青山繁晴のニュースDEズバリ!

 昨日アップした「東京裁判~その欺瞞の歴史~」(2)の末尾に張った、青山繁晴のニュースDEズバリ!のリンクが早速削除されてしまいました。あちこち探しましたが、見事に全て削除されています。調べてみると、すべてが削除されているわけではありません。テレビの番組の動画はすべて消されるという訳ではないようです。テレビ番組の録画動画はそれこそ、ごろごろ上がっているのですから。
これはどうやらその内容によるようで、こうした世界の常識を日本人に知らしたくない人たちが、必死に消しにかかっている。そんなことをしても、まず無駄だと思うのですが・・・。
まだどこかに消し忘れがあるかもしれないとさらに探索を続けると、画像の質を極度に落としたものが、消されずにひとつ残っているのを見つけました。
 テキスト起こしをするのにはこれで十分と考え、さっそく作業にかかりました。しかし、やはりフリップの絵は欲しい。しかしこのサイトの絵はなぜかコピーできません。困ってしまって、再度探索を続けることにしたのです。
 そしたら、すごい! この「ニュースDEズバリ!」を完全にテキスト起こししているサイトが見つかったのです。素晴らしい。感激しました。ぼくがやろうとしたことをすでに完全にやっていた人がいたのです。おまけに「引用転載はご自由に」と書いてありました。テキストなら消されることはない。
 お言葉に甘えて、さっそく転載させていただくことにしました。
 さらに、綺麗で完全な動画が残っているのを見つけました。これは末尾においておきます。

山本浩之
「今回の事件は最悪の結果を招いてしまいました。海外にいる日本人を守るために、じゃあどうしたらいいんだろう。さっそく解説お願いしたいと思います」
アルジェリア人質事件
青山繁晴
「はい、皆さん、先ほど申しましたとおり、洪水のような報道はあるけれども、いわば通り一遍の政府批判だけしてればいいと、いうことではありません。政府批判もちろん、とても大切な報道の任務ですけれども、やっぱり、えー、こういう、一番深刻な事件が起きたからこそ、根っこの問題に改めて目を向けるべきだと思います。えー、そのひとつめ、私たちの日本国民が、これを、貴重な契機として、気づくべきことの最初は、これです」
海外の日本国民は
村西利恵
「海外の日本国民は保護されない、ということ」

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東京裁判~欺瞞の歴史~(2)

 アルジェリア人質事件は、たいそう痛ましい結末を迎えました。この事件でも、私たち日本人は、この国がほかの国とは大きく異なっており、大変特殊な国であることに、否応なく気付かされたのではないかと、ぼくには思えます。

 今日の「モーニング・バード」では、ゲストの上智大学の私市正年教授が、次のようなコメントを述べていました。
 「言っておかねばならないことは、日揮にかぎらず、日本のビジネスマンがアルジェリアでどれだけ貢献してきたか、70年代は4000人以上の人々が、アルジェリアに滞在して、まさにアルジェリアの国家建設は、日本人が行ったと言っても過言ではないのです。アルジェリアの人も大変感謝しているんです。」

