<今日、天皇陛下は誕生日をおむかえになった。皇居にはたくさんの参賀の人並みができているのをテレビは報じていた。齢は八十歳におなりで、傘寿である。
元気にテニスを楽しまれるのを見て、その元気さに喜びを覚えながら、自分にはとても無理だと思った。
ところで、この日が、東京極東裁判で死刑の判決を受けた7人の日本の指導者が処刑された日であるということを、皆さんはご存知だろうか。よりにもよって、GHQのマッカーサーは、その時の皇太子殿下の誕生日を処刑の日としたのである。そして、その遺骨は東京湾に投棄されたのだ。なぜこんなえぐいことをしたのだろうか。それには理由があった。>
「天皇誕生日に思う」というタイトルで、こんなことを書き始めたのだけれど、急な用事などができて、そのままほっぽり出していた。
すると、突然というか、ようやく安倍さんが靖国神社に出かけた。いづれお出かけになるとは思っていたが、もう少し先ではないかと思っていたので、少し驚いた。そして、とうとう行ったか。よかった、よかったと思った。
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「憂国」カテゴリーアーカイブ
特定秘密保護法案とスイス政府発行冊子『民間防衛』
特定秘密保護法案がマスコミ挙げての反対キャンペーンの中をものともせずに衆院を通過したようです。
まあよかったと、ぼくは思っています。
なぜそれほど必死に反対するのか、昭和二桁とっかかりのぼくにも、あんまり分かりません。
国民の知る権利がいわれます。確かにそれはあるでしょう。
東京新聞の社説では、「国民の「知る権利」と安全保障は、いわば綱引きのような関係である。政府は「秘密にしたい」と言い、国民は「情報を公開してほしい」と願う。調整をどのように図ったらいいのか。」
綱引きの関係ってなにそれ。安全保障を確保すれば、知る権利が侵される。国家の安全保障は何よりも優先しないといけないのではないですか。そうでなければ、国民生活が侵されることになる。
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防空識別圏のこと
最近のニュースで防空識別圏という聞き慣れないことばが登場してきました。
チャイナがこの「防空識別圏」というものを設定し、申告なくその範囲に入る航空機にたいしては、断固とした処置をとるなどというようなことを言ってきた。
この「防空識別圏」とは、air defence identification zoneのことで、ADIZと略されて、エーディズとかアイディズと呼ばれるようです。
これはいったいなんなのかといえば、調べてみたのですが、まずは領空の概念が必要です。領空というのは領土の上空空間の大気圏内ということになっています。そこに許可なく入ると領空侵犯ということになる。
各国は領土だけではなく領空の主権も守っていますから、そこに入ってきて指示に従わない航空機は撃墜してもいいことになっています。
むかし、大韓民国の旅客機がソ連の領空を侵犯し、境界をかすめるように飛び続け、後に続いて着陸しなさいというソ連のスクランブル機の指示に従わなかったため、領空を出る直前に撃墜されるという事件がありました。
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日本は植民地支配をしたのか
私のブログの「福沢諭吉『脱亜論』の背景」に、M君が「遅れている中国・朝鮮は植民地支配されて当然という考えでしょうか?」とのコメントを寄せられたので、ぼくは「日本は植民地支配をしたとは考えていない」と返しました。
だいたい「植民地支配」をしたというところから考えていたのでは、正しい推論が出来ないのではないか。そもそも「植民地支配」とは、どのようなものなのかというところから考える必要があると、ぼくは言ったのです。
「植民地支配」とはどんなものかなどということを、M君は考えたこともなかったようで、けっこうびっくりしたようです。こんなコメントを返しました。
刺激的な推考です。私は、そもそも「植民地支配とはなにか」というのは、そこまで掘り下げたことがないので、「むしろ逆だった」というとわたしが考えていたことと違うので「なぬ?」となりました。わたしは、国家間の外交の上で、それぞれ国家はその国民をコントロールする機能をもっていると考えているので、それぞれの国家が支配しやすいように国家間で取引すると。その犠牲に国民があると。国民目線での視点、支配される側でしか、あまり物事を考えたことがないでので、高田さんのような考えは、よい意味でも、悪い意味でも刺激的です。ブログの更新、楽しみにしてます。
・・・という訳で、この稿を起こした次第です。
