安倍晋三元首相の暗殺

その時ぼくは、東京駅にいました。
翌9日土曜日に宮城県の丸森町の熱中教室での授業に赴く途中で、東北新幹線を待っている時でした。
一瞬耳を疑うこのニュースをiPhoneを手に駆け寄ってきた家内から告げられた時、咄嗟に思い浮かんだのはケネディーの暗殺事件でした。それはぼくたちの結婚式の前日に起こったことでした。
安倍さん(と呼ばせてもらいます)はケネディーと並べてもおかしくないくらいの世界に影響力を持った政治家だったと言えます。
日本には彼ほどの世界的な政治家はいませんでした。
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幽明界を異にしたセキタとハヤシドクター

少し前のことだったが、ほとんど音信不通だったバンコックにいる教え子が、電話してきた。
なんのことかと思ったら、ずっとセンセのブログの更新がないので、心配になりましたという。
確かにとんでもなく長く書いていないと気づいた。

昨年暮れに関田が亡くなった。
すぐに『葉巻のけむり』に書き始めたのだが、十数行書いて思いとどまった。その記述はあまりにも冷静なものではなかった。これはいかん。少し時間を置く必要がある。そう思っているうちに年があけた。
すると今度はドクターのタカヒコが後を追うようになくたった。彼とは2ヶ月ごとに会っていて、暮れに会ったときには、「2月まではもたんやろな」と言うので、そんなことないと思うで、と返した会話が最後となった。
これで、ブログの執筆はまた延びることになった。
そうこうしているうちにウクライナの侵略が始まった。近平がおんなじことをすぐにやるとは思えないけれど、これを一つのシミュレーションとして見ている可能性がある。とすれば、経緯や思惑はどうあれ、プーチンには絶対に勝たしてはならない。近平に変な手出しをしてはやばいと思わせる必要がある。さもないと日本が危ない。
そう思って、推移を追い続けているうちにどんどん日が経ってしまったと言うわけである。
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ランチア・イプシロンのこと

ランチア・イプシロン

先月に10数年近く乗っていたランチアのイプシロンが突然動かなくなった。ランチアというのは、イタリアの名車で、ヘミングウェイの愛車だった。
白洲次郎が結婚したときに、父親の文平氏が新婦の白州文子にお祝いとして贈ったのはランチアだった。
昔、ローマからの帰り、空港の近くのペンションで車を呼んでもらったら、いわゆる白タクがやってきた。ローマの道というのは、ご存知のように石を敷き詰めた道である。そのガタガタ道をなんともスムーズに走る車に驚いて、思わず運転手に「これなんという車?」と尋ねた。
運転手は、そんなことも知らんのかと馬鹿にしたような顔をして「ランチアだよ」と答えた。これがぼくとランチアとの出会いだった。

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管首相の総裁選不出馬の表明

 世界的にコロナ禍が収まりを見せない中、我が国では、オリンピック・パラリンピックを無事やり遂げ、次期政権へ向かう総裁選挙が注目されていました。
 そんな時、ほとんどの人が全く予期しなかったことが起こりました。菅首相の総裁選不出馬の表明でした。多く人が驚いたのですが、もっとも意表を突かれたのは野党の人たちではなかったかと思われます。
 チャイナのエージェントを多く抱える彼らは、この10年間ほとんどチャイナの意向に沿った行動を続けてきました。 続きを読む

一億総マスクで一億総仏頂面か

 先日、NHKテレビで面白い番組を見ました。有名な「ガッテン」です。日本人が十人中十人と言っていいくらいみんながマスクを着けるようになってから一年以上が経ちます。そこに起こってきた問題を指摘する番組でした。まず一つの実験が行われます。被検者にマスクを着けさせ30分間座っていてもらいます。ところがこのマスクが特製のもので、ちょうど口の辺りだけが透明になっていて中を見ることができるのです。
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しばらく休止状態で大変失礼

 この「葉巻のけむり」、しばらく休止状態になっていました。
 コロナ禍がなかなか収まらない中、オリンピックが開かれ、どうもブログを書く気分にならなかったんです。
 ようやくその気になって、愛機の PowerBook を開いたところOSが立ち上がりません。新しい PowerBook では、ふたを開くとアップルマークが出て自動的にBigSurが起動するのですが、画面は真っ黒のままでした。サポートに聞くと修理が必要なので送ってくださいとのことでした。
 翌日取りに来た宅急便で送りました。一週間から10日くらい必要とのことでしたが、意外に早く4日ほどで帰ってきました。 続きを読む

暴露された「コロナウィルス発生源は武漢研究所」

 オリンピックの開催が1ヶ月を切りました。この世界の大イベントを潰そうとする勢力の一翼を担うメディアもここに至って少々その趣を変えつつある様に見えます。
 パンデミックを引き起こしているこのコロナ禍は、日本ではインフルエンザに過ぎないと早くから考えていたぼくにとっては、今のさざなみ状態の継続は少し予想外ではあります。それは気温が上がれば収束に向かうはずです。そうでないのは、気温が低い状況が続いているからなんだろうか。まあ夏になって暑くなればおそらく収束するだろう。大和民族とは異なる外国人の参加を止めたり、観客数一万の上限を設けたりと万全の対策を講じてのオリンピックは問題なくやり遂げることができるだろうと思っています。
 オリンピック開催で盛り上がった日本は、この落ち込んだ空気を払い除けることができると期待し、心待ちにする日本国民の一人です 続きを読む

この異様なコロナ騒ぎ

ずいぶん長い間、このブログの書き込みから遠ざかってきました。書きたいことは山ほどあるのですが、なぜかためらいが生じてしまうのです。どうして何だろうと考えてみました。問題はコロナです。当初からずっと気になって仕方なかったのです。
ぼくの考えはどうも世間一般とあまりにかけ離れていると感じていたのです。あっという間に、マスクの顔がふえ、いまや一億総マスクという有様になってしまっています。何だか不気味な感じがしています。
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ウィグル人の悲痛な叫び

クリスタン・エズズ(日本ウィグル協会理事)1984年、中国・新疆ウィグル自治区(東トルキスタン)、クチャ生まれ。2005年来日し、2018年に日本国籍を取得。現在は仕事や子育てをしながら、ウィグル人の人権を回復させるための活動に精力的に取り組んでいる。

 今日本中であるいは世界中で、ジェノサイドだジェノサイドじゃないなどと議論している間に、ウィグルではまずフランスの中国大使館が発表した2018年の数字によると、1218万人だよと2020年にはフランスの大使館は1100万人だと言っていると、ウィグル研究家が明らかにしています。

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