことに次から次へと物騒な事件が地球規模で発生して、マスコミを賑わわしています。
考えてみれば、それは当然のことのようにも思えます。なぜかといえばいま世界は大きな変化、第二次世界大戦後につくられた枠組みの変化の中にあります。枠組みの変化はきしみを生みます。それを守ろうとするものと変えようとするものが対立し陰に陽に争い、それが激化しているのがその原因だと思われます。
今年は戦後70周年に当たるということで、やがて出されるとされる安倍談話が大いに注目されています。
一国の首相がその考えを述べることが、そしてその内容が、その国がいくら世界第3位の経済大国だとしても、なにゆえそれほど大関心となるのだろう。以後ぼくなりの勝手な考えを述べてみたいと思います。
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信じられないパシュトーン人との邂逅
さきの花金の夜、ぼくは行き付けの祇園の「葵」に出かけました。
ここのバーテンのI君とはちょっとした因縁的ないきさつがあって、東京からこちらにやってきたのです。
もともと彼は汐留のシティーセンター・ビル最上階のバーでバーテンをやっていました。その頃、よく泊まっていたホテルの近くだったので、ぼくはたびたび出かけることになって、夜景を見下ろしながら明け方まで話し込むこともあったのです。大学には行かず大工の見習いの後自衛隊の経験もあるという折り目正しいこの青年の話を聞いて、ひょっとしたら日本の教育は人間を駄目にするのではないか。そんなことをぼくは思ったりしたのでした。
そんなことで、修学旅行以来いったことのない京都に行きたいと言い出し、我が家に数日滞在しました。彼の主目的は山崎のサントリー工場の見学だったようですが、京都や奈良も案内したのです。
その時はちょうど「都をどり」の時期だったので、これも見に連れて行きました。
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乗馬の愉しみ(1)
「まもなく、チャイムが鳴ります。追悼のため1分間の黙祷をお願いします」
そうだった、今日は3月11日だったと気付いた。後で聞いたのだが、東北の厩舎でも多くの馬が溺死したのだという。
チャイムが鳴った瞬間、みんなはそれぞれの場所で、それぞれの作業を止めて、黙祷した。手を合わせている人もいた。
急に信じられないくらいの静寂があたりを支配した。耳を澄ますと、近くで馬の息づかいだけが聞こえ、遠くの方で馬のいばり(尿)の音が微かに聞こえていた。
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先進国の若者ムスリムはなぜ「イスラム国」に向かうのか
アメリカが本気になったようなふりをして、少しだけ「IS」いわゆる「ムスリム国」討伐に力を入れるようになっても、「ムスリム国」を目指してシリアに向かう若者は一向に減る気配がない。
一体どうしてなんだろう。しきりに貧困がその原因だといわれているようだ。でも、ほんとにそうなのだろうか。そうした若者たちの出発国は、欧米を始めとするかなりの先進国なのだ。
なぜなのか。その理由に関しては、様々な見解があるようだ。
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世界の各国が見た「大東亜戦争」
前稿で、大東亜戦争に関して、「独立を助けられた国々の元首は、それぞれに感謝をこめての評価のコメントを残しています。」と言及し、一例としてトインビーの大東亜戦争への論考のみを揚げました。
ぼくが、大東亜戦争にこだわるのは、日本の戦後を考えるというだけではなく、これからの日本、あるいは「この國」のあり方・國のかたちを考えるには、この世界史を変えた戦いの正当な認識なしには、正しい判断が出来ないと思うからです。
戦後の日本に流布されたのは、当時最も権威あるものと信じられていた発信元である(恥ずかしながら、ぼくもそう信じていた)NHKと岩波書店からのものでした。
そして、その内容はすべて「あの戦争は間違っていた」そして「アジアを侵略した」「アジアの民に苦しみを与えた」というものでした。それが全くの誤りでないにせよ、別の見方なり、反対の見方も併置、検証されるべきでした。しかし、そうはされず、それは、極端に一方的なものばかりでした。
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大東亜の動乱
今日のテレビの番組でザ・プロファイラー「なぜ殺し合いは起きたのか?ポル・ポト 姿なき独裁者」というのを見ました。クメール・ルージュやポル・ポト、あるいはキリング・フィールドなどなどこの事件を扱った番組は数多く、いくつも見ています。
しかし、その凄まじさに改めて驚きました。世の中「イスラム国」で大騒ぎしていますが、わずか3年間ほどで100〜200万人というその規模からいってもそんなものではない。さらに驚いたのは、当の首謀者のポル・ポト(本名サロト・サル)が、ことが発覚した後も終始にこやかで、70歳でなくなるまで、そんなに多くないでしょうとその大量虐殺を認めなかったことでした。
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建国記念日に想う
今日は日本の祝日・建国記念日の日です。
昨夜の夜半、明日はこの建国記念日についての報道がなされると思って、DVDレコーダーで番組検索をやったのですが、一つも出てこなかった。
これは一体どうしたことなのかと思ったのでした。
建国記念日は言ってみれば、日本国の誕生日です。だから祝日なのだと思います。それについての番組が全くないというのはどういうことなのか。
録画していたミヤネやの報道番組では、アナウンサーが「きょうは祝日ですので・・・」というくだりがあって、やはりこれは意図的に建国記念日と言葉自体をパッシングしているのではないか、そう勘ぐってしまったのです。
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「イスラム国」、この一知半解なるもの
ISILという名前で呼ばれ、我が国では「イスラム国」と呼ばれる国家形態をとるテロ集団が起こした、2名の日本人人質拘束事件は、予期した通りの悲劇的な結末で終わった。
世界一平和な国で、70年の永きに渉って戦争をせず一人も人を殺していないなどと誇らしげに唱える人をなるほどと思い、お金こそすべて、お金があれば何でも出来ると思い込んでいる多くの日本人に取っては、まことにショックな事件だったといえる。
バカな戦争をして負けたけれど、大いに反省しているし、謝ってもいる。武器は捨てたし、どこも攻めようとしていないのだから、どこの国へ行っても敵対する人はいないだろう。もし日本がヤバくなったら、安全な他所の國にお金を持って逃げればいい。そんなことを考えていた守銭奴みたいな日本人は、大変だ、どこに逃げても狙われると焦ったかも知れない。
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