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亡国のリベラル派知識人の一人・上野千鶴子先生(承前)
前稿の「プライム・ニュース」の記事で取り上げた古市憲寿くんは、『絶望の国の幸福な若者たち』という本も書いている。その他にも何冊かの上梓がある。
この本のアマゾンのレビューには79の書き込みがあり、その内訳は五つ星21、四つ星19、三ツ星11、二つ星11、一つ星17となっている。まあ好悪相半ばするという結果になっている。適当に読んで見た。そして、こんな風に評価が二分すること自体、色々な意味で、日本の現在の状況を表わしているといえると思ったのだが、その一つに次のような記述があった。
「この著者は、ポエム(詩)をアピールしてAO入試(小論文・面接だけ)で慶應大の環境情報学部に入学。その後、東大院だが、実は院に関して言うと、東大院は定員が日本で最も多いので、かなり入りやすい。難関試験を突破しているわけではないのである」「彼は慶應義塾大学SFC研究員と称しているが、あくまでも「訪問研究員」に過ぎない点には注意である。SFCが実施する研究に参加する目的で受け入れられている研究者に過ぎず(あくまで研究所の訪問者に過ぎず)、慶應との雇用関係にはない」
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古市憲寿という若者にみる国家観の欠如
先日、敗戦記念日のプライムニュースで「終戦の日に考える、いまの若者の戦争観」という番組を見た。
3人のゲストの内の一人の大学の先生は、若いとはいってもとても若者とはいえない人だった。二人の若者の一人は、古市憲寿という優しい感じで、どう考えても肉食系には見えない男子で、もう一人は山本みずきさんという賢そうな美人の女子大学生だった。
古市くんは、朝生に出ているのを見ていたから、知っていた。田原総一郎が可愛がっているみたいだったからそう思ったのかもしれないが、すこし気になるところがあった。世界の戦争博物館を回って『誰も戦争を教えてくれなかった』という本を書いた人という紹介だったのだが、世界を回ってきたという感じがなくて、なんか日本各地の美術館巡りをしてきたみたいな感じを受けたのだ。誰も戦争を教えてくれないのなら、自分で調べたらいいではないか。小・中生じゃあるまいに甘えたタイトルだなと思った。肩書きは東京大学総合文化研究科博士課程だった。
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福沢諭吉「脱亜論」の背景
麻生副総理の「ナチス発言」、この命名自体おかしいと思いますが、が話題になっています。
まずいことを言ったなと思いました。
なぜなら、日本を強い国にしたくないアメリカや連合国諸国は、世界での「戦後レジューム」を保持したいと考えており、たとえば「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」などの捏造事件をナチズムと関連付けようと、ことあるごとに試みてきたと言えるからです。
気になるので、麻生発言を全部読んでみました。驚いたことにあの朝日新聞が全文を公開しています。
麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細
読んでみて思ったことは、なんでそんなに大騒ぎするの、という感じでした。問題の部分は、かなり長い話・講演のいちばん最後の方にちょっと出てくるだけで、大騒ぎするような話ではない。特に今の世界の常識、日本の常識から考えて、あり得ない強引付会の揚げ足取りと感じました。
問題の部分に、「気がついたらワイマール憲法がナチス憲法に変わっていた」というのがあります。
しかし、ナチス憲法などはなかった。ヒトラーは憲法改正などやっていないのです。
問題の根は、「全権委任法」にありました。ヒトラーは政権を取ると直ぐにこの法律を成立させます。しかし今の時代、そんなことが出来る訳がない。
麻生副総理の真意は、全文を読むと分かりますが、中韓がいろいろ言ってきて騒がしくなる。そうするとアメリカも困るだろうから、静かにやる必要がある。その方法を考える必要がある。そういうことが言いたかったのではないかと思うのです。
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哀れな文化的自傷国家「大韓民国」
またまた、韓国がやってくれましたね。サッカー場での横断幕での件です。安重根の顔を掲げたりもしました。これって一体どういう意図があるのでしょうか。この伊藤博文を暗殺したテロリストを、サッカー場に掲げることで、一体なにをいいたのか。ぼくには分かりません。