 これを聞いて、ぼくはインドネシアの独立を助けた日本の帝国陸軍のことを思い出しました。これは前項に紹介したとおり、「日本人は<アジアをアジア人のものに取り戻そう>と、すなわちアジア全体を西洋の植民地主義者から開放しようと、決意していた」という歴史学者レーリンク博士の主張の根拠の一つとなったものです。
 日本軍はインドネシアからオランダを追い払い、インドネシア国旗の掲揚と国家の斉唱を解禁しました(1944年9月)。翌年には、スカルノなどが独立宣言するのを助け、これを承認しました。
 あとに続いた独立戦争には、軍籍を離れた2000人の日本人(軍人と軍属)が最前列に立って戦い、半数の1000人がこの戦いで命を落としました。
 独立戦争は4年間続き、80万人のインドネシア人が殺されたところで、アメリカが間に入って、オランダに植民地放棄の代償として60億ドルを支払うという条件で、独立が承認されたのです。
 そして、もっとすごい条件が付いていました。それは、「アジア解放に殉じた日本」を消し去り、代わりに「残虐な侵略者日本」を残すこと。この2つの条件を、スカルノが呑んだので、独立が承認されたのです。日本を弱体化させようとしたのは、GHQではなく、それはアメリカをはじめとする連合国の国是ともいうべきものだったと言えます。
 こうして、ジャカルタに建てられた独立記念塔には、オランダ人の過酷な植民地支配の記録は一切なく、代わりに、日本軍が資源や労働力を搾取したことが記されることになりました。さらに独立の戦いも対英蘭軍ではなく、対日本軍の戦いに置き換えられているのです。
 かてて加えて、恩知らずにもスカルノは日本に戦時の蛮行の賠償を要求し、日本は国家予算の三分の一に当たる莫大な賠償金を支払うことになりました。
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安倍さんの攻防

総裁選直後から始まった、安倍さんへの攻撃は前稿にも書きましたが、その陰湿度をさらに増しながら、なおも続行中と言えるようです。
今日知ったばかりなのですが、NHKが明らかに意図的に映像に操作を加え、安倍さんの顔色を悪くしていたということが、YouTubeに報告されています。
ぼくも、どこの局だったか定かでないのですが、安倍さんの声のかすれがいっこうに取れないので、少し心配になっていました。
これもまた、音声への操作なのだそうです。
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新聞・テレビが伝えないTPPの詳細

安倍さんは、まもなく訪米しオバマと会談するそうです。テレビのコメンテーターは、お土産が必要ですといい、あたかもTPPをお土産の様に扱い、農業もこの際生まれ変わって競争力を付けないと駄目だと言ったりしています。
安倍さんは、国益にかなうものしか受け入れないと言っていますが、TPPというのはそんな生易しいものではないようです。
オバマは尖閣をカードとして、TPPを迫るようだし、中国は北朝鮮のミサイルをカードに尖閣問題への不介入をオバマに要求するという見え透いた稚拙な要求をしていますが、いづれにしろ安倍さんは苦しい交渉の局面にたっていると言えるようです。

ところで、ぼくたちはTPPの恐ろしさを、知っているのだろうか。知らされていないのだから、知らなくて当たり前なのである。
この頃になってようやく、TPPが農業だけではないということも報じられる様になってきたけれど、それが農業・製造業を含む24分野に及ぶものであることがさして強調されることはない。
詳しく列挙すると、全製造業、公共事業、サービス、衣料、医薬、銀行、保険、投資、法務、特許、会計、電力・ガス、宅配、電気通信、建設サービス、流通、高等教育、医療機器、航空輸送などの非関税障壁撤廃を目指すものなのである。
それは、日本固有の文化と伝統を破壊し尽くすものと言っても決して言い過ぎではない。
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自民党圧勝、そして思うこと

自民党が圧勝しました。まずは安心した次第。
ぼくは、日本は世界から見て普通の国になる必要があると思っています。日本を普通の国に出来るのは、安倍晋三以外にはないと思い始めていました。
ぼくも、この前の選挙では民主党が日本を変えてくれると思っていました。そんなことはないという人もいましたが、そんなことはない筈だと抗弁していたのです。
しかし時間が経つにつれ、弁護のしようがなくなるような事件が続発しました。そして、3.11が起こりました。
仙谷氏が、「自衛隊を暴力装置」と呼んで物議をかもした時も、あの頃の学生はみんなそう思っていたのだから、それはそれでいいのではないかと思ったりしたものでした。
ところが、中国漁船の体当たり事件が起こったとき、彼の取った行動や指示は、日本人としてあるまじきものに思えたのです。3.11での菅首相の行動も納得できるものではなかった。
その責任転嫁の態度は、<弁当屋の仙谷>や、<四列目の菅>を想起できるもので、人間を知るには、若い頃の行動を調べればいいという説を思い出しました。
考えてみれば、全共闘の学生の中には、日本人というより国際人という観念がより強い人もあり、そういう意味では、彼らはその頃から日本人ではなかったのではないか。
そういう人たちを多く含む民主党は、消えてもらう必要がある、などと過激なことを考える様になっていました。
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東京裁判~欺瞞の歴史構築の覚え書き~(1)

