イタリアのシガー、トスカーノ

右端は、独特のシガー・カッター。二つに切るのに都合よく作られている

 先ごろのイタリア行きの時にしこたま買い込んだイタリアのシガー、トスカーノも残り少なくなってきました。
 このトスカーノという葉巻はあまり知られていないようです。
 アメリカがキューバとの関係を緩和して、ハバナシガーにも何らかの影響があるのかなと想像していたのです。しかしあまり関係はなかったようです。ただ、何だか最近ハバナシガーの作りがけっこう雑になってきたように感じています。
 トスカーノは、いわゆるドライタイプのシガーで、フューミドールなどに入れて変に湿気さすと、本来の深い味わいが失せるようです。
 他にない特徴は、固く巻いたその形状にもあり、真ん中が太く両端が細くなった両切りの形をしています。真ん中で二つにカットして喫します。一本が二本になるというのはなんだか嬉しい。
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旧いドラマや映画を愉しむ日々

スターリング、ビック・モロウ!

 最近CSFoxのテレビで「コンバット!」という旧いドラマをやっていたので録画することにした。
 コンバットといえば、ぼくが大学生のころ楽しみに見ていたもので、この旧い白黒映像を見るとなんかタイムスリップしたような気分になった。出だしのテーマ音楽や「コンバット」というナレーションも懐かしかった。
 「コンバット!」は、調べてみると、1962年から67年まで放映されたアメリカのテレビドラマで、152話までのシリーズだったようだ。
当時はカラーテレビが出回り始めたころで、録画するなどということは考えも及ばないことだった。
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『ツイン・ピークス』の新作が始まる。

序章の冒頭のシーンです。

 『ツイン・ピークス』は、ほぼ30年近く前に、アメリカで大評判になり、少し遅れて日本でも大いに話題となったドラマでした。
 このドラマについては、ぼくはかなり特別な思い出があるのです。
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NHKスペシャル「東京裁判」を見る

 4夜連続のNHKスペシャル「東京裁判」を見ました。
 確かにパル判事の主張を取り上げているとはいえ、彼に対する各国判事の対応はなんとなく嘘くさい。インドは独立したかしないかの時期で、白人の宗主国の判事達があれほど立派に振舞うというのは、きれいごとすぎる作り物の感じが否めなかった。
 このドラマはNHKの企画原案によるもので、オランダ、カナダとの合同製作を唱っている。とはいえ、これは看板だけで客観性をてらういかにもNHKらしいやり方と思えた。
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WOWOWのドラマW『沈まぬ太陽』

 先頃からWOWOWであの有名な『沈まぬ太陽』が連続ドラマWとして放送されている。
 WOWOWの連続ドラマといえば、他にあの「ツインピークス」の放映も始まった。このいずれにも、ぼくはけっこう特別な思い入れがある。「ツインピークス」については別項に譲るとして、ここではあの『沈まぬ太陽』について書くことにしよう。
 
 1965年の春のことだったと思う。ぼくは京都府山岳連盟派遣の京都カラコルム・ディラン峰登山隊の先遣メンバーとしてパキスタン(当時は西パキスタン)のカラチ空港に降り立った。
 確か前年にその規制は緩和されていたとはいえ、スポーツのための外貨の持ち出しは制限されていたから、特別なルートを使って外貨を獲得しなければならなかった。
 全ては今では考えられないようなことばかりだった。登山隊の装備は数トンに及び、それは半年前に神戸港を出てカラチ港に入る船便が使われた。隊員は飛行機で南回りのルートでカラチに向かう。
 当時はジャンボ旅客機はなかったし、伊丹空港の周りは鉄条網の柵で、見送りの人たちはこの柵の外から手を振ったのだ。
 先遣隊は本隊より半年近くも先に出発し、現地の状況を調べたり、船便の到着を待って、陸揚げを行うという任務があった。パキスタン側から同行する軍人の連絡将校と人間関係を作っておくことも重要な仕事だった。ぼくが、初めての外国であるパキスタンに飛んだのは、1965年のことだった。
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Nice day, Nice Smoking(ナイスデー、ナイススモーキング)

左側のポスターに注目!

