日本の
乃木さんが凱旋す
すずめ
めじろ
ロシヤ
野蛮國
クロポトキン
キン玉
負けて逃げるはちゃんちゃん坊
棒で叩くは犬殺し
シベリア鉄道なぁがいなぁ
鍋のケツ真っ黒け
けつの穴深いなぁ
鍋のケツ深いなぁ
とループになり終わります。
これも前稿と同じように突然蘇ってきた子供の頃に唱えていたしりとり歌です。似たようなものは日本中にゴマンとあったのでしょうが、そのすべては今日では問題となるような箇所を含んでいるためネットに上がることがないように思われます。
ぼくが小学校の時代とは世の中至る所であらゆる意味で差別意識が普通だったように思います。ぼくが育った園部の田舎には、夏休みなどに帰ってそこで過ごすのが常でした。そこにはぼくと同年の小学生がいて、仲良しでした。でも祖母のマサエばあさんは、ぼくが彼と遊ぶこをよしとせず、家に入れようとはしませんでした。家の格が違うから一緒してはいけないというのです。
ぼくはだから内緒でいつも一緒に遊んでいたのです。
このしりとり歌について少々考察すると、乃木将軍の凱旋ですから日露戦争のあとで、ロシアを野蛮國と貶めています。クロポトキンはよく知られた無政府主義者で共産主義者とも考えられ、日本国にとって最も望ましくない人物でした。
ちゃんちゃん坊とは当時はちゃんころとも言われた中国人のことです。こうした子供が歌って遊ぶしりとり歌にも、当時の教育思想が結構緻密に盛り込まれていたことが見て取れるようです。