そのときから66年がたった今、極東国際軍事裁判いわゆる東京裁判が正しい裁判だったと唱えるような人は、ほぼいないといっていいのではないか。しかしそこで作られた虚偽ともでっち上げとも思える事柄は、あたかも真実のように戦後の日本人の心に深く染み付いてしまったかのようである。
ぼくは自分自身の問題として、その避けるべくもないまま刷り込まれ信じ込まされたマインドコントロールともいうべき状況を抜け出すために、東京裁判の実相を調べる必要があると思い至った。
そもそも戦争が裁判で裁かれるということは、この裁判まで人類史上なかった。1946年の東京裁判とその前年のニュルンベルグ裁判が最初のものであった。それまでもいくつもの戦争があったが、それを裁判の俎上に載せることはなかった。その理由は何か。
渡部昇一氏によれば、戦争とは論理的に解決できないときに、決闘によって勝敗を決めるという騎士道に基づく作法の延長と考えられ、それは中世の欧州において確立した。
中世の歴史を持たないまま成立したのがアメリカである。イギリスの落ちこぼれ(メイフラワー・サティアンとも呼べる)人たちが作った国がアメリカであり、南北戦争で、英国の援助を得た結果、南軍と呼ばれたアメリカ連合国(南部諸州)を完膚なきまでに破壊し、その指導者や軍人を復讐裁判で徹底的に糾弾した。そんな国がアメリカなのである。(この部分は倉山満「嘘だらけの日米近現代史」)
そうであって見れば、東京裁判が裁判というもっともらしい形をとった復讐劇であったことが、容易に理解できる。
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信州から高岡への旅で考えたこと

先日、山の後輩たちが古希を迎えたとのことで、信州で古希の同期会を開くとの連絡があって、家内ともども参加することにした。
この年代が一年生のときから、ぼくは山岳部の監督を務めていた。彼らが3年生になったとき、婚約中のいまの家内を連れて夏の横尾本谷合宿に参加した。このときに起こった傑作な出来事は、『続なんで山登るねん』の<夏の横尾本谷に迷いこんだとんだオジャマ虫>に書いた。
ちょうど10年前の還暦の同期会も、おなじ信州は飯森の上手舘だった。このスキー民宿の主人の久八さんは、ぼくたちのスキーの先生だったという因縁で、大変長い付き合いなのである。
この集まりには、ぼくをはじめ同期ではない上級生も何人か参加していた。
そのうちの一人の後輩と宴会の後での歓談のうちに議論になった。彼は少し特殊な人生を歩んだともいえる男で、大学での山登りを途中でやめ、医者になって日本を変えることに奔走した。〇核というセクトに属し活躍したのだが、夢かなわず北海道に渡り市民病院の副院長を務め終えた後、関西に戻ってきている。
今では、原発廃止運動に邁進しているという。関電の守衛ともみ合うのが生きがいという感じなのである。
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青山繁晴の「中国のたくらみ」

先の「中国のたくらみ」の稿にYouTubeへのリンクを載せました。
このYouTubeの動画は、アンカーの水曜日「青山繁晴のニュースdeズバリ」から抜粋したもので、尖閣での日・中の状況を解説したものでした。
半時間近くあるので、見通すのは大変だと言う意見や、この稿が尻切れとんぼだと言う指摘があったので、ここで要約することにしました。