韓国の若者はどうして、こんな意味不明なことをするのでしょうか。それにしても、このタイトルも意味不明だと思っていらっしゃいませんか。最後の方でお分かりになるでしょう。
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この不純な国名「中国」
イギリス、英国。アメリカ、米国。ドイツ、独逸。
いずれも同じ国の名称です。だいたいどこの国にもこうして日本語で二つの表記が可能です。ロシアは露西亜で、オランダは阿蘭陀です。
では、中国はどうでしょう。これは中華人民共和国の略称だといえます。とすれば、チャイナ、中国となって当然で、チャイナと中国は同等に用いられていいと考えられます。しかしそうではなく、チャイナが用いられることは少ないようです。
そして、右がかった人は「支那」と呼ぶことが多い。また「支那」は差別語であると思っている人もいます。
調べてみると、これはGHQ支配時の外務省の通達にその淵源を求めることが出来ることが分かりました。昭和21年(1946)、連合国の管理下にあった外務省は、東京都内の主要マスコミに対してこんな通達を出しました。
中華民國の國名として支那といふ文字を使ふことは過去に於ては普通行はれて居たのであるが 其の後之を改められ中國等の語が使はれてゐる處支那といふ文字は中華民國として極度に嫌ふものであり、現に終戰後同國代表者が公式非公式に此の字の使用をやめて貰ひ度いとの要求があつたので、今後は理屈を拔きにして先方の嫌がる文字を使はぬ樣にしたいと考え念のため貴意を得る次第です。要するに支那の文字を使はなければよいのですから用辭例としては
中華民國、中國、民國。
中華民國人、中國人、民國人、華人。
日華、米華、中蘇、英華
などのいづれを用ひるも差支なく唯歴史的地理的又は學術的の敍述などの場合は 必しも右に據り得ない例へば東支那海とか日支事變とか云ふことはやむを得ぬと考へます。
(昭和21年6月7日付「中華民国の呼称に関する件」より引用)
大東亜戦争などと同じく、GHQ支配下で用語統制の一つであったということです。
サンフランシスコ講和条約後も、戦後体制を維持したいマスコミはこれを信奉し続けるだけではなく、それを破るものにいわれない批判的態度を取り続けていると考えられます。
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鵺(ぬえ)的存在NHK
いくつかブログに書きたいことはあるのだけれど、参院選の結果も気がかりだし、それを見てからにしようと思ったりして、筆が進みません。
しかし、そんなことにかかわりなく、書けるテーマがある。それはNHKです。
いまgoogleで「NHK解体」とやると、なんと529万件がヒットしました。
最初に出ているのは「NHK解体!」というタイトルで、そこには前稿で紹介した桜チャンネルの水島社長や青山繁晴氏の発言などのYutube動画の紹介、2番目にあるのは「NHKの解体 8割以上が求める【my日本 意識調査】」です。
その内容は次のようなものです。
「国内最大手の政治経済系SNSサイトの株式会社my日本(本社:東京都千代田区、代表:西田省人)は、政治に関心の高いmy日本会員7万人に対し、NHKについてのアンケートを実施しました。
回答者の9割以上が、NHKの今の体制に問題ありと考えており、その内の8割以上が解体を求めていることが分かりました。」
8割以上が解体を求めているとは、ちょっと驚きの数字です。
<解体されるべき>とする理由も示されています。
・中国、韓国に対して同情的な感じがする。朝日新聞と同じ二大非国批判マスコミであると思う。もう少し、国民の立場に立って報道すべきであると思う。
・ニュース番組が一番ひどい!!教育テレビの一部の幼児向けの番組は評価する。
・視聴料を徴収し、反日放送を繰り返すNHKは日本の公共放送ではない。
・受信料を国民から無条件で徴集し、国営放送局と名乗っているにも関わらず、日本国の国益に何ら供与していない。
・反強制的に視聴料金を徴収する組織としては明らかに問題があり、国家と国民の為に成らない番組編成が多い。新たな国営放送組織を作るべきだ。
・国民から公共放送だからというだけでお金をむしり取り、国を貶める放送を国外にも流している。NHKは公共放送とはいえ立場上は国営放送の役割も担うべき。国会の管理が行き届かず誤ったプロパガンダに利用されるのであれば解体されるべき。
いずれもが、全くその通りという内容だと思いました。
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