『難波金融伝 ミナミの帝王 待つ女』の後半のある喫茶店の場面。左側のポスターに注目!

 録画しておいた「難波金融伝ミナミの帝王劇場版10待つ女」というのを、見ていたらびっくりするようなものを見つけたんです。
 それは、ぼくがモデルになっている日本専売公社の広告ポスターでした。
 このポスターが、こんな感じに映画に現れるのは、これが最初ではありませんでした。もうずっと昔のことですが、たしか『たんぽぽ』だったと思うのですが、ドライブインの壁にかかっている画面がありました。
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向田邦子のドラマと玉音放送

 今月の始めから、CSテレビのTBSチャンネル1で向田邦子のドラマが、2週間にわたって連日放映された。
 何度も見たものもあったが、ぼくは大好きなので、連日見ることになったのだが、いつも胸苦しくなり、特に終戦特別企画の作品では涙があふれてきて困った。番組を列挙すると以下のようになる。
向田邦子新春ドラマ

響子「響子」

「空の羊」

「終わりのない童話」

「小鳥の来る日」

「あ・うん」
さらば向田邦子

「風立ちぬ」

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『あすなろ三三七拍子』(フジテレビ)が面白い

「オースーッ!」
「オースッ」というかけ声。
「オース」という挨拶。
TitlePicture 滅びの道をたどってきた応援団の挨拶である。『あすなろ三三七拍子』(フジテレビ)は、この応援団の消滅を止めようとする「あすなろ学園」の応援団の物語である。
 西田敏行演ずる「あすなろ学園」応援団OB会会長は、母校応援団の消滅を食い止めようと、自分の会社の社員・藤巻大介(45歳)にリストラの代りに大学に入学し応援団団長を務めよという社長命令を発する。
  柳葉敏郎演ずる藤巻大介が、社長から送られた学らんを着用して登校するあたりから物語が始まる。
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『陸軍中野学校』を観る

 大分前に観た記憶があるのですが、今回改めて『陸軍中野学校』を観ました。チャンネルNECOで中野学校シリーズが連続で放映されたからです。
 このシリーズは、1966年〜68年のわずか3年の間に5作も作られています。主演はあの名優・市川雷蔵が一期生として、この有名なスパイ養成機関の卒業生を演じています。
 シリーズ5作は次のようになります。
 1.『陸軍中野学校』(1966)
 2.『陸軍中野学校 雲一号指令』(1966)
 3.『陸軍中野学校 竜三号指令』(1967)
 4.『陸軍中野学校 密命』(1967)
 5.『陸軍中野学校 開戦前夜』(1968)
 いづれも、大東亜戦争の勃発直前の状況を描いています。淡々と描かれるその白黒の映像は、不思議な緊迫感があって充分に引き込む魅力を持っています。
 1と3はYouTubeに予告編が上がっています。陸軍中野学校予告編(2分37秒) 陸軍中野学校・竜三号指令-予告篇(2分11秒)
 1966年といえば、敗戦から21年、サンフランシスコ講和条約から15年も経っていたとはいえ、東京裁判史観が日本を覆っていたと思える時に、どうしてこんな映画が作られたのか、興味がわきました。
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「トランスポータ3」を観る

なんとはなしに「トランスポーター3」を見てしまった。

レオンのシーン

「レオン」のシーン

見始めてしばらくして、前に見たことがあることに気付いたが、もう大方は忘れていた。
監督が、リュック・ベッソンなのがいい。 ぼくはリュック・ベッソンは大好きだ。
中でも一番好きなのは「レオン」。
何度も見たが、なんどみても胸苦しくなるような感動を覚える。
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