中国海軍の軍艦7隻が接続水域を航行

この火曜日(2012.10.16)に中国艦船つまり軍艦7隻が初めての経路を取って尖閣に侵入したというニュースから青山さんの解説は始まります。官邸にも緊張が走りました。
なぜなら、その経路がこれまで何度となく取られていた沖縄・宮古島の間と違い、与那国島と日本ではほとんど知られていない小島・仲ノ神島の間を通って魚釣島を真っすぐに目指すものだったからです。
与那国島とほとんど無名の小島・仲ノ神島の間はきわめて狭く、そこへ向かって北上するということは、この地域を中国海軍が知り尽くしていることを意味しています。
そして、その先には尖閣がある。というわけで、官邸も緊張し興奮して情報収集に駆け回ったと思われるのだそうです。
ところが、案に相違して、中国の軍艦は尖閣のかなり手前ですっと取舵を切り、左にそれて接続水域の外に出ていったのです。

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<中国のたくらみ>。尖閣はどうなるのだろう

尖閣、尖閣と騒がしかったマスメディアも少々静かになったようです。
でも、中国の公船は頻繁に現れているようですし、報道されないだけで、緊張は依然として続いています。
北方領土、竹島、尖閣諸島などの領土問題は、このごろになってようやく国民の意識に上ってきたようです。ぼくが、北方領土といい北方4島といわないのは、北方領土は4島だけではなく、南樺太もロシアに略奪されたと考えているからです。南樺太は、日露戦争の後のポーツマス講和条約(1905年)によって、日本に割譲されていましたから、4島と同じく日本の領土だったのです。
領土問題は、そんなに簡単に外交や話し合いによって決着する問題ではありません。それは相手国の態度を見ておれば単純明快に判ることです。
尖閣を、北方領土や竹島と同じように領土問題と考えるのはよろしくない、尖閣に関しては領海問題と考えるべきだと思っています。
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『言志』購読のすすめ

人の真価というか正体というのは、普通の時にはなかなか見えないもののようで、危機のとき非常時にはっきりと見えるのではないかと思います。何度か山の世界でそういう経験をしてこの認識にはかなり自信を持っています。
こうしたことは、こと人間に関してのみではなく、国や政府にも同じことだと気がついたのは、ベルリンの壁崩壊や9.11などで気付き始め、決定的になったのは3.11でした。
今に始まったことではないにしろ、マスメディアは全く信用がならないと改めて思い始め、その金太郎飴のような各社の報道にどんどん興味を失ってきました。それと平行して数年前からネット上のメディアに興味がわいて来て、特に桜チャンネルが面白くなってきた。
かつては、きわめて特殊な右翼の発表の場と思っていたのですが、番組が変わったのかぼくの頭が変わったのか、多分前者だと思うのですが、とてもまともであると思えて来ました。
そうなるに従って、マスコミに対する認識はどんどん低下し、ほんとのマスゴミという表現が当たっていると思えて来ました。
三橋貴明氏の指摘を待つまでもなく、普通の企業であれば、たとえば「赤福餅」の例を見るまでもなく、ひどい失策や社会的な害に対しては、それ相応の社会的処罰を受けるのが常識であるにもかかわらず、新聞・テレビは全く別の世界とされているかのようです。
そんな憤りを感じるとともに、桜チャンネルを熱心に視聴する様になりました。
最近、桜チャンネルをプロデュースする日本文化チャンネル桜から「言志」という電子マガジンが、〜日本を主語とする電子言論マガジン〜と銘打って発刊されました。
月刊で、一部380円。早速ダウンロードして読んでみましたが、面白い。
A4で300ページ近くあり、週刊誌たとえば『週刊現代』は170ページで370円だから大変安いといえます。それに、広告もないし内容は充実していますから、実質は5倍くらいあるようにぼくは感じています。
なので、少々紹介してみることにしましょう。
まず、創刊号の表紙はこんなのでした。
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